アルバム収録曲から往年の名曲まで
今回のツアーで4人はアルバム収録曲を中心に、円熟味を増したボーカルとダンスパフォーマンスでファンを魅了。一方「火花アディクション」「Crazy Accel」「InaZuma☆Venus」といった過去の人気曲をメドレー形式でパフォーマンスし、会場のテンションを一気に上昇させるひと幕もあった。各曲の歌詞や世界観を表現した映像演出も見どころの1つ。「じゃないほう讃歌」ではアイドルを目指す女性を描いたストーリー仕立ての映像が4人のパフォーマンスを彩った。
4人が客席通路に降り立ち、観客の目の前でコミュニケーションを取りながら歌唱する場面も。1階だけではなく2階や3階にも現れ、A.B.C-Zならではのサービス精神を存分に発揮した。後半の「Twilight Blue」ではステージに高さ5mの“時空を旅する船”「F.O.R」が登場。船体にはラジカセやVTRカセット、ブラウン管テレビなどがはめ込まれ、A.B.C-Zという船がさまざまに変わりゆく時代を旅してきたことを表現した。
塚田僚一ソロ曲で屋良朝幸がサプライズ登場
またアルバムに収録された4人のソロ曲のパフォーマンスでは、それぞれの個性をいかんなく発揮。戸塚祥太は「月に行くね、光の連続」でシアトリカルなステージングを披露し、五関晃一は「リマレンス」で映像とシンクロしたダンスパフォーマンスで観客を沸かせる。橋本は白い布に覆われたステージで「浮遊」をセクシーに披露。ステージ上のベッドに仰向けになった橋本を俯瞰で捉えたカメラの映像には黄色い歓声が飛んだ。
さらに塚田僚一のソロ曲「Stay Back」では、振付と演出を手がけた
「皆さんのパワーが僕を輝かせてくれる」
最後のMCでは4人が今回のツアーに対する思いを語る。戸塚は「みんなが応援してくれているおかげで自分たちはスポットライトの中に立てています」と感謝を述べ、「みんなの肉声を聞ける機会はそんなに多くないので、僕が聴きたいフレーズをオーダーさせてもらえますか? シラフじゃなかなか言わないセリフだと思うけど(笑)」と呼びかけて、客席からの「すっごく大好き!」という声を浴びていた。五関は「(ライブ映像が)配信されるから、カッコよく演じるから付いてきて」と小声で懇願し、「一生付いてこれる? 素敵な笑顔、また見せてくれよな」とニヒルなキメ顔を披露して客席を沸かせた。
塚田は「ツアータイトルの『F.O.R』には“ファンの皆さんへ”というメッセージが込められているけど、4人になってからは“FORしてる”というより“してもらってる”と感じます。これからもFORし合える関係性を大事にしたいです」とファンとの絆を語る。橋本は「今日もみんなのことを好きだな、愛してるなと思える公演でした。皆さんのパワーが舞台上で僕を輝かせてくれます」と客席に思いを届け、16歳の頃にリハーサル帰りの屋良のバイクの後部座席に乗せてもらい、憧れて原付の免許を取得したというエピソードも明かして先輩との共演に感謝を表した。
今回のツアーは台風のため11月3日と4日に延期となった大阪・オリックス劇場での3公演まで、全13公演が予定されている。
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ジャニーズ出演情報 @13xIvlK6CP1hvqe
#ABCZ の感謝にあふれた4人体制初ツアー東京公演、 #塚田僚一 ×屋良朝幸のサプライズコラボも - 音楽ナタリー
「A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R」の東京公演が、9月28日と29日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行われた。
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