Snow Man「おそ松さん」主演男優賞は誰？いじける岩本照を8人がべた褒め

Snow Manが主演を務める映画「おそ松さん」の大ヒット御礼舞台挨拶が、本日4月2日に東京・TOHOシネマズ六本木で開催された。

公開から3日で観客動員45万人を突破し、2022年公開の邦画で動員数1位となった「おそ松さん」。大ヒットを記念して行われた舞台挨拶では、公式SNSに寄せられたさまざまな質問にSnow Manの9人が回答し、その模様は会場だけではなく、全国197館にも中継で届けられた。

「Snow Manが選ぶ主演男優賞は？」という質問に向井康二は、物語終わらせ師・ピリオドを演じた宮舘涼太を挙げ、「新しい舘様を見れたんですよ。終わらせ師はアドリブが多いんですけど、中でも舘様のシーンには笑いました」と語る。岩本照は物語終わらせ師・クローズを演じた阿部亮平について「阿部の関西弁もよかったし、ヒゲの阿部、なんかよかった」とコメント。阿部は「ヒゲの役なんてないと思っていたから（褒めてもらえて）うれしいです」と照れくさそうに笑った。

目黒蓮は「絶対しょっぴー！」と物語終わらせ師・エンド役の渡辺翔太を挙げ、それを受けた渡辺は「めめ……」と目黒を見つめる。向井が「映画で流れたあの曲流そうか？」と始まりかけた2人のラブシーンにツッコむ中、目黒は「普段のしょっぴーをそのまま持ってきたようなお芝居が素敵だった！」とその理由を語り、佐久間大介は「『終わらせ師ー！』『はい！』ってところ、ジュニア時代を思い出したよね」と、渡辺が劇中で披露した威勢のいい挨拶について言及した。

深澤辰哉が「みんなかなあ。まあでも自分じゃないかな。一松と瓜二つだった」と言うと、ラウールが「それ言おうと思ってた！ 自分で言うのは恥ずかしいと思うから僕が言うよ」と自分を褒める深澤にトップをかける。ラウールは「本当に一松だったんですよ、深澤くん。（おそ松さんは）実写が難しいと言われているのに1人だけちゃんと実写化されていて。だから自分で言わなくても大丈夫だよ」と深澤についてコメント。深澤は「普段から猫背でジト目なので外見は何もしていないんですが、そう言ってもらえてうれしいです」と声を弾ませ、アニメ好きの佐久間も「形態模写って感じ！」と、深澤の一松っぷりに太鼓判を押した。

続いて佐久間はトド松役のラウールを主演男優賞に挙げ、「トド松のかわいらしさがマジでうまいんですよ、ラウールは。まばたきとか立っているときのペンギンみたいな手、ちょっと内股にしている感じとかめちゃくちゃトド松。仕草がトド松過ぎて役作りがうまいなと。好きでしたね」と熱弁を振るう。ラウールは「僕は本当に背が大きくて……でもあの子たち（おそ松さん）は小さいからこんな感じで」と実際にペンギンのような手にしながらかがんで見せた。渡辺は「俺はめめかな。なんだっけチョロ……？」と先程自分を選んでくれた目黒を挙げるも、役名がわからずタジタジ。目黒から訝しげなまなざしを向けられると、「全員“松”だからパニックになっちゃって！ お芝居がうまくて普通のことを言っているのに面白くて撮影中も笑ってしまったんですよ。この作品をやるうえで正解のやり方だなと思いました」と一生懸命フォローする渡辺に、目黒は「あとでしょっぴーになんか買ってあげようと思いました」と笑顔を見せた。

十四松役の佐久間を主演男優賞に選んだ阿部は「アニメもずっと観ていたからきっとこだわりがすごくあったと思う。役作りをしているのを間近で見ていたので、スクリーンで観たときにそれが反映されていてよかったと思いました」とコメント。十四松のトレードマークである萌え袖やかわいらしい声について佐久間は「撮影中に絶対に手を出さないと決めて、おにぎりも袖の上でから持って（笑）。アニメで声をやられていた小野大輔さんの声の出し方も研究しました」とそのこだわりを明かした。

続いて主演男優賞は誰かと聞かれた宮舘は横に置かれた門松のほうを向いて「ここにいる門松です」とジョークを飛ばしつつ、向井を選ぶ。宮舘が「すごく考えているなと思いましたし、心のそこからジーンと来るものがありました」と語ると、向井は照れくさそうにしゃがみ込んでしまう。「メンバーから言われるのがミソですね」と向井が宮舘からのコメントを喜ぶ一方で、岩本は「俺、誰からも言われてないんですけど……」とポツリ。「舘様がおそ松を挙げた瞬間にこれは触れないといけないと思いましたね。今すごくオブラートに包まれたいじめを受けています。全員を挙げて平和な感じで行くと思ったのに……」としょんぼりする岩本に、深澤は「誰が乱したの!?」と声を上げる。8人から「お前だよ！」と総ツッコミを受けた深澤は「岩本さんあれがよかったじゃないですか……あの……スタイルがいい」と苦し紛れに岩本を褒める。ほかのメンバーたちも「腕がカッコいい！」「髪もいい！」と岩本を褒めちぎり、トドメと言わんばかりに阿部が「この感じは照が主演男優賞じゃないですか？」と言うと、ラウールは「阿部ちゃん、それはちょっと怖いよ（笑）」と、その場を収めようとする阿部にツッコミ。収集がつかないままこの質問への回答パートは終わりを迎えた。

「おそ松さん」のストーリーにちなんだ「自分が超お金持ちの社長になったらどのメンバーを養子にもらいたいか？」という質問には、ラウールが「みんな年上だからなあ」と末っ子らしい回答をして会場を和ませる。ほかのメンバーたちから「年下だと思ったら？」と聞かれ、すぐさま岩本を挙げたラウールに、岩本は疑いの目を向ける。ラウールが「違う！ 強い遺伝子が欲しい！ おうちにいてくれたらうれしい！」とグループ一の肉体派であることから岩本を選んだことを明かすと、岩本は「守ってやるよ」とまんざらでもない様子。その後、深澤、目黒、阿部、渡辺からも養子に取られたいと言われて大人気の岩本は「俺、このあとなんかあるの？」とまたしてもメンバーに疑いの目を向けていた。

宮舘は「俺は阿部かな。勉強ができるし、あと天気予報の資格も持ってる。だから1週間分の天気を予想してもらって生活したい」と阿部を養子に取った際のメリットを挙げる。横から渡辺が「僕も阿部ちゃんに変えていいですか？」と言うと、岩本はアクリル板越しに「俺は？」と声を出さずにアピール。渡辺は「危ないから（変えるのは）やめておきます！」と言い、佐久間は「僕は深澤くんで大丈夫です！」と差し迫ったイベントの時間を気にした回答で会場を笑わせる。最後に向井が「全員もらおうかな！」と言うと、なぜか会場に沈黙が訪れる。深澤が「心が通じ合った瞬間だよ！」とフォローし、クロストークのパートは幕引きとなった。