TOTALFAT、AXツアーファイナルで話題の新曲初披露

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9月18日、TOTALFATの全国ツアー「THE HERO IS DAMNED TOUR 2011」のファイナル公演が東京・SHIBUYA-AXにて行われた。

ライブ終演後に行われた記念撮影の様子(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)。

ライブ終演後に行われた記念撮影の様子(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)。

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Jose(Vo, G)(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)

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Shun(Vo, B)(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)

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Kuboty(G)(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)

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Bunta(Dr)(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)

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この日のライブでは最新アルバム「DAMN HERO」の曲を中心に、全27曲が披露された(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)。

この日のライブでは最新アルバム「DAMN HERO」の曲を中心に、全27曲が披露された(撮影:マサノリ<LIVEPHOTOBANK>)。

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このツアーは今年5月にリリースされた最新アルバム「DAMN HERO」を引っ提げ、約4カ月にわたって繰り広げられてきた。ツアーファイナルのチケットはソールドアウトし、会場には超満員の1600人の熱気が溢れ返った。

オープニングSEが鳴り響く中、ステージではスモークが噴射され、色とりどりのレーザー光線が飛び交う。ツアーファイナルを飾るにふさわしい派手な演出にオーディエンスが大歓声を上げると、メンバー4人が登場。フロアに向かって高く両手を上げ、アルバムでも1曲目を飾る「Livin' for The Future」のイントロを奏でた。

ロングツアーを通じての成長が明らかに感じられるパワフルなサウンドに、観客は早くも熱狂。続く「Sky of California」ではJose(Vo, G)が「回れ回れ回れ!」と煽り、フロアではサークルモッシュの渦が巻き起こる。「Ball and Chain」ではKuboty(G)が華麗なタッピングでフロアを沸かせ、全員が一体となってのハンドクラップが響き渡った。

Shun(Vo, B)が「ツアーファイナルへようこそ! 無事に東京まで帰ってこれました。今日という日が来るのを楽しみにしていました」と挨拶し、Joseが「楽しい時間はあっという間に終わっちゃうよ?」と煽った後は、「Damage」が始まる。Bunta(Dr)の鳴らす重低音のドラムに合わせてフロアからは無数の腕が上がり、ヘビーなサウンドを全身で楽しんでいる様子がうかがえる。緩急をつけたアレンジが印象的な「Sweet」では、メンバーそれぞれが軽やかな音色を鳴らし、オーディエンスも気持ちよさそうに身体を揺らしていた。

この日はツアーファイナルということもあり、照明や演出も普段のライブよりもバージョンアップ。Joseは「今日すげえ照明じゃん? 2階席の上にも人がいて、俺たちを照らしてくれてるの。こんなモヒカンを照らすために(笑)」と、ピンスポット担当の照明スタッフを指差して笑う。続く「Highway 3」「Highway Part2」ではKubotyがステージ上を走りまわりながら見事な速弾きを披露し、オーディエンスを魅了。そしてShunが「久しぶりの曲をやります。俺たちが高校生のときに作った曲です」と紹介して、「Nothing But」が始まる。TOTALFATの原点を感じさせるような疾走感と力強さに満ちたナンバーが、AX中に高らかに響き渡った。

その後「Revelation」「Predator」の2曲では、彼らの盟友RUNNERS-Hiのギタリスト、日向寺浩太がゲストとして参加。Kubotyとともに2本のフライングVで重厚なアンサンブルを聴かせ、会場を沸かせる。メタルテイスト満載のパフォーマンスに、Joseは「Kutobyが今、曲終わったら『マジでくだらなくて最高』って(笑)」と明かし、メンバー全員が5人でのレアなセッションを楽しんでいた様子を見せた。

ここでShunは11月にリリースされるニューシングル「Place to Try」について語り始める。「この曲は『NARUTO』のエンディングテーマに決まっています。俺たちは常にいろんなことに挑戦したいと思っていて、今回も『ライブハウスに来たことがない人たちを呼びたい』『テレビを観ている人にメロコアやパンクを伝えたい』と考えました。そのために、今回は日本語で歌詞を書きました」。TOTALFATとしては異例の展開にオーディエンスからはどよめきが起こるが、「いろんなことを思う人がいるだろうけど、俺らが今まで歌詞にしてきたこと、MCで言ってきたことをそのまま書いただけです。これがテレビで流れたら絶対にアガると思います」という力強いShunの言葉に、拍手が沸き起こった。

その後初披露された「Place to Try」は、「君はひとりじゃない」というメッセージを美しいメロディラインと高速のビートに乗せた圧巻のナンバー。歌い終えたShunは「俺らはイヤだと思ったことは絶対やらないと約束しています。これからもすべてに対して目を開いて、胸を張ってぶつかっていきます」と熱く語り、ファンから熱い歓声を浴びていた。

本編終盤、「Good Fight & Promise You」ではフロアから感動的なシンガロングが起こり、会場の一体感はピークへ。ラストは「World of Glory」で、華やかに締めくくられた。

アンコールの声に応えて再びステージへ登場したメンバーからは、2012年1月に恒例の自主企画イベント「PUNISHER'S NIGHT」を行うこと、さらに「PUNKSPRING 2012」への出演が決定したことが発表され、オーディエンスからは歓喜の声と拍手が起こる。さらにShunは「さっき新曲やったじゃないですか? この曲のビデオクリップの撮影を今からここでやっちゃおうかと思うんですが、いいですか?」と問いかけ、フロアを沸かせる。Joseも「みんながワッシャーって盛り上がってるのが民放とかで流れたらすごくない? 『俺たちこんなに楽しいんだぜ』って見せてやろうよ」と煽り、再び「Place to Try」を演奏。1回目はとまどい気味だったオーディエンスも大いに盛り上がり、楽曲のパワーをより感じさせる光景が繰り広げられた。

アンコールの最後を締めくくった曲は「DA NA NA」。メンバー全員は笑顔で演奏を続け、曲が終わるとステージ上でファンとの記念撮影を行った。その後も名残惜しそうにオーディエンスへ挨拶。フロアからは圧巻のパフォーマンスへの惜しみない拍手が続いていた。

TOTALFAT「THE HERO IS DAMNED TOUR 2011」
2011年9月18日 SHIBUYA-AX セットリスト

01. Livin' for The Future
02. Sky of California
03. Across The Chance
04. Ball and Chain
05. Summer Frequence
06. Damage
07. Dance On, My Friends
08. Longest Dreamer
09. Invention ~Good morning, my treasures~
10. Ryan, Don't Worry
11. Sweet
12. Highway 3
13. Highway Part2
14. Nothing But
15. Life Like Movies
16. Revelation
17. Predator
18. Place to Try
19. See You Later, Take Care
20. All for You
21. Good Fight & Promise You
22. World of Glory with JOE INOUE

EN-01. Place to Try
EN-02. Show Me Your Courage
EN-03. I Wanna Make You Feel Alright
EN-04. Overdrive
EN-05. DA NA NA

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