アップアップガールズ(2)インタビュー|新メンバー3人加入でパワーアップ!大一番Zeppワンマンに臨む7人を直撃

アップアップガールズ(2)に新メンバーとして、兵頭美波、今田花琳、藤永みれいの3名が加入した。新メンバーは、さる11月30日に東京・LIQUIDROOMで行われたライブイベント「アップアップガールズ(フェス)2025」の中でお披露目された(参照:熱さと驚きに満ちた「アプガフェス2025」終幕、(2)新メンバーお披露目も)。グループに新メンバーが加入するのは約6年ぶり。7人になった新生アップアップガールズ(2)は、12月29日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でワンマンライブ「にきちゃん大勝負っ!! in Zepp DiverCity(TOKYO)」に臨む。年末の大一番を乗り越えて、勝負の2026年へ。気合十分の7人に話を聞いた。

取材・文 / 土屋恵介撮影 / はぎひさこ

憧れは道重さゆみ、カワイイもの大好き!兵頭美波(赤色担当)

──昨日、アップアップガールズ(2)に新メンバーが加入しました(※インタビューは新メンバー発表翌日に実施)。

高萩千夏 はい! にきちゃん(アップアップガールズ(2)の愛称)は9月からオーディションを実施して、昨日の「アプガフェス」で新メンバーをお披露目させていただきました。

アップアップガールズ(2)

アップアップガールズ(2)

──さっそくですが、新メンバーの皆さんの自己紹介をお願いします。アイドルに興味を持ったきっかけ、アップアップガールズ(2)のオーディションに応募した理由などを聞かせてください。

兵頭美波 赤色担当の兵頭美波です。私は小さい頃からかわいいものやアニメの「きらりん☆レボリューション」「オシャレ魔女♥ラブandベリー」とかが大好きで、自然とアイドルが好きになったんです。ハロプロ(ハロー!プロジェクト)さんやAKB48さん、昭和のアイドルさんとか、いろんなアイドルをチェックするようになって、アイドルに憧れ続けてオーディションをたくさん受けてきました。でも、なかなか夢を叶えることができず、気持ちを切り替えて大学卒業後にアパレルの企業に就職したんです。一生懸命働いてたんですけど、今年の8月14日に私の憧れの道重さゆみさんがZepp DiverCityのライブで引退されて、その姿を見たときに、自分も人に夢や希望を与える側になりたいんだなと改めて思って。にきちゃんは、楽曲やグループが歩んできた歴史に惹かれていたんです。そしたら、ちょうど1カ月後の9月14日にオーディションが始まって、最後にもう1回だけチャレンジしたいと思って応募しました。

一同 (拍手)

兵頭 昨日ステージで加入発表させていただいたときに、あきらめなければ夢は叶うんだなって本当に思いました。ようやくスタート地点に立てたので、大きな夢を描き続けて、その夢をどんどん叶えていきたいです。

兵頭美波

兵頭美波

──ちなみにアップアップガールズ(2)の好きな曲は?

兵頭 「Be lonely together」「セメテセメテ」「ブルースカイブルース」、ちょっと切ない「シーユーだけ。」とか、あとデビューシングルの「二の足Dancing」も! 結局、全部好きです(笑)。

鍛治島彩 (小声で)ガチで聴いてる人だ。うれしいわー。

──自分の武器はなんだと思いますか?

兵頭 ブレない気持ちです。芯の強さと……あと、ちょっと顔がかわいいところです(笑)。

一同 おー!(拍手)

──目指すアイドル像は?

兵頭 私が好きなアイドルさんは、その人の個性や世界観が明確にある方ばかりなんです。でもその方々を真似るのではなく、私も自分にしかない個性を見つけて自分の世界を確立して、そこを好きになってくださる方が増えていったらいいなと思っています。

マネージャーから転身、特技は一輪車!今田花琳(黄色担当)

──次は今田さんお願いします。

今田花琳 静岡県出身、黄色担当の今田花琳です。私は、お父さんがバザーで買ってくれた一輪車にハマり、小学3年生から一輪車競技をやってたんです。大会に出たり、ずっと競技中心の生活を送ってきました。

今田花琳

今田花琳

──一輪車競技というのがあるんですね。

今田 はい。一輪車競技は「陸上のフィギュアスケート」と呼ばれていて、音楽に乗って振付を踊りながら技を競い合うんです。

島崎友莉亜 そうなんだ!

新倉愛海 全然知らなかった。

今田 一時期は世界大会を目指していて、フランスに1カ月くらい滞在する予定で、それを考慮して学校を転校したんです。でも、コロナウイルスの影響で大会が中止になってしまい。すごく落ち込んでいたとき、偶然同じ日に転校してきたのがfishbowlの大白桃子ちゃんだったんです。

──なんと!

今田 それで彼女と親友になったんです。そこからfishbowlさんのライブを観に行くようになり、桃子ちゃんが一生懸命がんばってる姿に心を動かされて、私もアイドルを目指したいと思い始めました。それまで一輪車で音楽を表現してきたけど、歌やダンスを通じて音楽の魅力を伝えたいなって。その後、たくさんオーディションを受けて、合格して上京したんですけど、入ったグループは早々に終了してしまい。そのあとアイドルのマネージャーをやりながら、違う事務所のアイドルのオーディションを受けたりしてました。アイドルを支える側なのにオーディションを受けている自分に対する葛藤もあったんですけど、どうしても夢をあきらめきれなくて……。

──このオーディションを受けたきっかけは?

今田 にきちゃんは、つんく♂さんやヤマモトショウさんが楽曲提供されていたり、最初は曲がきっかけで興味を持ちました。あとマネージャー時代に、対バンでステージを観させていただくことが多くて、パフォーマンスの熱さにすごく惹かれていたんです。それと、今までのアプガグループのオーディション映像を観て、皆さんががんばってる姿に心動かされて……(涙がこぼれる)、私もにきちゃんでがんばりたいと思ってオーディションに応募させていただきました。

一同 (拍手)

今田 合格をいただいたときは、本当にうれしくて。それと同時に、これからがんばっていこうという覚悟が決まりました。あと、マネージャー時代にアイドルになれなかった子たちもたくさん見てきたんですよ。そうした子たちの気持ちも汲みながら、活動に励んでいこうと思います。

──今田さんの武器は?

今田 やっぱり一輪車です。自分にしかできないことだし、一輪車競技自体があまり知られておらず、“一輪車アイドル”という存在はほかにいないと思うんです。一輪車を武器に、にきちゃんをもっとたくさんの人に知ってもらうきっかけの1つに自分がなれたらいいなと思っています。

──目指すアイドル像は?

今田 まだ私は歌もダンスもあまりできないんですけど、レベルの高いパフォーマンスをお見せできるアイドルになりたいです。

アップアップガールズ(2)

アップアップガールズ(2)

フレッシュさが魅力!グループ最年少、藤永みれい(紫色担当)

──次は藤永さんお願いします。

藤永みれい 紫色担当、神奈川県出身の19歳、グループ最年少の藤永みれいです。私は中学生のときに、スターダストさんのアイドルにすごくハマったんです。いぎなり東北産さんがすごく好きで、同世代の子が学業とアイドルを両立してがんばってる姿に元気をもらって、いつか私も人に元気を与えられる存在になりたいという感情が芽生えました。でも、アイドルになりたい夢は誰にも言えず、黙ってオーディションに応募をしては毎回落ちて、という感じでした。高校3年生で一旦アイドルの夢はあきらめたんですけど、大学生になったときに、アップアップガールズ(仮)さんのオーディションの広告を見たんです。「夢をあきらめたくない人」という言葉に惹かれて、これがラストチャンスだと思ってアプガ(仮)さんのオーディションに応募しました。

藤永みれい

藤永みれい

──兵頭さんと今田さんとは違い、藤永さんはアップアップガールズ(仮)のオーディションを経て、事務所のアプガグループ養成期間ユニット、UP UP NEW AGE ネオアゲの一員となりました。そこから、どのようにアップアップガールズ(2)のオーディションを受けることになったんですか?

藤永 アプガ(仮)さんのオーディションには受からなかったんですけど、ありがたいことにネオアゲのお話をいただいたんです。そのあとすぐに、「にきちゃんのオーディションの最終審査に参加しませんか?」というお話をいただけて、「ぜひ参加したいです!」とお返事しました。私の中で、アプガ(仮)さんは体育会系で、にきちゃんはかわいい系って印象だったんですけど、いざ近くでにきちゃんを見てみたら、体育会系とかわいい系の50/50くらいだったんです。自分がやりたいスタイルだし、今のアイドルはかわいいの要素が多い印象がありますが、にきちゃんの生歌で全力で歌ってる姿にすごく惹かれました。

高萩 うれしい!

藤永 ただ、ネオアゲに加入して1カ月で、これから実力を付けていくぞ!と思ってたタイミングでの合格で、うれしい気持ちがある反面、先輩方の足を引っ張ってしまわないかという不安がすごくあって。でも、先輩方とお話ししたりレッスンを重ねているうちに不安な気持ちが徐々に減ってきて、今は「絶対にしがみついてやる!」って、やる気に満ちあふれています。

一同 おー!(拍手)

藤永 この事務所に入ってポジティブになりました。常に体を動かしてるからかもしれません(笑)。

アップアップガールズ(2)

アップアップガールズ(2)

──(笑)。藤永さんの武器を挙げると?

藤永 自分の武器はフレッシュさだと思います。高萩さんがレッスンのときに「フレッシュさを前面に押し出したほうがいい」ってアドバイスしてくださったし、ファンの方からも「フレッシュな感じがいいね」と言ってもらえるので、そこを生かしてがんばりたいです。

──どんなアイドルを目指したいですか?

藤永 歌が上手なアイドルになりたいです。今の自分は歌に苦手意識があるので、楽しく歌えるようになりたいし、同時に実力も付けたいなと思っています。