UNISON SQUARE GARDEN、アルバム「Ninth Peel」の世界をさらに拡張した全国ツアー

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UNISON SQUARE GARDENの全国ツアー「TOUR 2023 "Ninth Peel" next」が、昨日12月16日に終幕した。この記事では12月11日に行われた東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の模様をレポートする。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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今年4月にリリースした最新アルバム「Ninth Peel」を携え、7月までツアー「UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023 "Ninth Peel"」を開催したユニゾン。「TOUR 2023 "Ninth Peel" next」はこれに引き続いて行われたもので、先のツアーでは披露されなかった「Ninth Peel」収録曲や過去のアルバム収録曲、さらにシングルのカップリング曲まで、レアな楽曲満載のセットリストが展開された。

斎藤宏介(Vo, G)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

斎藤宏介(Vo, G)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

ライブのオープニングでは、おなじみのSEであるイズミカワソラの「絵の具(r-r ver.)」がゆったりと流れる中、それにかぶせるようにして斎藤宏介(Vo, G)が1曲目の「スカースデイル」を歌い始める。オーディエンスを一気に惹き込む演出で驚かせたあとは「天国と地獄」へ。轟音のイントロが鳴り響くとフロアからは怒号のような歓声が起こり、斎藤と田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr)の熱演がそのテンションをますます上昇させていった。

田淵智也(B)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

田淵智也(B)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

続いて投下されたのは、「Ninth Peel」ツアーでは本編ラストに披露されていた「恋する惑星」。「天国と地獄」の攻撃的なサウンドから一変し、ポップな幸福感に包まれた観客は思わず笑顔を浮かべてしまう。「BUSTER DICE MISERY」「23:25」と懐かしいナンバーが続いたあとは「kaleido proud fiesta」へ。手数を増した鈴木のドラムが、曲の持つ壮大な世界観をさらに増幅させる。斎藤は「最後までよろしく!」と挨拶し、フロアの大歓声を浴びた。

鈴木貴雄(Dr)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

鈴木貴雄(Dr)(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

鈴木の圧巻のドラムソロから3人のセッションへと展開し、次に演奏されるのは何かと身構える観客に届けられたのは「ここで会ったがけもの道」のイントロ。ライブではひさびさの披露となるこの曲にオーディエンスは狂喜し、大サビでは「成敗! 成敗!」のコールが響いた。「アンチ・トレンディ・クラブ」「きみのもとへ」のあとは、最新シングル「いけないfool logic」を披露。ドラマチックなメロディとアンサンブルは、中盤での3人による華麗なコーラスワークからトリッキーに展開し、ライブでしか味わえない深みのある世界へと観客を誘った。アウトロのシンガロングを楽しげに大合唱していたオーディエンスに、ダメ押しとばかりにドロップされたのは「カオスが極まる」。満員のフロアの大歓声とともに、場内は文字通りカオスと化した。

熱狂をクールダウンさせるような小休止を挟み、斎藤がアカペラで歌い始めた曲は、「Ninth Peel」ツアーでは披露されていなかったアルバム収録曲「もう君に会えない」。温かみのあるオレンジのライトに照らされたステージから3人が届ける哀切なサウンドに、オーディエンスはじっくりと耳を傾ける。その後は田淵が奏でる軽やかなベースラインから「夏影テールライト」へ。初冬のライブハウスに、夏の終わりを思わせるノスタルジックな空気が満ちあふれた。

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

UNISON SQUARE GARDEN(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

3人のソロ回しから「ミレアニアムハッピー・チェーンソーエッヂ」がスタートし、ライブはいよいよラストスパートへ。熱量たっぷりの演奏に食らいついていくオーディエンスを振り切るように披露された高速チューン「世界はファンシー」のあとは、アルバム「Ninth Peel」の最後を飾った「フレーズボトル・バイバイ」、そして同アルバム1曲目の「スペースシャトル・ララバイ」を連続でパフォーマンス。「忘れられない今日になった!」から「忘れたくても忘れない」へ連なる歌詞の遊び心でもファンを楽しませ、最後は「Invisible Sensation」で締めくくった。

フロアからアンコールの手拍子が沸き起こったかと思いきや、先ほどステージを去ったばかりの田淵がすぐさま姿を現し、会場は笑いに包まれる。斎藤と鈴木も登場し、斎藤の「おまけ!」という言葉から「ライドオンタイム」が始まった。天井で回るミラーボールの輝きに照らされつつ、3人もフロアを見回しながら楽しそうにプレイする。ラストナンバーは「mix juiceのいうとおり」。パステルカラーのカラフルな照明が、多彩な楽曲で織りなされたライブのエンディングを鮮やかに彩った。

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セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN「TOUR 2023 "Ninth Peel" next」2023年12月11日 Zepp Haneda(TOKYO)

01. スカースデイル
02. 天国と地獄
03. 恋する惑星
04. BUSTER DICE MISERY
05. 23:25
06. kaleido proud fiesta
07. ここで会ったがけもの道
08. アンチ・トレンディ・クラブ
09. きみのもとへ
10. いけないfool logic
11. カオスが極まる
12. もう君に会えない
13. 夏影テールライト
14. ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
15. 世界はファンシー
16. フレーズボトル・バイバイ
17. スペースシャトル・ララバイ
18. Invisible Sensation
<アンコール>
19. ライドオンタイム
20. mix juiceのいうとおり

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読者の反応

ぺのぺのん @Penon_Penon

これDVD出たら絶対買う!
行きたかった~~(T_T)

#USG2023

【ライブレポート】UNISON SQUARE GARDEN、アルバム「Ninth Peel」の世界をさらに拡張した全国ツアー(写真10枚) https://t.co/uVq4zVlqbD

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