ブッチャーズ小松&女性ギタリストのインストデュオデビュー

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札幌出身の女性ギタリスト・加倉ミサトと、bloodthirsty butchersFOEのドラマーとして活躍する小松正宏からなる2人組インストバンド、SOSITEがデビューアルバム「IMU」を2011年1月12日にリリースする。

中央が加倉ミサト、上と下が小松正宏。

中央が加倉ミサト、上と下が小松正宏。

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SOSITEの楽曲は、変拍子フレーズの独特な隙間に絶妙に入り込むタイトなリズムが特徴。ギターとドラムの2ピースという極めてシンプルな構成ながら、豊かで力強い表現力を持ったサウンドを聴かせてくれる。

アルバムのレコーディングエンジニアには54-71のベーシスト川口賢太郎を起用。個性あふれる川口のミックスにより、SOSITEの楽曲の不思議な魅力が十分に引き出された1枚となっている。

SOSITE「IMU」収録曲

01. 王の墓
02. コウモリが眠る頃
03. 彼誰時
04. 塀を越えたら
05. 瀬戸際
06. 黒い空と散らばる星と
07. 末期

Atsuo(Boris)コメント

透明な川が濁り、その深さが測れなくなる。その流れの中に踏み出すときの不安感と高揚。見えないということの重力。

井澤惇(LITE)

バンドの初期衝動とスタジオ内の生々しい空気がそのまま伝わってきます。外国の誰かの家のガレージでSOSITEが黙々と演奏して、それを見てぶち上がってる外人達を想像しました。

魚頭圭(Z, AS MEIAS)

どんなに複雑であっても耳を澄ませば、そこには北を感じる旋律がある。

蛯名啓太(Discharming man)

SOSITEの音楽は甘~いケーキのようで、でもどっか殺伐としてて、女の子にしか持つことを許されない何かを感じ、そして怖くなるのです。とにかくライブのインパクトは半端ねぇーす。小松さんとやるようになって更に攻撃力を増したと思います。応援してます!

小林英樹(contrarede)

びしびし、びたーんっと叩かれて。ざくざく、ざっくり絡まれて。でも瞳を開けると、なんとも清々しい夜明けが佇んでいて。その時間、空気の心地良さに、自らまた絡まれに行くのです。

鈴木喜之(音楽ライター)

またしても札幌からやって来た才媛=加倉ミサトさんのユニークな感性と、日本のロック・シーンにおける最も優れたドラマーの1人である小松正宏さんの出会いが生み出した新たな刺激物SOSITEのデビューに、スリリングな興奮を覚えています。

川口賢太郎氏がエンジニアリングを手がけたというスタジオ音源からは、どこか54-71に通じる音響が感じられることにもグッときました。アルバム・リリース後のライヴを体験するのが、今から非常に楽しみです。

中尾憲太郎(Crypt City)

冬の北海道を走るロードムービーのような作品だと思いました。
~幼い頃住んでいたときの冬の風景~
果てしなく続く2車線
車窓から見える雪化粧の山々にはすでに葉を落とした木々
吹雪
冬は過ぎ、
ときには錆びたブランコを囲む群生したシロツメクサ
やはりそんな風景を思い出しました。

中道孝治(aie, record shop DISCO)

札幌で静かに誕生し東京経由中。未知数すぎる可能性を独自の切り口で炸裂させる非日常イノセントポップデュオ"SOSITE"!

SOSITEに出会った、確か06年に自身のバンドでカウンターアクションに行った時、リハーサルで明らかにチグハグな怪しいバンドを観た。その未完成を存分に発揮した演奏に「ハテナ?」ワタクシ脳内パニック寸前。そのどうしようもない方向の空気感、コード感のあるHELLA?未完成な是巨人?とか頭に浮かんだ。なにより佇まいと音楽の空前絶後ギャップに「?」。「ソーサイトカッコイイ!」「ソシテです。。。」なんて会話も確かあった。その後、小松氏が加入するという事件!先日観た熱いドラミングには拳を握りましたぜ。ミサトさんにはフツフツとやるかやられるか?そういう前のめりな感覚を実は感じてる。奇天烈されどその反面ノスタルジックで親近感さえ漂わせる空気感+ハテナミュージック!

原昌和(the band apart)

新手のヘミシンクかと思ってマジで脱魂しそうになった。目を閉じて聴くと、真夜中の森で一人で寝る時の様な、授業中、隠れてこっそり寝てる様な「ドキドキワクワク」した気分になるよ。

百々和宏(MO'SOME TONEBENDER

SOSITEをはじめて聴く。脇を固めるのがブッチャーズ小松さんに54-71のリーダー川口だと聞いて物騒で鋭利な音を想像していたが、実際に音源をプレイしてみると確かにそういう音作りではあるけども、もっと暖かくて凛とした空気を感じた。そしてギタリストが札幌出身の女性であるのを知って妙に合点がいった。これは北の大地から産まれた音。そんな景色が見える音。

二宮友和(eastern youth, ひょうたん)

空気の澄んだ夜、誰も起きていない時間に一人っきりになって聴いた。雑音の無い空間で、小さい音量で。一聴して直情的な混沌を感じる演奏、その奥に澄み渡るアンビニエント、更に向こう側に深海の底の方のような冷たい真っ暗闇を感じて、堕ちそうになった。

吉田肇(PANICSMILE)

楽曲、演奏、録音、全て込みでかっこいいです!ブンブンぶん投げられる変則フレーズも可愛かったり、可憐だったり、グラインドコアみたりで、いやそれだけじゃ例え不足ですが、加倉さんのフレットの押さえ方、たぶん独特な気がします。そんな視覚的な思い込みを促すほど、川口君の録音が素晴らしく、コマツ先輩のドラムが超立体!なんです。そもそも女の人って可憐でグラインドコアみたいな生物ですよね?あ、スミマセン。

吉村由加(CATSUOMATICDEATH, METALCHICKS)

空から降ってくる雪を見上ていると、からだが浮きあがるような気がします。それがとっても気持ちよくて、よくそうして遊んでいました。その感じに似た懐かしくて不思議な浮遊感。ちょっとくせになりそうな音楽です。

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音楽ナタリー @natalie_mu

ブッチャーズ小松&女性ギタリストのインストデュオデビュー http://natalie.mu/music/news/42609

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