ゴールデンボンバーFC限定ツアー完走、ロケットと便器が事故りクイズ対決でスク水披露

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ゴールデンボンバーのファンクラブツアー「ファンクラブ『マルキン』会員限定イベント ~金爆の夏、日本のケツ~」のファイナル公演が、7月29日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。

クイズ対決を経て衣装チェンジしたゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

クイズ対決を経て衣装チェンジしたゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

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ファンクラブ限定ツアーはゴールデンボンバーにとって約5年ぶり。6月より全国10公演にわたり開催され、鬼龍院翔(Vo)、喜矢武豊(G)、樽美酒研二(Dr)の3人体制によるパフォーマンスで全国のファンを楽しませた。

開演時刻を迎え、オープニングSEの「ワンマン不安」に乗せて勢いよくステージに飛び出した3人は、1曲目に「酔わせてモヒート」を披露してファンのテンションを急上昇させる。鬼龍院の「ファンクラブ限定ライブということで、ちょっとマニアックな曲もやってみようかね?」という曲紹介に続いては「ギーガー!」をパフォーマンス。オーディエンスは声援を必死にこらえ、全力の振りで3人の熱演に応えた。

ゴールデンボンバー(撮影:菅沼剛弘)

ゴールデンボンバー(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

初日の宮城公演の日程と会場が地震の影響により変更となった以外、延期や中止にも見舞われず、全公演の完走を目前にして3人は「ファイナル!」「ここまでたどり着いたぞ!」と大喜びするが、鬼龍院は急に真顔に戻り「……いや、まだわからないから」と心配してみせた。恒例のメンバー自己紹介では喜矢武が「俺は社長になりたいんです! 社長になったらライブもタダでやりたいし、キャッシュバックもしますよ」と自身の夢をアピール。樽美酒は今から20年前にゴールデンボンバーの編曲を手がけるtatsuoのローディとして渋公のステージに立ったという思い出を振り返りつつ「今『東京リベンジャーズ』にハマっていて、あれに出てくる改造バイクがカッコいい! 憧れすぎて自分専用のバイクを作って乗ってきたので、この会場をお借りして披露します」とファンの期待を高めた。

「抱きしめてシュヴァルツ」で念願の“社長”に扮した喜矢武豊(G)。(撮影:菅沼剛弘)

「抱きしめてシュヴァルツ」で念願の“社長”に扮した喜矢武豊(G)。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

「抱きしめてシュヴァルツ」にて“改造バイク”に乗って登場した樽美酒研二(Dr)。(撮影:菅沼剛弘)

「抱きしめてシュヴァルツ」にて“改造バイク”に乗って登場した樽美酒研二(Dr)。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

続く「抱きしめてシュヴァルツ」の間奏では喜矢武が憧れの“社長”に扮して現れるが、前澤友作氏のコスプレをしてダンボール工作のロケットに乗り、札束をばらまきながら登場するという要素の多すぎる展開に。一方、反対側からは樽美酒が洋式便器に腰を下ろして自走しながら登場し、ステージ上のスクリーンには「東京オベンジャーズ」のロゴが現れる。さらに勢いよく突進してきた喜矢武のロケットが樽美酒に衝突して“改造バイク”が大破するなど、ツアーファイナルにふさわしい大混乱のひと幕となった。樽美酒へ突撃した喜矢武は「(ロケットが)壊れてもいいかなと思ったら、めっちゃ丈夫だった(笑)」と話し、樽美酒も「生まれて初めて便器で事故ったよ!」と苦笑いしていた。

「切ないほど」でTバック姿を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

「切ないほど」でTバック姿を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

気を取り直した鬼龍院に「最近どうなの?」と尋ねられた喜矢武が「社長になってわかりましたけど、僕はやっぱり役者がやりたい。『おそ松さんシリーズ』に出たいなと」と新たな夢を明かすと、鬼龍院と樽美酒も「俺だって出たい!」と手を挙げる。その後披露された「切ないほど」の間奏で、3人はTバック姿でステージに登場。その臀部にはおそ松さんのキャラクター6人のイラストが、それぞれの背中には「おそ松」「さん」「尻ーズ」の文字が描かれているという、ファンの想像の斜め上をいくパフォーマンスで客席に笑いをもたらした。3人でキャラクター6人を表現することに成功した鬼龍院は「3人でなんとかなったな!」と充実した表情を見せていた。

続いては3人が早押しクイズで対決するコーナーへ。このクイズの正答数によってそれぞれが3ランクに分けられた衣装に着替えるという。鬼龍院、喜矢武、樽美酒は知識ではなくひらめきを要するクイズに挑戦。2問目では樽美酒がボタンを押してあてずっぽうで回答するが「理由をお答えください」という冷酷な声には答えられず「なーんでー!!」とステージに寝転がって駄々をこねていた。

「女々しくて」を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

「女々しくて」を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

4問を終えての成績は喜矢武が2点、鬼龍院が1点、樽美酒が0点という結果に。着替えタイムを終え、喜矢武はヴィジュアル系らしい豪華なスーツ姿、鬼龍院はパジャマ風の部屋着姿、そして樽美酒はスクール水着姿でステージに再登場し、そのままライブを再開した。最新曲「マリアの肝臓」に続いては樽美酒がメインボーカルを務める「夏物語2020」へ。鬼龍院がギターを弾き、喜矢武がドラムを叩く中、スク水でセンターに立った樽美酒は「最高!」と笑顔を見せた。さらに喜矢武がメインボーカルの「カルイザワザワHEY!」では樽美酒がギターを、鬼龍院がドラムを担当。「この曲で終われるか!」という鬼龍院の絶叫に続き、本編ラストは「女々しくて」で締めくくられた。

「すぐ言う~」(仮題)を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

「すぐ言う~」(仮題)を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

アンコールでステージに現れた鬼龍院は突然シニカルな表情を浮かべ「曲を聴いてて感じたことがあるんだけど、ゴールデンボンバーの曲ってダサくない?」と毒づき始めるが、樽美酒から「この曲(「女々しくて」)で貯金20億……」と指摘されて急に素に戻り「(20億は)行ってないから!」と反論する。そんな鬼龍院は「新曲を披露していいですか? 今までの曲よりおしゃれすぎてショック受けちゃうかも」と新曲のパフォーマンスを宣言した。ここで披露された新曲「すぐ言う~(仮題)」はダンサブルなリズムが印象的なラテン調のナンバーだが、愚痴をストレートに歌う歌詞、3人が手をつないで踊る謎の振り付けで観客を困惑に導く。歌い終えた鬼龍院は「おしゃれー!」と満足げに振り返るが、喜矢武は「どこが! いつもよりダセえよ! みんなも『えっ?』て顔してたよ!」と反論をぶつけていた。

最後に鬼龍院は「訳もわからない集団のファンクラブ会員になって応援していただいてありがとうございます。これからもギリギリのことを続けていきたいです」と今後への意気込みを語り、「101回目の呪い」「らふぃおら」「かまってちょうだい///」を熱唱。喜矢武、樽美酒とともに客席の隅々まで大きく手を振り「マジで元気でいろよ!」と呼びかけてステージをあとにした。

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ゴールデンボンバー「ファンクラブ『マルキン』会員限定イベント ~金爆の夏、日本のケツ~」2022年7月29日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)セットリスト

01. 酔わせてモヒート
02. ギーガー!
03. 抱きしめてシュヴァルツ
04. 切ないほど
05. トラウマキャバ嬢
06. 泣かないで
07. マリアの肝臓
08. 夏物語2020
09. カルイザワザワHEY!
10. 女々しくて
<アンコール>
11. すぐ言う~(仮題)
12. 101回目の呪い
13. らふぃおら
14. かまってちょうだい///

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読者の反応

t.suganuma @SuganumaPhoto

実に分かりやすいタイトル😎

全編ひと通りおさえましたが、諸事情で出せないカットも多々ありました…📷(笑)

すぐ言う〜 で輪になって踊りたい✨

#ゴールデンボンバー
#金爆の夏日本のケツ
#TSphotos #TSフォト #TSワークス https://t.co/SkYTq4BsLK

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