カラフルなライティングが会場を彩る中、ダンサーやバンドメンバーが次々と登場すると、ステージを覆っていた紗幕に幾何学模様の映像が映し出される。揺れる模様が波動のように広がっていき紗幕が切って落とされると、ステージ中央の天空台に北山が姿を見せた。
彼はドラムを打ち鳴らすと、EDMやヒップホップなど多彩な要素が詰まったダンサブルなナンバー「Drippin'」でパフォーマンスを開始。続く「始まりの螺旋」ではサングラスを外し、場内に少し甘めの歌声をさわやかに響かせた。北山は今回のツアーについて「『波紋-HAMON-』を皆さんに受け取ってもらえるように準備してきました」と語ったのち、「今回のアルバムのリリックを書くために、自分と向き合ったとき、あの頃の若い時分を思い出した」と続けて、ボサノバ風のバックトラックにメロウなラップを乗せた「LONER」を披露。続く「EYE Shadow」では、繊細なファルセットやウィスパーボイスをじっくりと聴かせた。
サイケデリックな映像の中で披露された「JAM OUT」では、アリーナ中央の長い花道を北山とTRAINEEで埋め尽くす演出も。北山は「NE:Ø era」で花道から立ち上がるクレーンの先端に乗り、片足を柵にかけ「まだ、いけんだろ!」と呼びかけて観客のテンションに引き上げていった。
また本公演にはスペシャルゲストとして
アンコールに応えて再びステージに登場した北山は、トロッコに乗って「JOKER」「Flores STEP」を披露。移動中は自身の思いを届けようと、何度も客席に向かって手を振っていた。そして北山は、ここまでライブを見守ってきたファンに向けて「詞を書いているときに、こうやって皆さんに会えることを思って。どう書いたら伝わってくれるのかな、と。皆さんがいなかったら今日という日はなかったと思います。本当にありがとうございます」と呼びかけた。
なお、SpotifyではLaLa arena TOKYO-BAY公演のセットリストをもとにしたプレイリストを公開中。
セットリスト
北山宏光「HIROMITSU KITAYAMA LIVE TOUR 2025『波紋-HAMON-』」2025年9月27日 LaLa arena TOKYO-BAY
01. Drippin'
02. 乱心-RANSHIN-
03. COMIC
04. 始まりの螺旋
05. LONER
06. EYE Shadow
07. BET
08. アマテラスヒカリ
09. Never Say
10. OMG!!!
11. JAM OUT
12. NE:Ø era
ゲストコーナー(
・サイレントミッドナイト
・GOTCHA
13. Starry sky(wink first(TRAINEE))
14. Just Like That
15. Selfish
16. 奪還メラメラ
17. ADrenaline
18. 灰になる前に
19. 小さな春
20. 波紋-HAMON-
<アンコール>
21. JOKER
22. Flores STEP
23. オズモシス
𝗌𝗂𝖺𝗆𝗄𝗂𝗍𝖺☆.。.:*・° @siamkita
EYE Shadow山が解き放たれてるやん……。 https://t.co/HR04qPnky1