オンユが語ったソロ活動への思いとメンバーの支え、400人を前に「待っていただいた分、恩返しを」

SHINeeのオンユが本日7月4日に東京・ヒューリックホール東京でトークイベントを行った。

J-WAVE「STEP ONE」とのコラボで届けられたこのイベントは、7月6日にリリースされるオンユの日本での1stアルバム「Life goes on」の発売を記念して開催されたもの。サッシャとノイハウス萌菜の司会のもと、ラジオの公開録音を含む公開インタビューが行われ、オンユは会場に招待された約400人のファンの前でアルバムにまつわるトークをたっぷりと披露した。

まず「Life goes on」というアルバムタイトルと、作品に込めた思いについて聞かれたオンユは「最近、小さなことでも幸せな気分を持てることが一番重要なんじゃないかと思っているんです。僕の曲を聴いてくれた方が、自分の人生の中の幸せを探してほしいという思いを込めて、このタイトルに決めました」と語る。タイトル曲の「Life goes on」の中では「じゃあまたね」というフレーズが心に残ったそうで「特別な意味が込められているわけではないけど、いろんなことを考えさせてくれるように思います。それぞれに自分の人生を幸せに生きて、もう一度会おうという思いが込められていて、とても響きました」と、自らの歌に込めた思いをファンに伝えた。

アルバムはカバー曲4曲とオリジナル曲6曲で構成されており、カバーソングについては自らの希望とスタッフからのアドバイスを織り交ぜながら選曲していったというオンユ。準備は5年ほど前から進めていたといい、中でも小田和正「キラキラ」については「小田和正さんが好きで、曲を聴くと『自分もずっとこんなふうに歌えたら』と思う」と、深い思い入れを口にしていた。「今後カバーしてみたい日本のアーティストは？」という質問が投げかけられると、「普段、日本のヒットチャート100を流しっぱなしで聴いていたりするんです」と明かしつつ「自分が聴いているのはバンドが多くて。機会があればバンドの皆さんと仕事ができれば」とコメント。サッシャが「どんなバンドを聴いているの？」とさらに問いかけると「もともとはX JAPANさんが好きで。ほかにもたくさんいますよ」と返していた。

ソロでの活動について話題が及んだ際には「これまではカッコいい姿や一生懸命踊る姿を見せてきましたけど、オンユとしては“ゆっくり”した姿を。僕なりの誠意を持った、率直で正直な姿を皆さんに見せていきたい」と、自身のスタンスを語る。そんな中でもSHINeeのメンバーの言葉やサポートは大切なエッセンスになっているといい「メンバーが（ソロの）歌を聴いてくれたときには『こういう方向性、こういう表現がいいんじゃない？』と言ってくれるのですごく参考になります」と笑顔。サッシャが「中でも核心をつくメンバーは誰なんですか？」と問うと、オンユは「テミンくんじゃないかなと思います。歌い方を説明しながら、細かな部分を具体的に言ってくれるんです。義理堅いですね」と感謝を口にした。

また、日本滞在中の過ごし方について質問が飛ぶと、オンユからは「昨日はゴルフ場に行きました（笑）」という返答が。メンバーのミンホからも「ゴルフ場がよかった」と助言を受けていたそうで「（スコアは）104でした」と、サービス精神たっぷりにファンに明かした。食事に関しては「すべてがおいしくて」とほほ笑みを浮かべつつ「一番は焼き鳥ですね。ももとレバーがお気に入りです」とコメント。味付けについても「タレと塩、どちらでもおいしいです」と語っていた。

イベントの最後には、「Life goes on」のミュージックビデオが初公開されるサプライズも。オンユがMVの撮影で訪れた沖縄の思い出をファンに伝えたところで、1時間の公開インタビューおよび公開収録は締めくくられた。最後に、会場に集まったファンへ向け「皆さん、ただいま。4年ぶりですね」と語りかけたオンユ。「めっちゃ会いたかったです。今日も来てくれてありがとうございます。これから始まるツアーで一緒に遊びましょう。そしてこれからもいい音楽、いいライブ、いろんなことを用意したいです。待っていただいた分、恩返しができればと思います」と思いをまっすぐに伝え、会場をあとにした。

この日の公開収録の模様は、7月6日放送の「STEP ONE」の中で紹介される。そして7月8日には、オンユの初の日本でのソロツアー「ONEW Japan 1st Concert Tour 2022 ～Life goes on～」が東京・日本武道館よりスタートする。