また次の春に会おう！TEAM SHACHI、地元名古屋で10年目も応援してくれるタフ民に“マジ感謝”

TEAM SHACHIが昨日4月7日に愛知・DIAMOND HALLにてファンクラブイベント「リアル・タフ民の集い vol.1」を開催した。

2012年4月7日に愛知・名古屋城で、チームしゃちほことして“路上デビュー”を果たしたTEAM SHACHI。“路上デビュー”記念日の4月7日を“しゃちほこの日”とし、初めてのファンクラブイベントを2部制で実施した。このライブで4人はアニバーサリー感を盛り上げるため、タフ民（TEAM SHACHIファンの呼称）にリクエスト曲やもう一度観たい衣装のアンケートを取り、その結果を反映したこの日限りのスペシャルなステージを繰り広げた。

ライブのオープニングでは、カゴメ「野菜生活100」のタイアップソング「チームしゃちほこの野菜生活体操」をジャージ姿で踊るTEAM SHACHIの撮り下ろし映像が上映され、タフ民も彼女たちの真似をして体操でウォーミングアップ。会場が温まったところでスタッフ民の“いずみタフ”が登場し、開会の挨拶を行う。開会の挨拶の最中にステージにそろった4人とブラス民（ブラスセクション）のAMI-minとRemi-minは秋本帆華の「セット！」の号令でポジションにつき、生ブラスで鮮やかなサウンドに生まれ変わった「乙女受験戦争」でライブをスタートさせた。

最初の衣装は2017年開催のライブ「しゃちサマ2017～どどん～」で着用した襟元と帯が特徴の着物風の衣装。「DREAMER」「グラブジャムン」の2曲を連続で披露すると、ダンスの激しさに咲良菜緒の衣装の飾りが取れてしまうというハプニングもあった。TEAM SHACHIは「リアル・タフ民の集い！ ようこそいりゃんせー！」とタフ民を歓迎し、念願のファンクラブイベントの開催を喜ぶ。そして「あっという間に9年」「一桁は終わり！ 二桁になりました！」と活動10年目に突入したことを改めてタフ民に報告。そして「9歳だからハッピーバースデーを歌いたい」と自らバースデーソングを歌い、ろうそくに見立てたペンライトをタフ民の協力で“吹き消した”。また咲良は「TEAM SHACHIから好きになってくれた人もいるけれど、チームしゃちほこがあっての今だと思う。この日を祝日としてみんなで楽しく過ごしたい。強制有給だからね（笑）。今後は土日に7日が来ることを祈りましょう」とフロアに呼びかけた。

ユニットとソロのコーナーではまず咲良と坂本遥奈によるユニット“はなおん♪”が「じりじり夏活委員会」を合唱風の歌唱方法で熱唱。続いて登場した大黒柚姫はソロ曲「ら・ら・ら・アイドル」をかわいらしく歌い、秋本は「おっとりガールの憂鬱」で持ち前の“おっとりボイス”を響かせた。“愛知県出身の超有名子役”や“メルヘンの国のの宇宙人”、“福岡が生んだ大スター”といった著名人から届いた9周年のお祝いメッセージ動画が上映されたあと、TEAM SHACHIはそれぞれ人気投票で1位だった衣装を着て「Hello,TEAM SHACHI」を披露。秋本、咲良、大黒は「Cherie!」の衣装、坂本は「いいくらし」のカントリー感のある衣装を着ての登場となった。

「ガチンコシャチ対決」と題したゲームコーナーでは「たたいてかぶってジャンケンポン」を実施。優勝した咲良には、ご褒美としてラーメンチェーン・寿がきやの袋麺「5食入本店の味 メンマ風味しょうゆ味」のTEAM SHACHIコラボパッケージが贈られた。咲良の大西ライオン風のタイトルコールを経てTEAM SHACHIはチームしゃちほこ時代からの人気曲「尾張の華」を披露。アッパーチューン「OEOEO」でタフ民と踊り倒したあとは、最新曲「JIBUNGOTO」で現在のモードを提示した。その後、4人は9年間の感謝を込め、TEAM SHACHIとしては初披露となるチームしゃちほこ時代のナンバー「マジ感謝」をパフォーマンス。歌い終えた彼女たちは「ちょっと懐かしかったね。いい曲だね」と笑い合い、咲良は「初心をすごく思い出しました。これからTEAM SHACHIを好きになってくれる人たちや今も応援してくれてるみんなとまた来年こうやって集まりたいので、みんな有給がんばって勝ち取ってね！」と2022年4月7日のスケジュール確保を呼びかけた。

TEAM SHACHIは5月から7月にかけて東名阪ツアー「TEAM SHACHI TOUR 2021 ～東名阪でオトす!!～」を開催することを発表したあと、9年前の路上デビュー記念日にも披露したチームしゃちほこの始まりの曲「恋人はスナイパー」を歌唱。9年の月日を経て磨き上げられたパフォーマンスと、華やかなホーンアレンジで届けられたTEAM SHACHI版の「恋人はスナイパー」をタフ民はペンライトを振って楽しんだ。最後に秋本は「来年も再来年も4月7日を皆さんと祝うことができたらうれしく思います」と挨拶を締めくくり、メンバーは名残惜しそうにステージを去った。アンコールを求める鳴り止まない拍手には、秋本がグッズ紹介で応えた。

第2部は第1部のラストを飾った「恋人はスナイパー」で幕を開け、さっそく場内の熱気を急上昇させる。2018年に開催した主催フェス「SYACHI FES 2018 powerd by FREEDOM NAGOYA」で着た、アロハ柄の生地と無地の生地をパッチワークしたワンピースを着用した4人は「ROSE FIGHTERS」「グラブジャムン」も続けて披露した。ユニットとソロのコーナーでは、秋本と大黒からなるユニット“冷めたポテトの復活方法”が「JOINT」をパフォーマンス。TEAM SHACHIのラップ担当メンバーである坂本からの「助け合いが大事。リズムに乗って自信を持てば大丈夫」というアドバイスを受けた秋本と大黒は、その教えに習い楽しそうにラップパートを乗り切った。坂本は3拍子がTEAM SHACHIの楽曲では珍しい「小さな夜の歌」を可憐に歌い、咲良は「ベイビーミソカツ」をスタンドマイクで高らかに歌い上げる。著名人からのコメントのコーナーでは“この季節にあの歌を聴きたい、あの超大物アーティスト”や“犬なのにプリンだと思われている方”、第1部とは異なる“福岡が生んだ大スター”からのビデオメッセージが紹介された。

「Hello,TEAM SHACHI」からは、第1部と同じくタフ民からの人気投票によって選ばれた衣装でのパフォーマンスに。今回は投票2位の衣装で、秋本はメジャーデビューシングル「首都移転計画」の衣装、咲良と大黒はシングル「愛の地球祭」の衣装、坂本は第1部で着ることができなかった「Cherie!」の衣装で登場した。「ガチンコシャチ対決」のコーナーでは手押し相撲が行われ、大黒が優勝。大黒のタイトルコールで4人は「尾張の華」を歌い、後半戦をスタートさせた。「エンジョイ人生」の曲中では秋本が「10年目のTEAM SHACHIのことよろしくね！」と思いを叫び、大黒が「これからの人生もエンジョイしていこうぜ！」と呼びかける場面も。アッパーな「Rocket Queen feat.MCU」、ひさしぶりの披露となった「もーちょっと走れ!!!」を経て、TEAM SHACHIはそれぞれタフ民への思いや10月24日に控える神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール公演への意気込みを語る。咲良は「やっぱりタフ民は安心する。いつものワンマンだと初めましての方もいるけど、今日はみーんな知ってるもん。パシフィコという大きい壁を、この空気感で笑って乗り越えていきたいと思います。みんなの温かい雰囲気を大事にしながら必ず成功させるので、皆さんも一緒にいい景色を見ましょう！ タフ民がいないと始まらないですから」とコメント。秋本は最後に人気投票1位の曲でありチームしゃちほこを引っ張ってくれた代表曲を届けることを宣言し、4人は「乙女受験戦争」を熱唱した。曲中では咲良が「パシフィコみんなで絶対成功させるぞ！」とメンバーとタフ民を鼓舞した。

TEAM SHACHIは5月16日に東京・Zepp Haneda（TOKYO）にて行われるライブナタリーの企画「ライブナタリー “TEAM SHACHI”」に出演し、昼公演ではBOYS AND MENと対バンライブ、夜公演ではワンマンライブを披露する。