僕が見たかった青空が激動の2025年を総決算、後悔や困難を乗り越え次のステージへ

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僕が見たかった青空のワンマンライブ「BOKUAO青春納め2025」が、12月28日に東京・立川ステージガーデンで開催された。

僕が見たかった青空(撮影:斉藤明)

僕が見たかった青空(撮影:斉藤明)

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「BOKUAO青春納め2025」は、僕が見たかった青空にとって2025年を締めくくる同年最後のライブ。2024年は急きょ無観客での開催となったが、今回は有観客での実施が実現し、僕青は2025年にリリースした楽曲を中心に全22曲を届けた。また、2025年でグループを卒業し、1月の握手会イベントへの参加をもって活動を終える持永真奈にとっては本公演が最後のステージとなり、アンコールでは持永がファンに向けて手紙を読み上げるひと幕も。初の全国ツアー開催やCD初週売上10万枚突破といった着実な躍進の一方で、初のメンバー卒業や活動休止も経験した、僕青の2025年。激動の1年を振り返りながら、彼女たちは総決算となるステージを繰り広げた。

強化合宿に初全国ツアー…グループ力を高めた「恋は倍速」

長谷川稀未と持永による影アナに続き、会場ロビーからの中継でライブがスタート。青空組、雲組がそれぞれ意気込みを届けたのち、メンバーがステージに登場すると、オープニングナンバー「青空ディスコティック」で会場はあっという間にダンスフロアへと変貌する。会場がグループカラーである青色のサイリウムで染まる中、続く「恋は倍速」でライブの勢いはさらに加速。ユニット曲「臆病なカラス」では、杉浦英恋、早﨑すずき、持永、八木仁愛、吉本此那がクールなパフォーマンスで観客を惹き付け、続く「キッシュ・ラブ」では一転、安納蒼衣、金澤亜美、工藤唯愛の3人がゆるふわな空気感で観客を和ませた。ポップナンバー「青春の旅人よ」まで5曲を畳みかけたのち、これがラストステージとなる持永は「まだ全然実感は湧かないんですけど、今まで積み重ねてきたものを全部ぶつけて、一緒に思いっきり楽しんでいきましょう!」と明るく呼びかけた。

「青空ディスコティック」パフォーマンスの様子。(撮影:斉藤明)

「青空ディスコティック」パフォーマンスの様子。(撮影:斉藤明) [高画質で見る]

グループにとって2025年最後のライブとなる本公演では、各ブロックの合間に1年を振り返るトークパートも用意。冒頭の5曲が、3月にリリースされた5thシングル「恋は倍速」の収録曲で構成されていたことから、ここでは5枚目シングル期間の思い出をテーマにトークが展開された。萩原心花が「とにかく記憶からなくしたい」と振り返った過酷な強化合宿をはじめ、全国ツアーでのエピソードなどが次々と語られた。

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サマーチューン連発!夏を彩った「視線のラブレター」

デビューシングルから5作連続でメインメンバーを務めてきた八木に代わり、杉浦が初めてメインメンバーを担当したことでもファンの間で話題を集めた6thシングル曲「視線のラブレター」で、次のブロックがスタート。同シングルの収録曲が立て続けに披露され、「虹を架けよう」では工藤唯愛と八重樫美伊咲を中心に、雲組メンバーがポップな笑顔を弾けさせた。岩本理瑚、金澤、須永心海、早﨑、柳堀花怜の5人による、ルーレットをイメージした振付がキュートなユニット曲「偶然ルーレット」や、ファンが熱い拳を頭上に突き上げる景色が会場いっぱいに広がった「残り時間」など、夏シングルの収録曲らしい熱量の高いステージが続く。「あの頃のトライベッカ」では客席での撮影が許可され、ファンはスマートフォンを手に、僕青のパフォーマンスを楽しんだ。

次のトークパートでは6枚目シングル期間の振り返りが行われ、主演舞台「夏霞~NATSUGASUMI 2025~」や、浴衣衣装で開催した夏祭りイベントの思い出などが語られた。シングル「視線のラブレター」でグループ初となるCD初週売上10万枚突破を達成したことについて、表題曲のメインメンバーを務めた杉浦は「私が何かしたわけではないですし、1枚目から5枚目まで仁愛ちゃんが引っ張ってきてくれた分もあるし……」と謙虚にコメント。「これからも皆さんにたくさんうれしいご報告ができるようにがんばっていきたいと、改めて思いました」と心境を明かした。また、TBS系の人気番組「SASUKE」での活躍も目覚ましい岩本は、“SASUKE愛”あふれるトークを展開。「グループの6枚目期間に私情を入れてもらうのやめてもらっていいですか」と西森杏弥から冷静なツッコミが入る場面もあり、会場の笑いを誘った。

そして、副リーダーの柳堀花怜から、全14公演におよぶ全国ツアーの開催が発表されると、会場は大きな歓声と拍手で包まれる。前回のツアーでは体調不良により万全の状態で臨めなかったという秋田莉杏は「2026年はちゃんと鍛えてから挑みたいと思います! がんばります!」と力強く意気込みを語った。

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坂道AKBカバー、再び

僕青のクールな一面をのぞかせる「暗闇の哲学者」から、ライブは中盤戦へ。8月に開催されたデビュー2周年記念ワンマンライブで初披露され、大きな注目を浴びた坂道AKBのカバー「誰のことを一番 愛してる?」を再演し、彼女たちはオーディエンスを喜ばせる。メインメンバーの八木をはじめ、各メンバーが楽曲の世界観に深く入り込み、アイドルとして、そして表現者としての大きな成長を印象付けた。続いて、忘れられない初恋をポップに歌い上げる「初めて好きになった人」へ。僕青の振り幅の広さを感じさせるパフォーマンスが展開された。

ライブレポート

見つけてしまった…フェアリーたちが会場をメロメロに

12月にリリースされたばかりの7thシングル「あれはフェアリー」をフィーチャーしたブロックに先立ち、同シングル期間を振り返るトークコーナーが行われた。本作で初めてメインメンバーを務めた金澤は「不安も大きかったんですけど、メンバーやファンの方の優しさ、温かさを改めて感じられた期間だったと思います」とコメント。このシングルで初選抜入りを果たした長谷川は「初めての青空組での活動は戸惑うことも多かったんですが、ファンの皆さんの前向きな言葉に助けられて楽しく活動できました」とファンに感謝し、「自分の力でできることはすべてやれたかなと思っています。新しい学びがたくさんあった期間だったので、これからに生かしていけるようがんばります」と晴れやかな表情で語った。さらに金澤の写真集発売決定といったうれしい話題が続く中、岩本はここでも「SASUKE」トークを展開。そのガチすぎる“SASUKE愛”に、会場は和やかな空気に包まれた。

「あれはフェアリー」のメインメンバーを務める金澤亜美。(撮影:斉藤明)

「あれはフェアリー」のメインメンバーを務める金澤亜美。(撮影:斉藤明) [高画質で見る]

そんな楽しげなムードを打ち破るように、臼と杵を手に法被姿という、某お笑い芸人を思わせる出で立ちで伊藤ゆずと工藤が登場。ここからは「僕青やっちまったグランプリ2025」と題した企画が行われ、各メンバーが2025年に“やっちまった”出来事を懺悔していくことに。結果、クリスマスイベントで振りを盛大に間違えた須永が、この不名誉なグランプリに輝いた。

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そんなコーナーでファンを楽しませた僕青は、八木のソロ楽曲「This is heaven!」でパフォーマンスを再開。グループにとって初のソロ楽曲となったこのナンバーを、八木は確かな歌唱とダンスで届けた。卒業シーズンを描いた青春ソング「カイロに月」へと続き、切なく甘酸っぱい片思いを歌った「あれはフェアリー」では、金澤が“フェアリーハート”と名付けられたハートポーズから始まるパフォーマンスで会場を魅了。楽曲の世界観を体現する“フェアリー感”で、観客の視線を釘付けにした。

“フェアリーハート”を作る金澤亜美と青空組メンバー。(撮影:斉藤明)

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「続いての曲は、私たちの強い意志や思いがこもった熱い曲になっています。私たちは、私たち自身と皆さんを信じて、いつだって会場を熱くしたいし、全力を超えていきたいと思っています。ここからまた、未来を刻んでいきましょう」という八木の言葉を経て披露されたのは「反響のティッピングポイント」。僕青史上最もハードなロックチューンとも言えるこの曲では、メンバーによるヘッドバンギングが炸裂し、続く「君と見た空は」では爽快感あふれるギターロックサウンドが会場にさわやかな風を吹き込んだ。

「反響のティッピングポイント」パフォーマンスの様子。(撮影:斉藤明)

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2026年は“試される年”に

最後の1曲を前に、リーダーの塩釜菜那は僕青にとって“勝負の年”だったという2025年を振り返る。数々の後悔や困難があった一方で、そうした思いさえ忘れられるライブという空間が一番好きだと明かした。そして来る2026年については「試される年になるんじゃないかなって思ってます」と語り、「試されるってけっこうきついと思うんですよ。人に評価されるってことですから。でも、完璧な人にならなくていいし、強くならなくていいんじゃないかなって私は思ってます」と続ける。さらに彼女は「人は未完成だからこそ、愛おしくて、大好きな存在になれるんじゃないかなと思ってます。だから、みんな完璧じゃなくていいし、強くならなくていい」とメンバーに語りかけ、「でも大切にしないといけないことはあって、それは一生懸命さとまっすぐさだと思ってます」と言葉を重ねる。ファンに向けては「2026年は、皆さんとのこうした居場所があり続けられるように、まっすぐ一生懸命がんばっていきますので、ぜひ2026年の僕青もよろしくお願いします」と力強く呼びかけた。

「君と見た空は」パフォーマンスの様子。(撮影:斉藤明)

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そんなリーダーの言葉を受け、グループ結成3周年を記念したライブ「結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026」が、6月20日に山梨・河口湖ステラシアターで開催されることが明かされると、会場はこの日一番の歓声に包まれた。山梨は彼女たちがこれまでに2度の合宿を行ってきた、僕青にとっての“始まりの地”。同地でのワンマン開催について宮腰友里亜は「天気がいいと富士山がバックで見えるらしくて、それがすごく楽しみですし、ここにいる皆さん全員に、ぜひ来てほしいなって思います」と見どころをアピールした。全国ツアーと周年ライブの成功を願っただるまの目入れを挟み、彼女たちはライブ本編の最後に「好きになりなさい」をフレッシュに届けた。

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持永がラストスピーチ「私は僕青が大好き」

アンコールでは、ステージに1人登場した持永が、思いをしたためた手紙を読み上げた。約2年半にわたり苦楽をともにしてきたメンバーへ感謝の思いを伝え、「私は僕青が大好きです。このグループで過ごせた時間は、私にとってかけがえのない宝物になりました」と語り、客席に向かって深く一礼。観客から温かい拍手が送られた。そんなエモーショナルな空気の中、21人はそれぞれの思いを胸に「あの日 僕たちは泣いていた」をパフォーマンス。デビュー曲「青空について考える」では会場に大合唱が生まれ、その光景をメンバーたちは愛おしそうな表情で見渡した。

手紙を読み上げる持永真奈。(撮影:斉藤明)

手紙を読み上げる持永真奈。(撮影:斉藤明) [高画質で見る]

持永の手紙を受けて、塩釜は時折涙で言葉を詰まらせながら持永への思いを語り、日本のアイドル業界を盛り上げたいという持永が掲げていた目標を、自分たちが背負っていくと宣言。最後は「これから楽しい日もあると思うから、思いっきり楽しんで、たくさん幸せになってください」と語り、仲間の背中を優しく押した。

そして、ラストにはアカペラを交えたアレンジで「炭酸のせいじゃない」を届けた僕青。美しく丁寧なハーモニーとともに、2025年の“青春納め”を締めくくった。すべてのパフォーマンスを終え、メンバーは持永とハグを交わし、ステージをあとにしていく。公演中は笑顔を見せていた持永も、最後は涙を浮かべながらステージを去っていった。

「炭酸のせいじゃない」パフォーマンスの様子。(撮影:斉藤明)

「炭酸のせいじゃない」パフォーマンスの様子。(撮影:斉藤明) [高画質で見る]

なお僕青のYouTube公式チャンネルでは、本公演で撮影された「This is heaven!」のライブ映像に加え、塩釜に「青空野外」の開催がサプライズ発表された際の様子を収めた映像が公開されている。

僕が見たかった青空 /「This is heaven !」(2025.12.28 BOKUAO青春納め2025)

結成3周年記念 僕が観たかった『青空野外』ライブ2026 発表の様子

セットリスト

僕が見たかった青空「BOKUAO青春納め2025」2025年12月28日 立川ステージガーデン

01. 青空ディスコティック
02. 恋は倍速
03. 臆病なカラス
04. キッシュ・ラブ
05. 青春の旅人よ
06. 視線のラブレター
07. 虹を架けよう
08. 偶然ルーレット
09. 残り時間
10. あの頃のトライベッカ
11. 暗闇の哲学者
12. 誰のことを一番 愛してる?
13. 初めて好きになった人
14. This is heaven!
15. カイロに月
16. あれはフェアリー
17. 反響のティッピングポイント
18. 君と見た空は
19. 好きになりなさい
<アンコール>
20. あの日 僕たちは泣いていた
21. 青空について考える
22. 炭酸のせいじゃない

僕が見たかった青空 全国ツアー2026 春

2026年3月29日(日)東京都 KANDA SQUARE HALL
[1部]OPEN 13:30 / START 14:30
[2部]OPEN 17:00 / START 18:00

2026年4月4日(土)宮城県 仙台PIT
[1部]OPEN 13:30 / START 14:30
[2部]OPEN 17:00 / START 18:00

2026年4月11日(土)福岡県 福岡トヨタホールスカラエスパシオ
[1部]OPEN 13:30 / START 14:30
[2部]OPEN 17:00 / START 18:00

2026年4月12日(日)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
[1部]OPEN 13:30 / START 14:30
[2部]OPEN 17:00 / START 18:00

2026年4月25日(土)東京都 Zepp Shinjuku(TOKYO)
[1部]OPEN 13:30 / START 14:30
[2部]OPEN 17:00 / START 18:00

2026年5月2日(土)大阪府 GORILLA HALL OSAKA
[1部]OPEN 13:30 / START 14:30
[2部]OPEN 17:00 / START 18:00

2026年5月9日(土)愛知県 DIAMOND HALL
[1部]OPEN 13:30 / START 14:30
[2部]OPEN 17:00 / START 18:00

結成3周年記念 僕が観たかった「青空野外」ライブ2026

2026年6月20日(土)山梨県 河口湖ステラシアター

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Eugene IRADUKUNDA @EugeneIradukund

@natalie_mu #僕が見たかった青空 #BOKUAO青春納め2025

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