「本当にやりたいことじゃなかったらやりたくないから」
「TRENTE」は、シューヤが3月に30歳の節目を迎えたことを機に刊行された写真集。タイトルの「TRENTE」はフランス語で「30」を表す言葉で、撮影はシューヤが憧れていたファッションの聖地・フランスのパリで行われた。シューヤが音楽の次に愛してやまない「ファッション」をテーマに、私物も含んだ全31パターンにも及ぶ多彩なスタイリングが披露される今作。シューヤはパリの街並みやさまざまなシチュエーションに合わせた表情を見せている。
「まず、僕は写真集を出すうえで場所を大事にして。話をもらったとき、『パリじゃなかったら僕は出さないです』と伝えていたんです」と開口一番で強いこだわりを口にしたシューヤ。「現実問題行けるかどうかっていうこともあったんですけど、本当にやりたいことじゃなかったらやりたくないから。行かせていただけたことに感謝しています。自分の『やりたい』を体現できたと思います」と続ける。現地での撮影の思い出を司会者に問われると、シューヤは「大好きなリック・オウエンスの店内で撮影できたこともうれしかったし、あとはルーブル美術館が本当にすごくて。神秘的な風景を邪魔することなく、その場に合うように組んでもらったスタイリングで撮っているときの気持ちよさがありました。衣装が目立っていたので観光客の目線もあったんですけど、それも気持ちよく感じながら撮れたと思います」と振り返る。多彩な衣装の中でも特にお気に入りなのは、通称「赤ずきん衣装」だそうで「赤ずきん、気に入ってます! でも絞れないくらいどのスタイルも好きですね。特に表紙にしているものは、気に入ってる衣装です」と笑顔を見せた。
会見で懸垂
また、今作の見どころの1つが鍛え上げられた肉体美。シューヤは今作のためにストイックな体作りを行い、最終的に体脂肪率を6%まで絞り込んで撮影に臨んだ。「暇さえあればパーソナルジムを入れてもらって、ジムの方も時間外でも対応してくれたりして。1日2時間を週4くらいやってましたね。日によってメニューは違いましたけど、背中はめちゃくちゃ大きくなりました」と語ったシューヤ。行きの飛行機でも「機内食を食べないで持ち込んだバナナと塩分が少ない鶏むね肉を食べてました」と食事制限をしていたといい「到着して最初に脱ぐカットを撮って、そのあとに初めてごはんをちゃんと食べたときは、めちゃめちゃうまかったです。さすがに牛肉のステーキを食べたときは罪悪感がありましたね(笑)。でも帰ってきてもこの体型を保ちたい気持ちが勝っちゃって、あまり食べなかったです」と明かす。会見ではそんな彼の肉体美を披露するための懸垂コーナーも用意され、シューヤは「この衣装(ノースリーブ)なので、昨日肩と腕を作ってきたんですよ。筋肉痛です!(笑)」と言いながら、軽々と懸垂を繰り返して報道陣の期待に応えていた。
ユーキとハルに怒り!? メンバーの反応は
また会見の中で、シューヤはSpecial Edition版に収録される超特急メンバーからのコメントに初めて目を通した。彼は愛おしそうな眼差しでコメントを読み、「ひと言。好きだなと思いました」と感想を漏らす。メンバーには昨日写真集を渡したというが「ただ! ちょっと怒りポイントがありまして。ユーキとハル!」と2人の名前を挙げたシューヤ。「ユーキは寝てたんです。それを起こして『いつもありがとう』って渡したんですけど、『ありがとう~』って表紙の裏表見て、ゆっくり置いてまた寝たので後ろからひっぱたいてやりました(笑)。ハルも『ありがとう~』って見始めたんですけど、『あ、サッカーゲーム始まる!』ってすぐ本を置いてゲームし始めて。で、帰り際机の上になんかあるなと思ったらハルにあげた写真集。アイツ、置いて帰りました(笑)。怒りのLINEをしたら、本当に反省した文章が返ってきたのでかわいいなと思いました」と、楽しそうに明かしていた。
先日ツアーファイナルを迎えたばかりのアリーナツアー「EVE」についても振り返りつつ、シューヤは「9人でパフォーマンスすることの幸せを感じられましたし、こんなに多くの8号車(超特急ファンの呼称)が自分たちを応援してくれていると思うと。まだまだ先を見ていかないとなと思いました。“ドームの先”を目指して僕ができること、グループに還元できることをたくさんしていきたいなと思いました」と今後に向けた思いを語る。そしてファンへ向け「ファンの方が喜んでくれる最大限がこの写真集でできたと思う。僕は過去があるから今があると思っていて。最近僕のことを知ってくれた方、3年前に僕を知ってくれた方がほとんどだと思うんですけど、本の中には前いたグループのメンバーとの鼎談も入れさせてもらって、自分のルーツとか、30歳になるまでの過程も知ることができます。僕は自分の人間性、中身を知ってもらったうえで応援してもらうことが一番うれしいので、この本を通して僕のことを知ってほしいなと思います」とコメント。報道陣に作品の出来栄えを問われると「100点超えて101点。理由? とりあえず超えてみようかなと(笑)。大満足です!」と笑顔を見せていた。
タント・ド・シホ @vertetquatre
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