ザ・リーサルウェポンズ初全国ツアー「ポンズの野望」完走!9月に地元・中野サンプラザでワンマン

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ザ・リーサルウェポンズが3月21日に東京・LIQUIDROOMで全国ツアー「ポンズの野望・全国版~もうがまんできねえ~」の最終公演を開催した。

ザ・リーサルウェポンズ(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

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紗幕に映し出されたザ・リーサルウェポンズの影。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

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ザ・リーサルウェポンズにとって初となる全国ツアーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響による2度の中止を経てようやく実現。サイボーグジョーの“半導体”が新型コロナウイルスに侵され、初日の大阪公演が延期になるというアクシデントがあったものの、2人はそのピンチも乗り越え、札幌、愛知、大阪、東京の計4公演を見事に完走した。LIQUIDROOM公演はチケットがソールドアウトした状態で当日を迎え、開演時刻を過ぎるとステージの紗幕に戦国時代をイメージしたイントロダクション映像が映し出される。ジョーの「もう我慢できねえ!」という言葉とともに出陣するザ・リーサルウェポンズの姿に観客の期待感は一気に上昇。代表曲である「80年代アクションスター」冒頭の“アニキ”コールの音声に合わせてザ・リーサルウェポンズのポーズを決めるジョーとアイキッドの影が紗幕に浮かび上がり、その幕の向こうから2人が姿を現すと、フロアはさらなる熱気に包まれた。

CO2を発射するアイキッド。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

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2月23日にリリースされたメジャー1stアルバム「アイキッドとサイボーグジョー」に収録されている新曲「ポンズのテーマ」では、ジョーとアイキッドが客席に向けてCO2ガンを容赦なく発射する。冒頭の2曲を披露し終えると、ジョーは“半導体トラブル”が起きたことを振り返り、「心配かけちゃってすみませんね。アイムソーリー! センセイのお陰でバージョンアップされたから復活だよー!」と改めて復活を宣言。一方のアイキッドは「今日は春分の日ということでね、無事にライブもできて、いろんな意味で少しずつ春が近づいてきていると思うとすごくうれしいです」と心境を言葉にした。

ザ・リーサルウェポンズ(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

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その後もライブの盛り上がりは曲を重ねるたびにどんどん加速。新型コロナウイルスの感染対策としてフロアから声援を送れない状況の中、SEによって歓声が再現されたり、ステージ上のスクリーンに歌詞や合いの手が表示されたりと、コロナ禍に合わせた演出が展開され、オーディエンスも腕を掲げて2人の煽りに呼応した。そんな中、ウイルスと戦うすべての人に対する感謝と尊敬の念を込めたナンバー「雨あがる」が披露されると、場内が温かい拍手で満たされた。

ライブ後半には疾走感あふれるメタルチューン「川中島の戦い」や、ホッピー愛を歌ったキャッチーな楽曲「ホッピーでハッピー」が並ぶ。フロアでヒートアップし続けるファンに対し、ジョーとアイキッドは「今日は来てくれて本当にありがとう! ポンザー(ザ・リーサルウェポンズファンの呼称)がいないとこのバンドもないから本当に感謝です」と感謝の気持ちを伝えた。そしてライブ本編の最後に披露されたのは、彼らがリスペクトする80年代のギターヒーローへのレクイエムソング「さよならロックスター」。有名なシンセフレーズをオマージュしたリフが晴れやかに響き渡った。

2人が退場すると、間髪いれずにアンコールを求める拍手が鳴り響く。お笑いコンビ・BANBANBANの鮫島一六三がザ・リーサルウェポンズに代わってグッズを紹介し、「Everyday 飲んじゃうジョッキ」を持って乾杯の音頭をとろうとしたところでジョーとアイキッドが再登場。「鮫さん勝手に乾杯進めないでー、一緒にやろう!」とジョッキを手に取ってポンザーと一緒に乾杯した。すると突然、場内が暗転し、カウントダウン映像がスタート。スクリーンに「獣神サンダー・ライガー」という文字が表示され、場内がざわめく中、覆面レスラーのレジェンドである獣神サンダー・ライガーがステージに姿を現した。獣神サンダー・ライガーは、昨年11月に東京・新宿FACEで開催されたプロレスをリスペクトしたスペシャルライブ「新宿バトルロイヤル」への出演がなかったことを怒りながら指摘し、あわや一触即発のムードに。そこでリーサルウェポンズはアイキッドの「もうこれはアレを一緒にやるしかない……!」という声を合図に、1994年に行われた興行「SUPER J-CUP」「BEST OF THE SUPER Jr.」の激闘について歌った1曲「94年のジュニアヘビー」を披露。獣神サンダー・ライガーともに会場を盛り上げ、無事和解を果たした。

「きみはマザーファッカー」を披露するザ・リーサルウェポンズ。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

「きみはマザーファッカー」を披露するザ・リーサルウェポンズ。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)[拡大]

ザ・リーサルウェポンズと獣神サンダー・ライガー、鮫島一六三(BANBANBAN)。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)

ザ・リーサルウェポンズと獣神サンダー・ライガー、鮫島一六三(BANBANBAN)。(提供:ソニー・ミュージックレーベルズ)[拡大]

アンコールのラスト、ザ・リーサルウェポンズは獣神サンダー・ライガー、鮫島とステージ上に並び、キラーチューン「きみはマザーファッカー」を投下。会場に強固な一体感を生み出して「ポンズの野望・全国版~もうがまんできねえ~」の幕を閉じた。終演時にはスクリーンに特報が映し出され、9月30日にジョーとアイキッドの地元にある東京・中野サンプラザホールでワンマンライブ「大コンバンワンマン ~ オレたち中野を大事にするぜ!地元のライブはハンパねぇ ~」が開催されることが明らかに。フロアから今一度大きな拍手が巻き起こった。

なおLIQUIDROOM公演の模様を生配信したStagecrowdでは、3月28日(月)23:59までライブ映像の見逃し配信を実施中。

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ザ・リーサルウェポンズ「ポンズの野望・全国版~もうがまんできねえ~」2022年3月21日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 80年代アクションスター
02. ポンズのテーマ
03. 東海道中膝栗毛
04. Super cub is No.1
05. 半額タイムセール
06. シェイキン月給日
07. 雨あがる
08. 毎日たのしい1週間
09. 熱血ティーチャー
10. マハラジャナイト
11. 川中島の戦い
12. プータロー
13. ホッピーでハッピー
14. さよならロックスター
<アンコール>
15. 94年のジュニアヘビー with 獣神サンダー・ライガー
16. きみはマザーファッカー with 獣神サンダー・ライガー、鮫島一六三(BANBANBAN)

ザ・リーサルウェポンズ「大コンバンワンマン ~ オレたち中野を大事にするぜ!地元のライブはハンパねぇ ~」

2022年9月30日(金)東京都 中野サンプラザホール

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デジクマ(Kazuya Minami) @digitalbear

【ライブレポート】ザ・リーサルウェポンズ初全国ツアー「ポンズの野望」完走!9月に地元・中野サンプラザでワンマン(写真17枚) https://t.co/tyyBNOHVHZ

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