リトルブラックドレス×木下大サーカス、1日限りのコラボサーカス大盛況「夢のような時間でした」

リトルブラックドレスとサーカス集団・木下大サーカスとのコラボイベント「映画『怪盗クイーンはサーカスがお好き』presentsリトルブラックサーカス」が、7月9日に岡山・岡山ドーム東隣 特設会場にて開催された。

6月発表の楽曲「逆転のレジーナ」のミュージックビデオで木下大サーカスとのコラボを果たしていたリトルブラックドレス。今回のコラボイベントは「逆転のレジーナ」が劇場アニメ「怪盗クイーンはサーカスがお好き」の主題歌に決定したことが縁となり実現したもので、当日は約1800人の観客が見守る中、アーティストとサーカスという1日限りのコラボレーションが繰り広げられた。

MASHUFO（DropShitQaos）によるオープニングアクトの後、リトルブラックドレスはクラウンに連れられて舞台に登場。「リトルブラックサーカスへようこそ」と、満員の観客に挨拶をした彼女は、“非日常”を彷彿とさせる楽曲「野良ニンゲン」を歌い、サーカスの幕開けを飾る。歌唱中はクラウンとMASHUFOもパフォーマンスに加わり、普段のライブでは目にすることのできないコラボがステージ上で繰り広げられていく。歌唱後、リトルブラックドレスはステージをあとにし、木下大サーカスにバトンを渡す。木下大サーカスの団員たちは美女がライオンに姿を変えるイリュージョンや、シマウマによる火の輪くぐりなどを繰り広げ、迫力満点のパフォーマンスで観客たちを魅了した。

サーカスの第2部になると再びリトルブラックドレスがステージに登場。ホワイトライオンによる猛獣ショーや、狭い球形のステージ内を複数のバイクが駆け回るオートバイショーといったスリリングな演目を受けて、彼女は女性の情念を歌い上げる「心に棲む鬼」で切なくも情熱的な歌声をテント内に響かせる。ライブにはDropShitQaosの面々も参加し、リトルブラックドレスを取り囲むようなフォーメーションダンスで彼女のパフォーマンスを彩った。またこの日のイベントではリトルブラックドレスが7月18日に配信リリースする新曲「白雨」をいち早く披露。アコースティックギターの温かい音色と、朗らかで力強い歌声を届け、これまでの緊迫した空気感をガラリと変えるパフォーマンスでイベントをフィナーレに向けて盛り上げた。

イベント終盤、赤いスパンコールの衣装に着替えて登場したリトルブラックドレスは「逆転のレジーナ」を歌い始める。MVの撮影地でもあるテント内でのパフォーマンスであることに加え、映像に実際に出演したパフォーマーたちも登場。MVを再現するかのような豪華なコラボレーションでオーディエンスを沸かせた。イベントの最後にサーカス団員の一員として登場したリトルブラックドレスは「リトルブラックサーカスにお越しいただき、ありがとうございました。皆様、どうかハッピーを持って、笑顔で過ごしましょう」とメッセージを伝え、テントから去る観客たちを見送った。

終演後、リトルブラックドレスは「前代未聞と言いますか、奇想天外な世界を作らせていただいて、とても夢のような時間でした。木下大サーカスさんとは地元が岡山という共通点がありつつ、今回は映画『怪盗クイーンはサーカスがお好き』のおかげでご縁をつないでいただきまして、無事に実現できたことも感謝の気持ちでいっぱいです。今日は近い距離で、皆さんの拍手だったり、笑顔だったりに触れることができて本当によかったです」とコメント。また地元でのイベント開催について「やっぱり『お帰りなさい』みたいな温かい距離感を感じますね。最後に手を振ったときに、声をかけてくれたり、手を振ってくれた方が想像以上に多くて、もっとがんばって恩返ししたいなと思いました」と、故郷への思いを明かした。