Finger Runs初ワンマンで汗だくの狂乱、クリスマスに1stアルバム&主催公演

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Finger Runsの1stワンマンライブ「Right Here, Right Now」が10月6日に東京・UNITで開催された。

Finger Runs(Photo by Masayo)

Finger Runs(Photo by Masayo)

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フロアに広がるサムズアップ

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)[拡大]

開演前には本公演のタイトルに引用されているFatboy Slim「Right Here, Right Now」がBGMとして流れ、満員のフロアが期待感で満たされていく。オープニングSEのブレイクビーツが鳴り響くと同時にステージに飛び出したFinger Runsは、フロア中がグループカラーのオレンジのサイリウムで照らされていることに気付き、驚きと喜びの表情を浮かべた。そして彼女たちはファンの熱量に負けじとグループ屈指のキラーチューン「Storm Rider」でライブを開始。この曲のサビではメンバーと観客が一緒に右へ左へと移動し、続く「√G」では機械的な激しいサウンドに乗せ、切れ味の鋭いダンスが披露された。

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)[拡大]

ファンの盛り上がりに応えるように「みんなに負けないです!」と小笠原唯が宣言すると、サイレンとともにヘビーな四つ打ちビートが打ち鳴らされ、「Escape!!」のパフォーマンスがスタート。メンバーが「パーティタイムじゃない?」と煽った通り、エロティックなムードのダンスナンバー「絶頂VENUS」、激しいインダストリアルロックナンバー「Bell+Adonna」でフロアのボルテージはさらに上昇していく。かと思えば、Finger Runsはポップな新曲「Asso」を初披露するなど、抑揚の効いたパフォーマンスで観客を楽しませた。

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)[拡大]

自己紹介を挟みつつ、6人は「メンバーのことをフィンガー、ファンのことを親指を表すサムズと呼びます。ライブを観ていいなって思ったら、サムズアップお願いします!」と定番の挨拶。フロア中に歓声とサムズアップが広がる中、ラップ調のビッグビートナンバー「NY? NY?」、ポップソング「Du DADA」と初披露の新曲を畳みかけた。初めて聴く曲にもかかわらず、会場のファンはコールや”MIX”を叫ぶなど、自由自在な盛り上がりによってフロアを一体感を増していく。続く「Night Thinker」では会場全体にクラップが沸き起こった。

クリスマスに1stアルバム発売

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)[拡大]

ここでメンバーからFinger Runsの1stアルバムが12月25日にリリースされること、同日に東京・新宿LOFTで主催公演が行われることがアナウンスされ、観客は拳を突き上げて盛り上がる。加入から2週間しか経っていない新メンバー新田桜子が「がんばってきた成果を(ライブで)出せてると思うので、これからも盛り上がっていきたいです!」と元気に挨拶すると、フロアから温かい拍手が送られた。普段は口数の少ない鹿目あきは「このメンバーでもっと上に行きたい」と決意を口にし、1週間前まで体調不良で活動を休んでいた中谷美月は「出られてよかったー!」と復帰できた喜びをシンプルに表現。メンバーが着用しているおそろいの髪飾りを自作した兎月こむぎは「今日は足を運んでくださって、ありがとうございます」と深くおじぎし、朝倉みずほは「代官山UNITでワンマンライブができて、新曲もいっぱいできてうれしいです」とはにかむ。小笠原は「ここをスタートラインにして、どんどんどんどんいい景色を見よう!」と満面の笑顔でファンに呼びかけた。

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)

Finger Runs「Right Here, Right Now」の様子。(Photo by Masayo)[拡大]

その後、メロディアスな楽曲「FYI」を機にライブはラストスパートへ突入。Finger Runsにとってのアンセム「ユレルミライ」、軽快なロックナンバー「Butterfly」で場内が高揚感で包まれ、最後は攻撃的な楽曲「Agitator」でフロアが大きく揺れた。

エンドレスバージョンで狂乱

Finger Runs「Right Here, Right Now」で撮影された集合写真。(Photo by Masayo)

Finger Runs「Right Here, Right Now」で撮影された集合写真。(Photo by Masayo)[拡大]

メンバーの退場後、興奮冷めやらぬフロアからアンコールが発生し、それに応えるように再びブレイクビーツが轟く。大きな歓声の中、ライブTシャツに着替えて再登場したメンバーは「Storm Rider」を元気に披露。運動量の激しい“大サビ“のパートが何度も繰り返されるエンドレスバージョンでパフォーマンスが繰り広げられ、観客も含めて残った体力をすべて削り落とすかのような狂乱の盛り上がりに。こうしてFinger Runsの1stワンマンライブは汗と笑顔で満たされる中で締めくくられた。

このライブの様子が生配信されたYouTubeでは期間限定でアーカイブ映像を視聴できる。

Finger Runs 1stワンマン「Right Here, Right Now」アーカイブ映像

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セットリスト

Finger Runs「Right Here, Right Now」2023年10月6日 UNIT

01. Storm Rder
02. √G
03. Escape!!
04. 絶頂VENUS
05. Bell+Adonna
06. Asso
07. NY? NY?
08. Du DADA
09. Night Thinker
10. FYI
11. ユレルミライ
12. Butterfly
13. Bluelight Knight
14. Agitator
<アンコール>
15. Storm Rder(エンドレス.ver)

Finger Runs主催公演

2023年12月25日(月)東京都 新宿LOFT

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朝倉みずほ @MIZUHO_FIRS

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