神奈川県横浜市の横浜みなとみらい21地区に、新たな音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が誕生。9月29日の開業を前に、施設のプレス向け内覧会が行われた。
Kアリーナ横浜は世界最大級の音楽特化型アリーナ会場。延床面積は約5万3852㎡、高さは地上9階、約45mという規模で、座席数は2万33席を誇る。スタンドはロアースタンド、ミドルスタンド、アッパースタンドの3層に分かれており、スタンド全席がステージ正面を向いた扇型の形状が特徴。この形状によって、迫力あるパフォーマンスと場内の一体感が味わえる。アッパースタンドには、ライブ鑑賞をフォローするためのサービスビジョン(幅約3.5m×高さ約2m)が4面設置されているのも広いアリーナ会場ならではの配慮だ。
同会場を運営する株式会社Kアリーナマネジメントの田村剛代表取締役社長は、音楽特化型の施設であるKアリーナの強みとして、音響設備へのこだわりを挙げた。会場に導入されたのは、フランスのメーカー・L-AcousticsのKシリーズというスピーカーシステム。これについて田村社長は「ハイスペックスピーカーをアリーナ全体で200カ所くらい入れている。普通の会場ですとステージから離れた席などでは音にばらつきや時間差が生まれますが、Kアリーナではどの席に座っていただいても均等に音を感じていただけます」とコメント。加えて防音にも配慮が行き届いてるといい「かなりしっかりとした防音対策をしておりまして、ホワイエにいてもほとんど中の音は聞こえません。そういった意味でも、周辺地域の方も一体となって応援していただける会場を目指していきたい」と語った。
また、会場内には約400席の大空間ラウンジや、約120席のバーラウンジも。キャッシュレス対応の売店は、11カ所に設置されている。内覧会ではミドルスタンドとアッパースタンドの間に位置するVIPエリア、VIPルーム、バルコニーシートも公開された。
音響、客席シートを含め、ラグジュアリーな空間作りを目指したと語るのは株式会社ケン・コーポレーション代表取締役会長および株式会社Kアリーナマネジメント代表取締役会長の佐藤繁氏。佐藤会長は「ここに来れば、1日楽しめますから。(Kアリーナでのライブ体験を)満足感と価値のあるものにしたい」と語った。
Kアリーナ横浜は、ミュージックテラスという新たな街区の中に位置している。このミュージックテラス内にはKアリーナのほか、ヒルトン横浜やレストラン、ショップなどが軒を連ねている。横浜駅からKアリーナまでは徒歩約12分。アリーナのサウスゲートへ進むには、隣接する横浜アンパンマンこどもミュージアムが目印だ。
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「Neighbors Con」の舞台となるKアリーナ横浜は、昨日9月29日にオープンしたばかり!
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