BREIMEN、濃密なパフォーマンスと豊富な演出で観客を魅了した東名阪ツアーファイナル

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BREIMENの東名阪ツアー「BREIMEN 3rd ALBUM "FICTION" RELEASE ONEMAN TOUR "NON FICTION"」の最終公演が9月29日に東京・Spotify O-EASTにて開催された。

「BREIMEN 3rd ALBUM "FICTION" RELEASE ONEMAN TOUR "NON FICTION"」最終公演の様子。(Photo by renzo masuda)

「BREIMEN 3rd ALBUM "FICTION" RELEASE ONEMAN TOUR "NON FICTION"」最終公演の様子。(Photo by renzo masuda)

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「BREIMEN 3rd ALBUM "FICTION" RELEASE ONEMAN TOUR "NON FICTION"」は7月に発売されたアルバム「FICTION」のリリースを記念して行われたツアー。彼らはツアーファイナルとなる東京公演で、さまざまな演出を交えつつアンコールなしで18曲を演奏した。

「BREIMEN 3rd ALBUM "FICTION" RELEASE ONEMAN TOUR "NON FICTION"」最終公演の様子。(Photo by renzo masuda)

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開演時刻を迎えると、真っ赤な緞帳がゆっくりと開き、ステージ上に立つ5人の姿が目の前に現れる。彼らは「フィクション」から「ドキュメンタリ」へとつなげライブをスタート。グルーヴィな演奏と高木祥太(Vo, B)によるエモーショナルなウィスパーボイスで、観客の全身を揺らしていく。サトウカツシロ(G)が手拍子を煽ると、観客はハンドクラップを力強く鳴らした。3曲目「CATWALK」ではジョージ林(Sax)のサックスの音色も加わり、芳醇な音の世界がステージからフロアに広がっていった。続けてダンサブルなナンバー「ODORANAI」が披露されると、会場の揺れはますます大きくなっていく。アウトロでは、いけだゆうた(Key)が奏でるフュージョン風味のシンセサウンドが炸裂し、会場が熱狂の渦に包まれた。

左からサトウカツシロ(G)、高木祥太(Vo, B)。(Photo by renzo masuda)

左からサトウカツシロ(G)、高木祥太(Vo, B)。(Photo by renzo masuda)[拡大]

その後もノンストップでパフォーマンスを続けるBREIMENは、「D・T・F」「Lie on the night」「noise」という穏やかなテンポのナンバー3曲を披露。「noise」ではSo Kanno(Dr)による小刻みなハイハットの音や、林が吹き鳴らすフルートの音色が情緒豊かに響き渡る。さらに楽曲の後半ではステージの両サイドからスモークが勢いよく噴射し、5人は霧に覆われたかのような真っ白なステージからエモーショナルなサウンドを放ち続けた。「あんたがたどこさ」では、高木の「踊りたいよね? てか遊びたいよね? もう遊ぼうぜ」という言葉を合図に、いけだがハンドマイク1本でステージ前方へと進み出る。いけだが観客をジャンプするように促すと、オーディエンスは一斉に思い切り飛び跳ね、会場中に一体感が作り出された。その後演奏された「脱げぱんつ」「PINK」では、5人による濃厚かつスリリングなセッションがしばし繰り広げられ、演奏後に大きな拍手と歓声が沸き起こった。

「BREIMEN 3rd ALBUM "FICTION" RELEASE ONEMAN TOUR "NON FICTION"」最終公演の様子。(Photo by renzo masuda)

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BREIMEN(Photo by renzo masuda)

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後半戦は「IWBYL」「棒人間」というメロディアスな2曲で軽やかにスタート。高木の伸びのある歌声が、しなやかなバンドサウンドに乗せて届けられると、観客は体を揺らしつつ手を高く掲げて、5人のパフォーマンスを堪能する。有機的なアンサンブルで奏でられた「MUSICA」では、フロアに向けて金テープが噴射するとともに、ステージに金の紙吹雪が大量に舞い、会場が高揚感に包まれた。その後も、高木が切なげな歌声を優しく聴かせる「綺麗事」、レーザーライトによってスペイシーな世界観が作り上げられた「チャプター」など、バラエティ豊かなパフォーマンスと演出で観客を魅了し続けるBREIMEN。ラストに彼らはオレンジの照明を浴びながら「エンドロール」を披露し、「さよなら さよなら キミのエンドロールに ちょこっといれたら」と観客へ別れを告げる。アウトロに差しかかる頃、会場全体を覆い尽くすほどの大量のスモークが噴き出し、観客の目の前が真っ白に。完全に視界を塞がれた観客の耳に残響音だけが鳴り続け、5人はそのまま姿を見せずツアーの幕をそっと下ろした。そして最後には緞帳の上にエンドロールが流れ、観客は惜しみない拍手を送りながらライブのエンディングを見守り続けた。

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「BREIMEN 3rd ALBUM "FICTION" RELEASE ONEMAN TOUR "NON FICTION"」2022年9月30日 Spotify O-EAST セットリスト

01. フィクション
02. ドキュメンタリ
03. CATWALK
04. 苦楽ララ
05. ODORANAI
06. D・T・F
07. Lie on the night
08. noise
09. あんたがたどこさ
10. 脱げぱんつ
11. PINK
12. IWBYL
13. 棒人間
14. Play time isn't over
15. MUSICA
16. 綺麗事
17. チャプター
18. エンドロール

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