UNISON SQUARE GARDEN、レア曲だらけのFC限定配信ライブでバンド結成日を飾る

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UNISON SQUARE GARDENの公式ファンクラブ「UNICITY」会員限定の生配信ライブ「UNICITY LIVE ONLINE」が、7月23日と24日に開催された。

「UNICITY LIVE ONLINE」7月23日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

「UNICITY LIVE ONLINE」7月23日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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このライブは初日はアコースティック編成、バンド結成18年目かつFC発足7年目にあたる2日目はバンド編成で開催され、会員を対象に行われた楽曲投票企画の結果をもとにしたセットリストが披露された。

7月23日

開演時刻を迎え、最初に画面に映し出されたのはアコースティックギターを抱えた斎藤宏介(Vo, G)の姿。斎藤はアコギを鳴らしつつ、1曲目「黄昏インザスパイ」のイントロをゆったりと歌い始めた。続いて田淵智也(B)のコーラスとベース、鈴木貴雄(Dr)のカホンが柔らかく重なり、普段のライブとは異なるひとときの始まりを告げた。曲が終わり、鈴木から出だしの歌詞を間違えたことを指摘された斎藤は「気持ちよくなっちゃって……」と苦笑い。和やかな雰囲気の中、ファン投票1位を獲得した「夏影テールライト」が涼やかに奏でられた。

「UNICITY LIVE ONLINE」7月23日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

「UNICITY LIVE ONLINE」7月23日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

淡いピンク色の照明の下で「春が来てぼくら」が披露されたあと、一息ついた田淵は「普段のライブがどれだけ緊張感あるか思い知るね」、鈴木は「いつもは息つく暇もないけど、1曲1曲『演奏してるな』って気持ちになる」とアコースティックライブならではの雰囲気を楽しんでいる様子を見せる。その後は初期のナンバー「スカースデイル」を温かく力強いバラードアレンジで奏でた。

ライブ後半は鈴木がカホンからドラムセットに座り直し、また趣を変えた演奏が披露されていった。斎藤の軽やかなアコギの音色が響く「静謐甘美秋暮抒情」、ジャジーな雰囲気を強めたアレンジの「お人好しカメレオン」が終わると、MCで田淵は「アコースティックのアレンジは大変なのよ」、鈴木は「100メートル走の選手が障害物競走に出るようなもの」と語り、この日を迎えるまでの過程を振り返った。

ここで3人は、開演前の楽屋で鈴木が1人で演奏していたというアコースティックバージョンの「Phantom Joke」を「マジで練習しないでやったらどうなるか?」として急遽ワンコーラスのみぶっつけでパフォーマンス。斎藤が12弦ギター、田淵がアコースティックベース、鈴木がカホンという組み合わせで高速の演奏を繰り広げた。

斎藤が初のアコースティックライブの感想を「個人的にはまたやりたいと思ってますよ」と語ったあと、最後に演奏されたのはオリジナルの雰囲気を活かしつつ、ぬくもりを加えたアレンジの「シュガーソングとビターステップ」。間奏では斎藤と田淵によるスキャットも披露され、この日限りのパフォーマンスでファンを楽しませた。

7月24日

「UNICITY LIVE ONLINE」7月24日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

「UNICITY LIVE ONLINE」7月24日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

「UNICITY」のロゴ入りバックドロップを掲げたステージに現れた3人が、最初に奏でたのは結成当初の楽曲「さよなら第九惑星」。さらに激しく明滅する照明の中で「サイレンインザスパイ」を披露した。その後は斎藤の柔らかなギターイントロから「流星行路」へ突入するが、前日に続いて歌詞を間違えた斎藤が「入り間違えた……」と歌い、つられて鈴木が間奏のコーラスで吹き出してしまう場面もあった。

「昨日とは打って変わっていつも通りのUNISON SQUARE GARDENを、いつもとはだいぶ違うセットリストでお届けしようと思います」という斎藤の言葉からは「セク×カラ×シソンズール」の心地よいリズムを響かせる。その後も田淵のベースラインが曲の雰囲気を牽引する「CAPACITY超える」、さらに「さよならサマータイムマシン」とレア曲を連投し、ファンを翻弄した。

後半戦はイントロのSEでチャット欄が大いにざわついた「エアリアルエイリアン」からスタート。近年のライブではほとんど演奏されていない、複雑な展開のこの曲でファンを大喜びさせたあとは「シューゲイザースピーカー」の熱いサウンドを響かせた。さらに披露されたのは、最新アルバム「Patrick Vegee」から「世界はファンシー」。ユニゾンらしいユーモアと高いテクニックを存分に魅せつけた。

「UNICITY LIVE ONLINE」7月24日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

「UNICITY LIVE ONLINE」7月24日公演の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

斎藤はバンドを代表し「17年前の今日に初めてスタジオに入ったんですね。変わらず音楽をできているのはすごくうれしいことだなと思っています。引き続き『UNICITY』をどうかよろしくお願いします」とファンクラブの会員たちに向けて挨拶した。その言葉に続いて披露されたのは「101回目のプロローグ」。結成日にふさわしいナンバーがエモーショナルに奏でられた。最後は「Micro Paradiso!」の華やかなアンサンブルで締めくくられる。間奏では田淵がステージから飛び降り、斎藤や鈴木を笑わせながらフロアからコーラスを響かせていた。

UNISON SQUARE GARDENは8月5日より「UNISON SQUARE GARDEN Revival Tour "CIDER ROAD"」、10月6日より「UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2021-2022『Patrick Vegee』」と全国ツアーを連続して開催。「Patrick Vegee」ツアー初日の10月には新曲「Nihil Pip Viper」を配信リリースするほか、今年春に行われた全国ツアー「Revival Tour "Spring Spring Spring"」の模様を収録したライブ映像作品もリリースする。

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UNISON SQUARE GARDEN「“UNICITY”会員限定オンラインライブ『UNICITY LIVE ONLINE』」2021年7月23日・24日 セットリスト

7月23日

01. 黄昏インザスパイ
02. 夏影テールライト
03. 春が来てぼくら
04. スカースデイル
05. 静謐甘美秋暮抒情
06. お人好しカメレオン
07. Phantom Joke
08. シュガーソングとビターステップ

7月24日

01. さよなら第九惑星
02. サイレンインザスパイ
03. 流星行路
04. セク×カラ×シソンズール
05. CAPACITY超える
06. さよならサマータイムマシン
07. エアリアルエイリアン
08. シューゲイザースピーカー
09. 世界はファンシー
10. オトノバ中間試験
11. 101回目のプロローグ
12. Micro Paradiso!

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