Creepy Nutsが日本語ラップの聖地でRHYMESTER、般若、LibeRty Doggsと熱演

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Creepy Nutsがパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」のライブイベント「日本語ラップ紹介ライブ in 日比谷野音」が、昨日4月24日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で開催された。

「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0 presents 日本語ラップ紹介ライブ in日比谷野音」の集合写真。

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Creepy Nuts

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このイベントはR-指定が日本語ラップを紹介する番組コーナーの“豪華版”として企画されたもの。伝説的ヒップホップイベント「さんピンCAMP」の会場でもある野音を舞台にCreepy Nutsが日本語ラップ界の先輩、後輩とともにライブやトークを繰り広げた。イベントは主催者であるCreepy Nutsのライブパフォーマンスでスタート。「まずは今日の空気 まずは今日の客 まずは今日の現場、ここの温度感 ノリは良いのか?」という歌い出しの「板の上の魔物」で観客のテンションを一気に引き上げ、「大声は出されへんけど、手挙げたり、飛び跳ねたり、ゴンフィンガー挙げるのは合法らしいぞ!」というR-指定の煽りから「合法的トビ方ノススメ」につなげた。

LibeRty Doggs

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MCでイベントの趣旨を改めて説明したCreepy Nutsは、神奈川県鎌倉市大船を拠点とするヒップホップクルー・LibeRty Doggsを紹介。「おのおのが特徴的かつヤンチャなんですよ。なのに人懐っこい。そこが魅力だと思ってます」というR-指定の言葉を受けてステージに登場したLibeRty Doggsの5人は「LIBERTY SIDE」でライブを始めると、パワフルなマイクリレーでそれぞれの個性をしっかり見せつける。メンバーのCannabi$はこの舞台に立てたことを感謝しつつ、「LibeRty Doggsのゴールはここじゃなくて、ここがオレたちの物語は始まりだと思ってる」と宣言。番組でも紹介された「柄悪いけど」で観客の体を揺らした。パフォーマンス後にはCreepy Nutsとトークを展開。2組が共演するのは今回が初だが、数年前の「高校生ラップ選手権」でCannabi$はCreepy Nutsと一緒に写真を撮っていたという事実を明かした。

左から般若、R-指定。

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続いて登場したのは、Creepy Nutsを自身のライブにゲストとして招き、初めて野音のステージに立たせた先輩だという般若。最新アルバム「12發」のオープニングナンバー「INTRO」で口火を切った般若は、「あの頃じゃねえ」「覚えてる」「シングルマザー」とドラマチックなナンバーを鬼気迫る勢いで連発する。観客がそのパフォーマンスに圧倒される中、ステージにはR-指定が登場。般若とR-指定はコラボ曲「たちがわるい」でユーモラスかつテクニカルなラップのかけ合いを繰り広げ、感動的なムードに染まっていた会場の空気を一変させた。トークコーナーではCreepy Nutsの東京・日本武道館公演を観た般若の息子が「DJになりたい」と言い出したというエピソードが明らかに。なお般若の息子は、R-指定とコラボする父親のパフォーマンスを舞台袖で観ており、「なんで最後この曲(『たちがわるい』)なの?」と疑問を呈していたという。

RHYMESTERとCreepy Nutsのコラボパフォーマンスの様子。

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宵闇に包まれた野音に登場したのは、日本語ラップヘッズだったCreepy NutsがプレイヤーになるきっかけとなったRHYMESTER。有観客のライブは1年以上行っていないという彼らだが、「オマエらのrootsはあくまでオレだとは言っておきたいぜ」と歌う「Future Is Born」でライブを始めると、“キング・オブ・ステージ”の名に違わぬパフォーマンス力で会場を盛り上げる。「共演者とは仲良しでもあるけど全員ブッ殺すと思って出てるから」と宇多丸が語った通り、3人は容赦のない全力のパフォーマンスを展開。巧みな煽りとMCで声を出せない観客と一体感を作り上げる。そしてRHYMESTERが最後に披露した「ONCE AGAIN」ではCreepy Nutsとのコラボが実現。R-指定は彼らへのリスペクトを込めたラップを披露し、「オレたちのrootsはあくまでアンタらだとは言っておきたいぜ! パイセン!」と叫んだ。これに宇多丸は「文脈を踏まえまくってる! 切り裂き魔、霧吹き魔、“文脈魔”!」と感激。後輩のCreepy Nutsを大いに褒め称えた。

R-指定

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DJ 松永

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イベントをトリを飾るのは、もちろんCreepy Nuts。「よふかしのうた」でライブの幕を開けた彼らは、「今日LibeRty Doggsの才能が世間にバレたように、もっともっといろんなヤバいラップがバレていくことを願っております!」というR-指定の言葉から「バレる!」を披露し、バイブス全開のパフォーマンスを観客にぶつけていく。「オレたちのスタイルはホンマにオレたちの好きなことをやってるだけなんで、教科書通り、トレンド通りのヒップホップとは全然違うかもしれません。それでも自分に嘘付かず、自分の好きなスタイルでやることが一番ヒップホップやってことをいろんな先輩から、いろんな後輩から学ばせてもらってます」と語ったR-指定が「俺たちも俺たちで胸張って、こう言えるかと思ってます。我々Creepy Nuts、日本語ラップ界の“顔役”でございます」と告げると「顔役」へ。さらに「Bad Orangez」をエモーショナルに歌った Creepy Nutsは、「かつて天才だった俺たちへ」を熱演してパフォーマンスを締めくくった。エンディングではLibeRty Doggs、般若、RHYMESTERが再び登場し、それぞれが感想をコメント。ゲスト退場後、Creepy Nutsによる番組恒例の挨拶でイベントの幕は閉じられた。

チケットぴあでは本日4月25日21:00まで本公演の配信チケットを販売中。購入者は本日23:59までアーカイブを視聴できる。

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Creepy Nutsのオールナイトニッポン0 presents 日本語ラップ紹介ライブ in日比谷野音」

2021年4月24日 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)セットリスト

01. 板の上の魔物 / Creepy Nuts
02. 合法的トビ方ノススメ / Creepy Nuts
03. LIBERTY SIDE / LibeRty Doggs
04. Rolling stoners / LibeRty Doggs
05. 柄悪いけど / LibeRty Doggs
06. INTRO / 般若
07. あの頃じゃねえ / 般若
08. 覚えてる / 般若
09. シングルマザー / 般若
10. たちがわるい feat R-指定 / 般若
11. Future Is Born / RHYMESTER
12. Back & Forth / RHYMESTER
13. K.U.F.U. / RHYMESTER
14. ONCE AGAIN feat. Creepy Nuts / RHYMESTER
15. よふかしのうた / Creepy Nuts
16. バレる! / Creepy Nuts
17. 顔役 / Creepy Nuts
18. Bad Orangez / Creepy Nuts
19. かつて天才だった俺たちへ / Creepy Nuts

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