chilldspot、新曲も初披露したWWW Xワンマン「ここまで来てくれてありがとうございます」

chilldspotが11月18日に東京・WWW Xでワンマンライブ「One man live "the youth night"」の追加公演を開催した。

今年9月に1stアルバム「ingredients」をリリースしたchilldspot。アルバムの発売を記念して企画された10月の初ワンマンライブのチケットが即日完売したことを受け、追加公演の開催が決定した。定刻を少し過ぎた頃、chilldspotは天井から吊るされたシャンデリアなど、1stアルバムの収録曲「Groovynight」のミュージックビデオの世界観を連想させるステージに登場。1曲目にスローナンバー「落下飛行」をセレクトすると、比喩根（Vo, G）が繊細な歌声を会場に響かせて序盤からオーディエンスを惹きつけていく。その後は余韻を断ち切るように、「dinner」「Monster」といったダンスナンバーをプレイ。ジャスティン（Dr）の力強いドラムを起点にスタートした「人間って。」では、徐々に迫力を増していくバンドサウンドで観客を圧倒した。

ライブ中盤、比喩根の「突然ですが今日のライブに合うなと思ったので、急遽、未発表曲を持って来ました。やってもいいですか？」という呼びかけで新曲「yours」の演奏がスタート。悩みを抱える人々に寄り添うような歌詞と、玲山（G）の弾く温かいギターの音色が相まって場内は穏やかな雰囲気に包まれた。chilldspotは続く弾き語り曲「私」を、この日のためにバンドアレンジでパフォーマンス。そのまま「hold me」「Kiss me before I rise」を演奏し、息の合ったアンサンブルでオーディエンスの体を揺らした。メンバー4人のゆるいトークを挟んだのち、chilldspotが2020年2月に大阪、3月に東京でワンマンライブ「One man live "around dusk"」を開催することを発表すると、会場は大きな拍手で包まれた。

その後は小﨑（B）が奏でる重厚なベースラインが印象的な「Groovynight」や、比喩根が16歳の頃に初めて作詞作曲した初期曲「夜の探検」など、人気のナンバーを次々と繰り出していく。比喩根は「これで最後の曲になってしまいました。本当にここまで来てくれてありがとうございます！」と挨拶すると、最後は台湾のシンガー・LINIONとのコラボ曲「music feat.LINION」のすべての歌詞を日本語で歌唱し、大盛況の中この日の公演の幕を降ろした。

またApple Music、Spotify、LINE MUSIC、AWAといったサブスクリプションサービスでは、本公演のセットリストで構成されたプレイリストを公開中。