アルバム「still a Sigure virgin?」を携えて行われた前回のライブハウスツアーから約5カ月ぶり、バンドのキャリア史上初のホールツアーとなる今回。満員のオーディエンスはノンストップで繰り出される3人の渾身のプレイと、ライブハウス公演とはひと味違う緻密な舞台演出やライティングに魅入った。
この日のライブでは、一部の楽曲で同期を大胆に導入し、CDと同様に多層的なサウンドを再現。楽曲によっては映像演出を取り入れ、観客を視覚的にも楽しませていく。またセットリストは「still a Sigure virgin?」を軸としつつ、ライブの定番曲や久しぶりに披露する曲を盛り込んだサービス満点の構成。現在のバンドのモードをオーディエンスに印象付ける内容となった。
もちろん新しい側面を見せながら、ワンマンライブには不可欠のピエール中野(Dr)のMCと345(B, Vo)の物販紹介も健在。ともに初日らしいおぼつかない部分もありつつ、演奏中とは異なる形で会場を盛り上げていた。
今後ツアーは、新潟、名古屋、福岡、神戸で行われ、7月6日に東京国際フォーラム ホールAで最終公演を迎える。各地での公演を経て3人のパフォーマンスがどのような進化を遂げるのか、ファンは楽しみにしておこう。
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音楽ナタリー @natalie_mu
凛として時雨、新機軸を打ち出す初ホールツアー開幕 http://natalie.mu/music/news/48780