花譜の歌声を用いた合成音声ソフト「音楽的同位体 可不」発売中止、プロジェクトは継続の意向

3

25

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 6 9
  • 10 シェア

合成音声ソフトウェア「音楽的同位体 可不(KAFU)collaboration with Synthesizer V AI / The Right Stuff ver.」の発売中止が発表された。

発売中止となった「音楽的同位体 可不(KAFU)collaboration with Synthesizer V AI / The Right Stuff ver.」パッケージ。

発売中止となった「音楽的同位体 可不(KAFU)collaboration with Synthesizer V AI / The Right Stuff ver.」パッケージ。

大きなサイズで見る(全2件)

この製品はKAMITSUBAKI STUDIOのバーチャルシンガー・花譜の歌声を用いたもの。花譜とは開発にあたって事前に進捗確認や合意形成を重ねていたが、本製品を使用した「フォニイ」をYouTubeで公開したところ大きな反響があり、花譜本人が違和感を感じたため、2023年12月に発売の見直しをしてほしいとの要望をKAMITSUBAKI STUDIOプロデューサーのPIEDPIPERが受けた。KAMITSUBAKI STUDIOでは本人が納得できない製品を発売することができないと判断し、リリースを延期した。

電子音楽と音声技術に特化したDreamtonics社、VOCALOIDやSynthesizer Vなどのソフトウェアの企画・販売を行うAHS社からの協力もあり、再リリースに向けた調整が進められていたが、花譜本人の意向や当初の目標を満たすことが困難であるという判断から、発売中止という結論に至った。

PIEDPIPERは「音声合成領域でのプロダクトとバーチャルシンガーとの親和性は非常に大きな可能性があり、アーティストやクリエイターと向き合った上で音楽的同位体プロジェクトには引き続き取り組んでいきたいと考えております」とプロジェクトの継続への思いをつづりつつ、「音楽的同位体を通じて創作の輪がさらに広がり、皆様とともに新たな価値を築いていけることを心より願っております。時間はかかるかもしれませんが、これからも私たちの挑戦を温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます」と述べている。

コラム

【全文】音楽的同位体 公式からのコメント全文

この記事の画像・SNS投稿(全2件)

読者の反応

  • 3

Kisan Maadam(yadav) @MadamKisan

@natalie_mu Oh no 😟 #தமிழகவெற்றிக்கழகம்

コメントを読む(3件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 花譜 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。