ザ・ウィークエンドがサンプリングした曲も収録、亜蘭知子の3rdアルバムがSACDハイブリッド化

亜蘭知子が1983年にリリースした3rdアルバム「浮遊空間」が、SACDハイブリッドとして2月23日に再発される。

亜蘭は三原順子「セクシー・ナイト」、TUBE「シーズン・イン・ザ・サン」「SUMMER DREAM」、B'z「Nothing To Change」など多くのヒット曲の作詞を担当。1981年にはシングル「悲しきボードビリアン」で自らもアーティストデビューした。

「浮遊空間」は発売当時ヒットには及ばず、CGを多用したジャケットが話題になる程度であった。しかし近年、このアルバムに収録されている「I'm in Love」がNetflixのドラマ劇中歌や、ポッドキャスト番組のエンディングテーマに使用され、また「Midnight Pretenders」がザ・ウィークエンドの1月7日発売の最新アルバム「Dawn FM」の中でサンプリングされたこともあり、音楽シーンで話題になっている。

今作のSACD層にはアナログマスターをDSD11.2Mhzでアーカイブした最高音質、CD層にはマスターから44.1KHz / 16bitに変換した音源を使用。4曲目の「ジ・レ・ン・マ（25才の憂鬱）」は、1988年の初CD化の際に収録されたバージョンが採用されている。このCDバージョンはもともと「ジ・レ・ン・マ（25才の憂鬱）」のオリジナルで、アナログ発売時にも収録される予定であったが、左右に振られたバスドラ音の関係でカッティングが不可能なため、アナログ盤ではアレンジが変更されていた。なおアナログバージョンのこの曲は、ボーナストラックとして収められる。