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サンガツが今後の作品の著作権を放棄

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サンガツが2012年以降の作品について著作権を放棄することを発表した。

音楽とリスナーとの関係が「所有」から「共有」へ移行していく中で、著作権が最大のボトルネックになっていると考えたサンガツ。これから彼らは著作権を放棄することで、どうやって音楽で収入を得るのかという考え方から離れ、アーティストの論理でなくユーザーやネットの論理に身を任せながら新しい音楽流通のあり方を模索していく。

彼らが今後どのように作品を発表していくのか具体的には明らかになっていないが、現存するフリーMP3レーベルのようなものは作らず、音源ベースで考えること自体をやめるとのこと。なお、2012年以前の作品はバンドが原盤権を持っていないためこれまでどおり著作権が発生。コラボ作品の場合はコラボ相手の意向を汲み取りつつ、著作権の有無がその都度アナウンスされる。著作権放棄は今年から5年間行われ、良い感触を得られれば5年後以降も続けるという。

これに伴ってサンガツは、デビュー以来14年にわたってリリースを続けてきたレーベル、HEADZから離脱することを発表。HEADZのオーナーである佐々木敦はこれについて「サンガツがこれからやろうとしていることが、従来の『レーベル』という概念に抵触するものと受け取られるかもしれない、という理由です。僕はHEADZを普通の意味でのレーベルとは考えていないので、個人的には、今のままでもいいのではないか、とも思いましたが、もともとサンガツは非常に潔癖というか、時には不器用なまでに頑固なバンドなので、一度ほんとうの意味でインディペンデントになって、次の段階に向おうという、彼らが考えて決めたことをフォローすることが、自分の役割だと思いました」と説明している。

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