小林にとって初のZepp単独公演となる本公演は、3月に2ndアルバム「光を投げていた」がリリースされたことを記念して行われたもの。イベントのオープニングには、小林初のコラボ曲である「どうなったっていいぜ」をプロデュースした
竜人がムーディなライブを繰り広げたあと、小林は「ここはどこ?」ととぼけながらラフな服装で登場。ペットボトルの水を口に含んで、少しむせたあと「大阪公演では大きいのを押してきたんですよ。東京公演ではちっちゃいのを引っ張ろうと思うんで刮目していただければ」と告げた彼は、その言葉通り、舞台袖から何かを必死に引っ張ってこようとする。謎のアクションで奇妙な雰囲気を作り出した小林はギターを手に取り「今日の仕事終わったんで」と述べつつ、まだ音源化されていない楽曲「目下II」でライブを開始。ギターを激しくかき鳴らし、艶のある歌声で会場の空気を一変させた。
小林は独特なトークと迫力あるパフォーマンスを織り交ぜ、ときに観客を困惑させながらライブを進行。2ndアルバムから「笑って透明人間」「光を投げれば」を続けて届けたあと、「コードがめっちゃムズいから」という理由で竜人提供曲「どうなったっていいぜ」を演奏しないことを宣言した小林は、その代わりとして竜人のライブ情報を事あるごとに告知した。またYouTubeで自身の楽曲をカバーする小学生のファンについて言及した小林は「風邪」を歌い始めるが、歌を間違えたらしく演奏をすぐに中断。「こういうくだりを挟むのは、もっと気軽にライブやっていいよっていう僕からの激励です」と語ってリラックスしたムードを生み出しつつ、演奏を再開すれば、瞬時に別人のような表情を見せ、卓越したパフォーマンスで観客を圧倒した。
その後もステージに寝そべったり、爪を切り始めたりと自由奔放な振る舞いを見せ続ける小林。「飛日」に続けて「遊歩する男」を熱唱したかと思えば、その勢いのまま竜人のライブ情報を歌い上げ、「余韻をぶっ壊してみました」と笑う。ライブ終盤になっても「寂しくて引っ張り出すところがある」という理由で無軌道なトークを繰り広げた彼は、ここで新曲を初披露し、力強い伴奏に乗せて畳みかけるように歌唱。ハイテンションなタイトルコールから「サラダとタコメーター」を歌い上げたあと、竜人のライブ情報を最後にもう一度告知して初のZepp単独公演を終えた。
なおStreaming+では明日6月18日21:00まで本公演の配信チケットが販売されており、購入者は同日23:59までアーカイブを視聴できる。
小林私「舞台では支配の力は諸君に宿る」2022年6月11日 Zepp DiverCity(TOKYO)セットリスト
清竜人
01. フェアウェル・キス
02. 抱きしめたって、近過ぎて
03. コンサートホール
04. 痛いよ
05. All My Life
小林私
01. 目下Ⅱ
02. 笑って透明人間
03. 光を投げれば
04. 繁茂
05. スープが冷めても
06. 風邪
07. HEALTHY
08. 飛日
09. 遊歩する男
10. 新曲
11. サラダとタコメーター
リンク
小林私Staff @watashi_staff
小林私(@koba_watashi) 初Zeppワンマン、本日23:59でアーカイブ視聴終了となります。是非ご覧ください。
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