「『BLUE ENCOUNT ~Q.E.D : INITIALIZE~』2021.04.18 at YOKOHAMA ARENA」は10月27日にリリースされた作品。今年4月に開催されたバンド初の神奈川・横浜アリーナ単独公演のうち2日目の模様が収められている。本作の発売を記念して、全国19カ所の映画館での上映イベントと、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場での舞台挨拶が行われた。なお舞台挨拶の模様は全国各地の映画館に生中継された。
司会者に公演当日の心境を問われ、田邊駿一(Vo, G)が「緊張したよね?」とメンバーに同意を求めるも、3人は「いやー?」と首をかしげる。田邊は「頼もしいな!」と驚いてから、「俺、緊張しているときはめちゃくちゃ早く会場に入るんですよ。横アリの日も朝から『今日はどんなライブにしようかな』と思いながら会場の周りをランニングして、午前中には会場入りしました」と振り返った。緊張しなかったという江口雄也(G)は「武道館のときは前の日寝れなかったんですよ。今回の横アリはぐっすり。緊張したところがなかったですね。ずっと気持ちよくやれました」と笑顔を浮かべた。
舞台挨拶前に客席でライブ映像を観たという彼ら。江口は「普段は見ることのできないお客さん側からの光景を見れてすごくグッときましたね」と語る。田邊はブルエンがSEとして使用しているMISSPRAYの楽曲について触れ、「MISSPRAYの曲が映画館で流れる時点でエモい。あと今日はせっかくの映画館なので重低音や音の厚みを楽しんでもらいたいですね」とこれから映像を観る観客に呼びかけ、高村佳秀(Dr)は「ドラマーの座っている場所は一番の特等席だと思うんですよね。そのアングルからの映像もあるので楽しんでもらえたらと思います」とアピールした。
中盤にはTwitterのハッシュタグ「#ブルエン推し曲」を通じて、横浜アリーナ単独公演で披露された楽曲にまつわる思い出や感想を募集するという企画の話題に。田邊は「みんなが思い出を書いてくれているのがすごくうれしくて。メンバー一同チェックしてました。改めてお客さんと一緒にBLUE ENCOUNTという船を動かしていたんだなと思いました」と語る。さらに彼は本公演の趣旨について「企画会議で『ライブというものを再確認しよう』と話したんです。ガンガン演出を入れるというよりは、ライブの面白さを改めて届けるために質実剛健な内容にしようと」とファンに伝えた。
最後の挨拶では、高村が「あの日しか表現できなかったパフォーマンスや表情をぜひ見てほしいです。観るたびに新しい発見があると思うので何度も堪能していただければ」と熱弁。辻村勇太(B)は「映像を観て思ったのですが、今のBLUE ENCOUNTはもっと進化してます。次のライブでそれを見てもらえると思うので、またライブに遊びに来てください」と自信をのぞかせる。江口は「今日は全国いろいろな場所でこのイベントをやっているわけですが、きっと映像を観たらライブに行きたくなると思います。また全国でライブができるように計画しておりますので、それまではライブ映像をたくさん観て心待ちにしていただけたらうれしいです」とコメント。田邊は「横アリ公演は自分たちの物語だと思ってセットリストを決めたり練習したりしました。でも今日映像を観て、自分たちの物語じゃなくて、観に来てくれたみんなの1人ひとりの物語が集まっていたんだなと気付きました。これからもBLUE ENCOUNTのライブはそういうものであり続けたいです」と語って舞台挨拶を締めくくった。
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音楽ナタリー @natalie_mu
【舞台挨拶レポート】BLUE ENCOUNT、横アリ単独公演振り返った舞台挨拶「自分たちの物語ではなくみんなの物語」(写真14枚)
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