「風の谷のナウシカ」は、1984年に公開された宮崎駿監督のアニメーション映画のテーマ曲。楽曲リリースから今年で40周年を迎えたことを機に、安田が「風の谷のナウシカ」に再挑戦したいと作曲者の細野にリクエストしたことがきっかけでリメイクされることとなった。なお「風の谷のナウシカ(2024 ver.)」にはアレンジとコーラスで
今回のリメイクについて「自分のデビュー盤だった『Hosono House』を再録音して以来の難関」だったと言う細野は、自分の中に狂気を見出すほど「何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け」「そこに残ったのは音響というよりも、『人はなぜ傷つけ合うの?』という問いであり、それは『安田成美』が時を経て届ける手紙なのだと思っている」とコメントしている。
細野晴臣 コメント
安田成美さんから「風の谷のナウシカ」に再挑戦したい、というリクエストを頂いたのは2023年の夏だった。あのシングルが発売されたのが1984年なので、今年が丁度40周年だということが、安田成美さんを突き動かしたのだと思う。17歳だった成美さんは今も変わらず当時の面影のままだが、家庭を守り育てた母親でもある。そしてその歌声を聴けば、母性と少女性が重なっているような、不思議な気持ちになる。それにしてもこの2曲の再録音は自分にとって大事な仕事になった。(数年前に自分のデビュー盤だった「Hosono House」を再録音して以来の難関だ。)80年代の音楽を今の時代にどう表現できるのか、そのため今回ほど没頭したことはなかった。何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け、(自分の中に狂気を感じたほどだ。だがこれは職人気質なのだと思い直し、)ついにやり遂げたという日が来た。その結果がここにある。そして今、そこに残ったのは音響というよりも、「人はなぜ傷つけ合うの?」という問いであり、それは「安田成美」が時を経て届ける手紙なのだと思っている。
Jun OKUNO @junokuno
メロダインとかをどのくらい使うべきか悩むよなあ:安田成美「風の谷のナウシカ」40周年で細野晴臣がリメイク、「HOSONO HOUSE」以来の難関(コメントあり) https://t.co/uXgr2yqcF8