10年の時を経てDOPING PANDAの新章、開幕!聖地で最新の3人の音を鳴らす

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DOPING PANDAが昨日3月2日に東京・新代田FEVERでライブイベント「Reunion Kickoff Party at FEVER」を開催した。

DOPING PANDA(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

DOPING PANDA(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

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解散から10年の時を経て、今年の1月に再結成を発表したDOPING PANDA。イベントが行われた3月2日には10曲の新曲を収録したオリジナルアルバム「Doping Panda」を世に放ち、3人それぞれがこの10年間で培ったものや思いによって進化を遂げた、2022年のDOPING PANDAのサウンドをリスナーに届けた。新代田FEVERはDOPING PANDAがかつて何度もライブを行っていた聖地とも言える場所。バンドは思い入れのあるステージに立ち、集まったドーパメイニア(DOPING PANDAファンの呼称)の前で堂々と復活を成し遂げた。

DOPING PANDA「Reunion Kickoff Party at FEVER」の様子。(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

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開演時間になるとオープニングSEが流れ、オーディエンスの視線は3人の楽器が並ぶステージに釘付け。「DOPING PANDA」というバンド名を告げる音声を経てTaro Hojo(B)、Hayato Beat(Dr)、Yutaka Furukawa(Vo, G)の順に3人が大きな拍手に迎えられながらステージに姿を現した。Furukawaの鮮烈なギターサウンドで「Mr.Superman」が始まると、オーディエンスは10年の時を感じさせないほどごく自然にクラップを重ねていく。Furukawaは高揚した様子で「FEVER!」と声を上げ、Taroは笑顔でフロアを見渡しながらビートを刻む。Hayatoは楽しげに躍動感のあるリズムを打ち鳴らし、会場にはフレッシュでみずみずしいDOPING PANDAのサウンドが瞬く間に広がった。「We are DOPING PANDA!!」とFurukawaが高らかに宣言し、止まっていた時間が確かに動き出す。「YA YA」で息を合わせて軽快な演奏を繰り広げた3人は、そのまま「The Fire」へ突入。メイニアたちは楽曲が始まるごとに目を輝せ、待ちわびていたDOPING PANDAの豊かなアンサンブルを全身で浴びて音に導かれるように自由に体を揺らした。

Yutaka Furukawa(Vo, G)(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

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その後もDOPING PANDAは「Hi-Fi」や「Beautiful survivor」といったメイニアから愛されてきたナンバーを惜しみなく連投。「Transient Happiness」ではFurukawaの軽やかな開脚ステップも飛び出す。アウトロではFurukawaが「愛してるぜ、メイニア」と告げて華麗なタッピング奏法でオーディエンスを魅了した。歓声は上げられずとも、メイニアたちも続く「MIRACLE」で力いっぱい拳を突き上げてステージの3人に愛をぶつける。フロアの熱気を浴びてFurukawaは「本当は声を出してコミュニケーションが取れる状態でライブができたほうがそりゃあよかったんでしょうけど、もう十分伝わってきてます。ありがとうございます」と感謝の言葉を口にし、「さほど緊張はしていなかったんですが、君らのパワーを感じて一気に緊張してきちゃいましたね。むちゃくちゃ『Mr.Superman』速くなっちゃったし」と苦笑いした。ここでFurukawaが「何か言うことあるんじゃないの?」とTaroにおなじみのフレーズ「やったぜ!」を求めて話を振るも、Taroはひょうひょうとした様子で「おひさしぶりです」とごく普通にメイニアに挨拶。「違うよ!」とFurukawaは呆れた様子で、そのあとも続くTaroのマイペースな返しに「始まったな、おい。DOPING PANDA!」とバンドの復活を実感したようだった。

Taro Hojo(B)(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

Taro Hojo(B)(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

Furukawaは再結成に至るまでを「本当にいろんな奇跡がどんどんつながっていったという感覚でした。今日も奇跡のような感じがしています」と振り返り、「世の中暗いニュースが多いですけど、やっぱり音楽ってすごくいいなと。この瞬間だけはすべてひっくり返せるというか」と思いを噛み締める。そして3人はこの日リリースされたばかりのオリジナルアルバムからリードトラック「Imagine」をパフォーマンス。胸をつかむような美しいメロディと、ずっしりとした最新のDOPING PANDAのサウンドが聖地に堂々と鳴り響いた。モータウンビート調のラブソング「It’s my life」ではFurukawaが「もう、すぐ明るくなる そっち行けばいいんだろ?」というフレーズでフロアのメイニアたちを指差し、愛のこもったギターソロも届ける。「Candy House」ではメンバーもオーディエンスも一緒になって笑顔で飛び跳ねる光景が見られた。

Hayato Beat(Dr)(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

Hayato Beat(Dr)(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

このライブではファンクラブ会員向けに配信されるラジオの公開収録も行われた。バンド解散後にアーティストマネージャーとして活躍していたHayatoは手際よくグッズを紹介。さらに事前にファンから集めていたという質問を読み上げて、その敏腕っぷりを発揮していた。Furukawaは「俺の再結成の楽しみは、タロティーがどれだけおかしなヤツかを前面に出していくこと。期待していてください!」と宣言。さっそくFurukawaとHayatoはいかにTaroが変わり者なのかを昔話や今回のレコーディング時のエピソードを交えながら熱弁した。

DOPING PANDA「Reunion Kickoff Party at FEVER」の様子。(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

DOPING PANDA「Reunion Kickoff Party at FEVER」の様子。(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

3人は楽しげにたっぷりとトークを繰り広げたあと、Hayatoの提案で新曲「Imagine」をもう一度プレイ。そしてライブの終盤をさわやかに駆け抜けるように「The way to you」を演奏し、ファンにとっては聴きなじみ深いギターリフから「Crazy」へ。「I am sorry me ミラクル起こせなくてさ」という歌詞に代わる「ミラクル起こしちゃってさ」というフレーズも、この日は特別な意味を持って響きわたった。

DOPING PANDA「Reunion Kickoff Party at FEVER」の様子。(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

DOPING PANDA「Reunion Kickoff Party at FEVER」の様子。(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

アンコールを求める拍手に呼ばれて再びステージに登場したDOPING PANDAは、Taroの力強いスラップベースとともに「GAME」を投下。「DOPING PANDA!!」のコール&レスポンスはできなくとも、オーディエンスの心の声をしっかりと受け取った3人は再会を誓って笑顔でステージをあとにする。彼らがステージを去ったあとも、新代田FEVERにはメイニアたちの熱のこもった拍手が鳴り続けた。

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DOPING PANDA「Reunion Kickoff Party at FEVER」2022年3月2日 新代田FEVER セットリスト

01. Mr.Superman
02. YA YA
03. The Fire
04. Hi-Fi
05. Beautiful survivor
06. Transient Happiness
07. MIRACLE
08. Imagine
09. It’s my life
10. Candy House
11. Imagine
12. The way to you
13. Crazy
<アンコール>
14. GAME

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ハルオ婚活OB垢 @hellohaluo

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