本日10月28日に都内で映画「
お芝居が楽しいなと思えた
1カ月後の11月28日に公開される「ナイトフラワー」は内田監督が原案と脚本を手がけ、監督を務めるヒューマンサスペンス。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた永島夏希が2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れる姿が描かれる。主人公・夏希を北川景子が、夏希のボディガードとしてシスターフッドで結ばれる格闘家・芳井多摩恵を森田望智がそれぞれ演じる。
本作で俳優デビューする渋谷が演じるのは、街の麻薬密売の元締めで夏希と取引をするサトウ。慣れない場に落ち着かない様子の渋谷は「どのツラさげてこの場に出ればいいんだろうと思ったんですけど、芝居をやった人間としてカッコつけたいと思います」と腰をやや屈めながら挨拶する。続いて、現場を振り返りながら「『ホントに俺が出ていいのか?』と撮影が終わるまでずっと思ってました。現場は独特の緊張感が流れていて、自分がお芝居をしてるっていうのが『ホントなのか?』と信じられなかったです」と素直な思いを語り、「『そこに座っててくれ』と言われたらそこからじっと動かないみたいな、それぐらいガチガチだったんですけど、そのとき現場にいた北川さんと森田さんと佐久間くんがすごい話しかけてくれて、緊張を解きほぐしてくれて。お芝居が楽しいなと思えました」と共演者に感謝を伝えた。
登壇者たちは渋谷の演技を絶賛。佐久間が「圧倒的な迫力でしたからね」とコメントしたあと、森田が「仕草を役に投影させるのって難しいなと思うんですけど、サトウが口元に手を当てる仕草は意識しながらやられてたんですか?」と渋谷に質問する。「そんな上級レベルの質問がくると思わなかった。変な汗出てきちゃった」と動揺しながらも、渋谷は「この役はこうなんだろうなっていうプロファイリングを一生懸命やらせていただいたので、その結果かなと思います」と答えた。
佐久間にとってのサンタクロースは
佐久間は多摩恵の幼なじみで彼女に密かに思いを寄せる青年・池田海役でこの映画に出演。「自然なしゃべり方を研究させてもらいながら挑ませていただいたので、その姿を観てもらえるのが楽しみです」と海の役作りについて明かす。そして、内田監督とのエピソードについて「監督っておしゃれなんですよ。監督が着てるジャージがカッコよくて、『ください!』と言ったら、次の日の撮影のときに新品をくれて、いまだに履いてます。クリスマス時期の撮影だったので、僕にとってはサンタクロースさんだと思ってます」とにっこり笑いながら話した。
ぶーやんがバンドをやっていなかったら
登壇者たちは本作のストーリーにちなんで、「もう1つの顔を持つとしたらどんな顔?」というテーマでフリップトーク。北川は「ライブで熱唱」と書いたフリップを見せながら、「歌がとっても苦手なんです。カラオケに行ってもタンバリン担当なんですけど、お客さんの前で歌えて表現できたら気持ちいいんだろうなって」と語る。その流れで佐久間が「超気持ちいいですよね?」と言うと、渋谷は「超気持ちいいです」と即座にリアクションした。偶然にも、森田も「歌手」、光石も「ミュージシャン」と書いており、佐久間と渋谷に対して敬意を示していた。
噺家と答えた渋谷は「バンドは後天的に夢になった感じなんですけど、もともと人を笑わせることに興味があって。僕は新宿生まれで近くに新宿末廣亭があったので、(講談や漫才は)僕にとって身近な娯楽でした」とその理由を話す。すると、佐久間は「噺家のぶーやんも見てみたい!」と興味津々の笑顔を見せた。そんな佐久間は「内田監督」というフリップを出しながら、「何かを作れるクリエイターの方ってホントに尊敬してる」と語った。
最後に北川は「親子の愛だったり友情だったり、いろんな愛の形が描かれています。この作品を見たあとに誰かをぎゅっと抱き締めたくなったり、誰かを思い出したくなったり、そんなきっかけになる作品になったらいいなと思います」とこの映画を改めてアピールした。
さい @na7_wis
4枚目…やば……え、ほんと…素敵すぎるお写真ありがとうございます…泣 https://t.co/lFToEzbHA1