今巻のテーマは「サティからケージへ(from Satie to Cage)」。「ジムノペディ」で知られる19世紀末~20世紀初頭の作曲家エリック・サティを中心に、現代音楽の大家でありサティの影響を深く受けたジョン・ケージへ至る音楽史の水脈を、批評家の小沼純一と坂本龍一による選曲に加え、批評家の浅田彰を交えた鼎談によって独自の観点から解説していく。
commmonsのオンラインショップcommmonsmartでは本作の購入者特典として、坂本龍一と小沼純一が出演する「commmons: schola vol.9 特別試聴会」に抽選で50人を招待。今巻に収録されている楽曲の試聴を中心に、現代のポップミュージックにも浸透するサティの魅力とは何か、2人による生解説や受講者による質問受付などを通して明かされる。
なお、現在NHK Eテレでは音楽番組「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」のシーズン2を放送中。10月29日からは「ドビュッシー、サティ、ラヴェル」をテーマにした番組が4回にわたって放送される。
V.A.「commmons: schola vol.9」収録内容
エリック・サティ作曲
「サラバンド」
「星たちの息子」第1幕への前奏曲(天職)※武満徹編曲
「天国の英雄的な門への前奏曲」※坂本龍一本人による新録カバー
「梨の形をした3つの小品」
「パラード」
「家具の音楽」
ジャン・ヴィエネル作曲
「ソナティヌ・サンコペ」
ジョン・ケージ作曲
「エクスペリエンス」
ほか全19曲収録予定
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音楽ナタリー @natalie_mu
坂本龍一監修の音楽全集CD、第9弾は「サティからケージへ」 http://t.co/hasx2emx