渋谷すばる、バドミントンにダンスにボーカルに大活躍したファンミーティング「また一緒に楽しい時間を」

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渋谷すばるのファンミーティング「渋谷すばる FAN MEETING 2025『~昼からすばる~』『~夜もすばる~』」が、3月13日と14日に大阪・Zepp Namba、3月19日と20日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で昼夜2公演ずつ開催された。

渋谷すばる(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])

渋谷すばる(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])

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ムーディにスーツ姿で登場した夜公演

渋谷すばる(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])

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昨年トイズファクトリーとの契約を発表し、アルバム「Lov U」のリリースやこれを携えたライブツアーの開催など、精力的な活動を展開している渋谷。今回のファンミーティングではそれらの活動とはまた異なる、エンタテインメント性と和やかさを併せ持った企画の数々を繰り広げて集まったファンを楽しませた。この記事では19日夜公演の模様を中心にレポートする。

ファンクラブ会員限定で行われた昼公演ではトークのほか、ファンからのリクエストをもとにしたカラオケコーナーも披露し、アットホームな時間が展開された。夜公演の開演時刻を迎えて暗転した会場内にムーディなBGMが流れる中、渋谷はスーツ姿でフロア中央のドアから姿を現してファンを驚かせた。ベテラン感たっぷりの雰囲気を漂わせつつフロアを巡り、ステージに上がった渋谷は「こんばんは、渋谷すばるです。ようこそいらっしゃいました」と挨拶。“夜もすばる”というサブタイトルにふさわしいオープニングを振り返り「選曲がムーディすぎたかな?(笑)やるならやってしまえ!と」としてやったりの笑顔を見せた。

プロダンサー渋谷すばる、あの曲に挑戦

ここから渋谷は進行役を務める放送作家の柏田眞志氏、さらに自身のマネージャーとともにさまざまな企画を展開する。「人に言えない特技!」と題したコーナーは、当日の入場時にファンから募集した特技を実際に披露してもらうという企画。芸達者なファンばかりが繰り広げる個性的な特技の数々に、渋谷は「キャラ濃すぎひん? 飲みながらずっとやりたい(笑)」と大喜びした。その一方、ファンへのプレゼントの権利を巡ってマネージャーとバドミントン対決をするコーナーでは、ヤスリを貼り付けたラケットで風船を打ち合うというゲームに大苦戦。対戦を重ねるたびに大きくなる風船はすぐ破裂してしまい、渋谷は風船の破裂音に怯えながらも「(ラリーを)やってからの『バーン』やん!」「シミュレーションしよう。絶対もっとちょうどいいデカさあったわ」とダメ出しを繰り返した。

渋谷すばる(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])

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渋谷の実母へのインタビュー音声をもとに展開するコーナー「クイズ・オカン」では幼少期のほほえましくも貴重なエピソードが披露され、渋谷は「生粋の大阪のオバハンやん……あんまり勝手に人の親に連絡するのやめてもらっていいですか?」と照れ笑いを浮かべる。続く企画「すばるダンス」はSNSで人気のダンスカバーに渋谷が挑戦するという内容で、19日の夜公演ではILLITの「Tick-Tack」にトライした。渋谷は「プロのダンサーとしてやってきてますからね」と豪語するが、事前に練習してきたというマネージャーのレクチャーを受けながらもそのスピード感に四苦八苦。最後のキュートな決めポーズをなんとか披露したあと、会場の反応に「笑われてんねんもん、笑かしてるんやなく」とボヤいた。

最終公演では新曲「さらば」を初披露

渋谷すばる(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])

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5月28日にリリースされる昨年開催したライブツアーの映像作品のダイジェストを上映したあとは、渋谷の本領を発揮するスペシャルライブ「にしのすばる」へ突入。ここではキーボーディストで女優の西野恵未を迎えたステージが繰り広げられた。西野が奏でるピアノの音色に乗せて、渋谷が最初に歌ったのは自身の“第3章”1曲目としてリリースされた「人間讃歌」。力強い歌声とブルースハープの音色でフロアを圧倒したのち、渋谷は西野を迎えて名付けた「にしのすばる」というタイトルについて「『これはちょっと引きがある言葉じゃないか?』とこちら的には思ったんですけど……(笑)」と不敵な表情を浮かべ、ファンを笑わせた。

渋谷すばる(左)と西野恵未(右)。(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])

渋谷すばる(左)と西野恵未(右)。(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])[拡大]

スーツ姿で披露したこともあり、昨年のツアーとも異なる渋みを感じさせた「一眼レフノ君」のあと、渋谷は「ひさしぶりに歌う曲です。感謝とリスペクトを込めて歌います」と言葉を添え、2014年にユニット曲として発表した「道」を歌唱。目の前にいる観客やそれ以外のすべての人々に語りかけるような、ときに優しく、ときにエモーショナルなボーカルに、オーディエンスは感動の眼差しで聴き入った。ラストナンバーは軽快なリズムトラックとともに披露された「アオ」。アウトロでは渋谷のブルースハープと西野のピアノが長尺のセッションを繰り広げ、息もぴったりの演奏でフロアを大いに盛り上げた。すべての企画を終えた渋谷は観客と記念撮影し「またこういう、一緒に楽しく過ごせる時間を作っていきたいです。これからも渋谷すばるをよろしくお願いします!」と挨拶。何度も手を振りながらステージをあとにした。

左から西野恵未、渋谷すばる、柏田眞志氏。(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])

左から西野恵未、渋谷すばる、柏田眞志氏。(撮影:西村彩子[SELF:PSY'S])[拡大]

また20日の夜公演では、最後に3月12日に配信リリースされた新曲「さらば」がライブ初披露された。春の旅立ちのシーズンにぴったりなこの曲を、渋谷は情感に満ちた歌声で熱唱。全8公演にわたるファンミーティングのラストに彩りを添えた。YouTubeではこの曲のミュージックビデオも公開された。

さらに5月からは4都市を巡るアコースティックツアー「すばると」を開催することも決定。公式ファンクラブでは3月30日までチケットの第1次先行予約を受け付けている。

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