三浦大知、JAXA地球観測衛星「だいち」シリーズの応援アンバサダーに就任

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三浦大知が国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)による「だいち」シリーズ衛星の応援アンバサダーに就任した。

種子島宇宙センターを訪問した三浦大知。

種子島宇宙センターを訪問した三浦大知。

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三浦大知

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「だいち」シリーズ衛星は地震や水害・土砂災害、森林火災、火山噴火などのさまざまな災害の監視や状況把握、地理空間情報の整備や更新などへの貢献を目的とした地球観測衛星。JAXAは2月12日に先進光学衛星「だいち3号」を乗せたロケット試験機1号機の打ち上げを予定している。このたび「だいち」シリーズ衛星のさらなる認知向上を目的として、三浦のアンバサダー就任が決定した。アーティストがJAXAの地球観測衛星のアンバサダーに就任するのは今回が初となる。

三浦大知「ALOS」ミュージックビデオより。

三浦大知「ALOS」ミュージックビデオより。[拡大]

アンバサダー就任に伴い、三浦は「だいち」シリーズ衛星のイメージソングとして新曲 「ALOS」を提供した。「ALOS」は2月1日に配信リリースされる。またJAXA筑波宇宙センターでのシーンを取り入れたミュージックビデオも公開される予定だ。

種子島宇宙センターを訪問の様子。

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三浦は地球観測衛星について学ぶため、楽曲制作の前にJAXA筑波宇宙センターとJAXA種子島宇宙センターを訪問した。三浦は楽曲について「このプロジェクトに関わっているスタッフの皆さんのお話を聞かせていただき、また『だいち3号』の実機や『だいち3号』の打ち上げを支える様々な施設を見学させていただきました。『だいち』シリーズ衛星に込められた想い、そしてこのプロジェクトに人生をかけて携わっているスタッフの皆さんの願い、情熱、魂。皆さんのお話や見せていただいた風景を通して受け取ったその全てを詰め込んだ一曲を作りたいと思い制作しました。この楽曲が、聴いてくださった皆さんと『だいち』シリーズ衛星を繋ぐ一つの橋になれば幸いです。『だいち3号』が宇宙に到達し活躍することを心から楽しみにしています」とコメントしている。

JAXAのYouTube公式チャンネルでは、三浦がJAXA筑波宇宙センターとJAXA種子島宇宙センターを訪問した様子を収録した動画が公開されている。

三浦大知 JAXA種子島宇宙センターを訪問した際のコメント

種子島に到着して

アンバサダーのオファーを聞いたときの感想について

まずは、“だいち”という名前で本当によかったなと思いました(笑)。このようなお話をいただけることはすごく光栄なこと。事前に筑波宇宙センターでもいろいろお話を聞かせていただき、人工衛星にいかに生活を支えてもらっているのか知ることができました。天気予報やナビゲーション、そして災害発生時などいろいろなところで活躍しており、自分たちの生活は人工衛星抜きでは語れない部分もあると思います。今後、「だいち3号」、「だいち4号」が皆さんにとって身近に感じられるような、届け方、伝え方が出来たら良いなと思っています。

「だいち」シリーズ衛星のイメージソングに込めた思いについて

今日、種子島宇宙センターでいろいろな場所を見学させてもらい、話を聞かせていただいたうえで楽曲制作を最終段階にもっていこうかなと思っています。本当にいろいろな問題や困難を乗り越えながら、たくさんの方々がこの地球の安全や平和を見守るために、「だいち3号」、「だいち4号」を宇宙に打ち上げる。皆さんを応援できる楽曲を作りたいと思います。

種子島宇宙センターへの訪問を終えて

種子島宇宙センターを見学した感想について

本当にいろいろな場所を見学させていただき、その規模やスケールがすべてすごかったです。たくさんの方々の思いがつながり、打ち上げロケットや「だいち3号」があると思うと、感動しました。

「だいち3号」を見た感想について

先日筑波宇宙センターでいろいろな話を聞かせていただいてから、ようやく本日「だいち3号」についに会うことができました。これだけたくさんの方々がバトンをつないできたからこそ、ここに「だいち3号」がいると感じています。皆さんの情熱と技術の結晶だと思いました。

アンバサダーとして伝えたいことについて

このプロジェクトを、思い、情熱でつないでいるのが、人です。スタッフの皆さんの話を聞いて、とても感動しました。そういう思いを、音楽を通して伝えていきたいです。また、自分が人工衛星について勉強する前は、「こんなに(人工衛星に)お世話になっているんだ」と意識して生活していなかったと思います。人工衛星なしでは、生活の安全地球の平和は守られていなくて、常に人工衛星が見守ってくれているということ。そしてとても身近なものとして、宇宙や人工衛星を感じていただけたらいいなと思います。もっと身近に感じてもらえるように、自分自身も勉強しながら、人工衛星やロケットのこと、そして宇宙のことを、皆さんと一緒に考えていけたらと思います。また、(本プロジェクトに関わった)皆さんが抱えている思いには自分は程遠いと思うんですけど、思いや情熱、ここまでどんな工程を経て、道のりを越えて、ここにきたか。というところを、たくさん話を聞かせていただいて、一部に触れていただいたような気持ちになっています。なので、「いよいよ打ち上げます」と決まる際の気持ちは……想像できないというか。打ち上がる前から、自分もちょっと泣きそうな気持ちになりそうだなと、とても思います。今日、1つひとつ丁寧に思いを込めて作業している話を聞かせていただいて、その思いがつながって宇宙に「だいち3号」が到達するということを、一個人として本当に応援していますし、楽しみにしています。

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金木犀@火箭迷 @kin_mokusei

TNSCいいなあ。私も行きたかったよ。 https://t.co/HZSUtq8eon

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