アイドルによる大喜利イベント「おもカワ2025~アイドル大喜利シングルトーナメント~」が10月31日に東京・座・高円寺2にて開催され、希山愛(
「おもカワ2025」開幕
「おもカワ」は、“面白さ”と“かわいさ”を融合させた、ナタリー発の大喜利イベント。5回目の開催となる今回も各グループからの選抜メンバーが1対1のシングルトーナメント形式で対戦した。各プレイヤーが2問のお題に対して面白い回答またはかわいい回答を発表。どちらがより“おもカワ”にふさわしいかを、構成・演出を務める
まずは対戦カードを決定する抽選からスタート。その結果、第1試合が鍛治島 vs 安藤、第2試合がハナエ vs 里仲、第3試合がminan vs 小島、第4試合が希山 vs 北川に決定した。純いわく甲子園の常連校・智弁和歌山高校並みの出場数だという鍛治島は、トップバッターを引いたことに「昨日心の準備をしたのでもうちょっと猶予がほしかったな」と残念がる。2戦目はクロちゃん(安田大サーカス)がプロデューサーを務める豆柴の大群所属のハナエと、クロちゃんが推していたというTask have Fun所属の里仲による“クロちゃん対決”、3戦目は優勝経験者同士の対決に。第4試合での出場が決まった前回王者・希山は「もう今、心臓が動いてるんですけど……」と至極当然の発言を繰り出し、試合前から会場に大きな笑いを起こした。
鍛治島彩(アップアップガールズ(2))vs 安藤楓(Devil ANTHEM.)
1回戦は「おもカワ」常連の鍛治島と大喜利初挑戦の安藤による対決でスタート。鍛治島は安定した回答を次々と繰り出し、その経験値の高さを見せつける。一方の安藤は「アイドルがSNSに投稿した自撮りが大バズり! 何が写り込んでいた?」というお題に対して「鼻毛」というストレートすぎる答えや、「サッカー観戦中のパパ」という意味深な回答を出してインパクトを残した。審査の結果2-1で鍛治島が勝利。悲願の優勝に向けて一歩前進した彼女は「ピンチヒッターで優勝したらカッコいいですよね!」と語り、一方の安藤は「くやしい~!」と、悔しがり方でも“カワ”な姿を見せた。
ハナエモンスター(豆柴の大群)vs 里仲菜月(Task have Fun)
ハナエと里仲による第2試合は、強烈な“殴り合い”で幕開け。「『今やろうと思ってたのに!!』とお母さんに言い返す娘。何をやろうとしていた?」というお題にハナエが「納税」、里仲が「今日のチェキの売上計算」という好回答を出し、火花を散らす。2問目「UFOが地球から持ち帰ろうとしていた意外なものとは?」では、里仲が矢印を書いたフリップに合わせて「私!」とかわいく答える。その流れに乗ってハナエが「里仲さん!」と答えて流れを引き寄せようと試みるも、里仲は純や観客にも矢印フリップを向けて「しずる!」「お前!」とやりたい放題。アイドルならではのかわいさを見せつつ大喜利のセオリーを破壊した里仲が、その勢いのまま勝利を物にした。
minan(lyrical school)vs 小島はな(AMEFURASSHI)
続くminanと小島の対決は、さすがはチャンピオン同士という激戦に。「アイドル大好き赤ちゃんが泣いています。何をしてあげると泣き止む?」というお題に、小島が「ほら、そこ見て。は~い、有能な運営だよ」、minanが「大丈夫大丈夫、今年のTIFは涼しい時期に開催だよ」と回答し、どちらも爆笑と拍手をかっさらった。続くお題「空欄を埋めてください。『うわぁ、〇〇が生クリームまみれー!』」では、小島が「ちょっと前に不祥事を起こしたアイドルの顔面が生クリームまみれ」という回答で会場を揺らし、1答1答で着実に笑いを起こした彼女が勝利。惜敗を喫したminanは「もうちょっとやりたかったな、大喜利」と悔しさをあらわにし、純に「あんまり聞いたことないですけどね、アイドルで」とツッコまれた。
希山愛(ばってん少女隊)vs 北川未奈(アップアップガールズ(仮))
1回戦のラストを飾ったのは希山と北川。1問目のお題「あったら嬉しいナタリー、何ナタリー?」では、「明日天気になっタリー」というかわいく素っ頓狂な希山らしさ炸裂の答えが繰り出される。さらに「お金持ちにもなっタリー」という被せも決まり、会場が希山色に。「誰もが知ってることをかわいくもったいぶりながら、こっそり教えてください」という2問目では、北川も「消しゴムはこすると消えるよ♡」「砂糖は虫歯につながるよ♡」とかわいく答えて好戦するも、1問目で大きなインパクトを残した希山にはわずかに及ばす。試合後に北川は「私実は、アイドルになる前に希山さんとチェキを撮ったことがあるんですよ」と告白し、大喜利対決という思わぬ場での再会への喜びを明かした。
決勝へと駒を進めたのは
鍛治島 vs 里仲、小島 vs 希山という「おもカワ」出場経験者同士の対決になった準決勝。第1試合では、1回戦の勝利で自信を付けた里仲が“おも”と“カワ”をたくみに使い分け、猛スピードで答えを連発する。“おも”で来るかと思えば“カワ”で来る、“カワ”で来るかと思えば“おも”で来る、予測不能なプレイスタイルで場の空気を支配した彼女が見事勝利。「マジでウケる」という率直すぎる感想を残し、決勝へと駒を進めた。スターダストプロモーション所属の2人による対決となった第2試合は、「会場の皆さんと記念撮影。アイドル『では、皆さん〇〇のポーズでお願いします』」という空欄お題に「皆さん知ってますよ。他推しと撮ったあのポーズをしてください」というアイドルの本音を垣間見せた答えを出して爆笑を起こした小島、いつも通りマイペースに好回答を出していく希山による大接戦。その結果、小島が前回王者の希山を破り、決勝への切符をもぎ取った。
激闘の末に……
決勝は破竹の勢いで強敵をなぎ倒してきた里仲と、着実に“おも”な答えを残してきた小島による対決。里仲は相変わらずの乱打で空気をかき乱すも、小島は自身のフォームを一切崩すことなくその大喜利強者っぷりを堂々と見せつけていく。動物たちによるバンドのイラストを使った「このバンドと対バンした時の思い出を教えてください」というお題に、「私は違うと思うんだけどね、ライバルバンドにウルフルズを挙げてるらしい」「MCのNGワードあるんだけど、『キティ』だって」という回答を出し、連続で爆笑を巻き起こした。決勝にふさわしい激戦の末、2-1で小島が優勝に返り咲き。“おも”一直線のストロングスタイルな大喜利で2度目の戴冠を果たした小島は、「2回も優勝させてもらえるなんて思ってもいなかったんで、ハロパ断ってきてよかったです」と語り、ハロウィンパーティよりも大喜利を優先したという大喜利熱の強さを覗かせた。さらに音楽ナタリー賞が北川、せきしろ賞がハナエ、バッファロー吾郎A賞が希山に贈られ、たくさんの「おもカワ」スターの誕生とともにイベントの幕が下ろされた。
なお本イベントのアーカイブ映像の視聴チケットは、11月24日23:59までTIGETにて販売中。特典として対戦後のコメント、各出場者の回答中の様子を捉えた個別カメラ映像も収められている。詳細はTIGETの販売ページで確認を。
里仲菜月 @Task_Natsuki
おもカワ!
使えそうな画像がたくさん!!!! https://t.co/tA8QJLLpgO