きゃないが本日5月11日に楽曲「紫陽花」を配信リリースした。
「紫陽花」はきゃないがかつて付き合っていた彼女に浮気されたことをきっかけに制作した楽曲。きゃないは楽曲について「失恋による傷心や浮気をされた側の歌は溢れているけれど、傷付けた側、浮気をした側の歌ってあまりないし、あってもとてもオブラートに包まれていて、直接的な表現を誤魔化しているように感じたので、ストレートに浮気を肯定する曲を制作しました」とコメントしている。
また「紫陽花」のミュージックビデオがYouTubeで公開された。MVは男性目線の映像で構成。彼女が寝転んでいるところや食事をするところなど、一見恋人のありふれた日常を切り取ったような内容だが、映像が進むにつれて時折見え隠れする男性の腕が場面によって異なっており、実は複数の男性の目線で描かれた映像であることが徐々に明かされていく。そして最後に彼女がたどり着いたのは、“浮気を肯定する”楽曲を歌うアーティストが待つベッドルーム。MVには彼女役として、まるぴが出演している。
きゃない コメント
シンガーソングライターきゃないを表す最も最適な曲があるとすればこの曲以外は有り得ない。それが「紫陽花」です。
紫陽花の花言葉は「浮気」。この曲では浮気を肯定し、浮気された側をハッキリと歌詞の中で否定しています。
初めに断っておきますが、僕は完全な浮気肯定者ではありませんし、不倫と浮気は別物だと思っています。結婚というものは、あらゆる責任をお互いに生涯誓うものであって欲しいという切実な僕の理想ですので。
曲を書く動機は単純でした。失恋による傷心や浮気をされた側の歌は溢れているけれど、傷付けた側、浮気をした側の歌ってあまりないし、あってもとてもオブラートに包まれていて、直接的な表現を誤魔化しているように感じたので、ストレートに浮気を肯定する曲を制作しました。
この曲を書くにあたって、「浮気」についてかなり真剣に考えました。
実はその当時の彼女に僕は浮気をされていました。そして僕が出した結論は「僕が悪いな」という事でした。
「紫陽花」の歌詞の中に「飽きられるような貴方が悪いのよ」という歌詞があります。
最早この言葉の前ではどんな反論も安っぽく見えてしまうほど真理を突いていると僕は思うのです。
極端な視点から見た時、付き合っているなど所詮口約束で、裁判にもならないただの人と人とのじゃれ合いだなと思うのです。
そんな証明が出来ない関係に対して、別れてから他に行け、という反論はただの捨てられた側のエゴだと思いました。圧倒的事実として、まず飽きられているんです。きっと自分なりを尽くして恋人と向き合い傷付く事こそ恋愛なのでしょう。弱音を吐いたり、あるいは自分と似たような傷つき方をした周りの人間と、ついでに世間体を味方に「浮気なんて有り得ない」と相手を罵ったりもするでしょう。
しかし、一体そこから何が生まれるんでしょうか? 飽きられ、自分より他に魅力がある人がいて、結果としてそっちに向かったその人に対して、飽きられた側が言える事など無いのです。
そろそろ、これを読んでるあなたに僕自身が嫌われていそうですね。
そんなあなたにこそ言いましょう。「飽きられるようなあなたが悪いのよ」と。
まるぴ コメント
この度「紫陽花」のMVに出演させて頂きました、まるぴと申します! 今回「紫陽花」を創り上げる一員となれることをとても光栄に思います。
撮影については、きゃないさんからこの曲に対する想いをお聞きするタイミングがありまた私自身も「紫陽花」を撮影まで何度も聞きこんで少しでもプラス要素になれるようにとMVに挑みました。演技初挑戦、MV初挑戦ということもあり撮影日まではとっても緊張していましたが、現場の皆さんのいいものを作ろうとする熱意に次第に緊張もほぐれ3日間の撮影を自分らしく充実したものにできたと思っています。
初めて聴かせて頂いた瞬間から「わ、好きだ」と思って、それから何度も何度も聞いています。既に多くの方に愛されている「紫陽花」のMVに出演できて本当に幸せに思います! 以上、現場のまるぴでした! ありがとうございました!
SSIZZ @SSIZZ15FSS
きゃない、浮気されたことをきっかけに作った楽曲「紫陽花」配信リリース(動画あり / コメントあり) https://t.co/mcaQrlZK68