ぜんぶ君のせいだ。コロナ禍でも全国回り7人でツアー完結「会いに来てくれるなら何度でも遊びに行く」

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ぜんぶ君のせいだ。が3月27日に東京・LIQUIDROOMにて全国ツアー「re:voke tour for 47」ツアーファイナルを開催した。

ぜんぶ君のせいだ。

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昨年11月に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にて新体制のお披露目ライブとして「re:voke tour for 47」の初日公演を行ったぜんぶ君のせいだ。。ツアー中盤に緊急事態宣言が発出されるなど情勢にも大きな変化がある中でも彼女たちは全国を回り、ツアーファイナルとしてLIQUIDROOMでのライブを開催した。

ぜんぶ君のせいだ。「re:voke tour for 47」最終公演の様子。

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ぜんぶ君のせいだ。

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開演を知らせるブザーが鳴り、7人が「ぜんぶ君のせいだ。」と叫ぶとライブは「堕堕」でスタート。この曲はメイユイメイと个喆が加入した現体制で初めてリリースされたシングル曲で、メイユイメイはステージ中央で体を反らせて渾身のスクリームを会場内に響かせた。「痛カルマバ◯ス」のイントロが鳴り始めると、フロアのオーディエンスは自然と手拍子を鳴らし始める。如月愛海は率先して声を上げてオーディエンスを煽り、患い(ぜんぶ君のせいだ。ファンの呼称)たちは声を出せない代わりに手拍子を鳴らしたりやジャンプを繰り返したりして、ライブを楽しんでいた。「オルタナティブメランコリー」「みすふぃっとらう"ぁーず」といったポップでかわいらしいアッパーチューンで観客たちの心をつかんだぜん君。は、「インソムニア」からシリアスな一面をのぞかせる。「WORLD END CRISIS」ではメンバー同士が向かい合いながら、振り絞り出すように歌うシャウトを互いにぶつけ合い、オーディエンスを圧倒した。

ぜんぶ君のせいだ。「re:voke tour for 47」最終公演の様子。

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7人体制になることで既発曲の歌割りや振り付けが大きく変わっており、これまで1人のメンバーが担当していた「Cult Scream」の冒頭の語りは征之丞十五時と甘福氏暗が2人で担当。そのほかにも各所で歌割りやフォーメーションが一新しており、7人は患いたちにぜんぶ君のせいだ。の最新の姿を次々と見せつけていく。ライブ中に突然繰り出される“宣誓”から「やみかわぐんぐんか」が披露されると、終盤に向けてライブの定番曲が次々と繰り出されていった。メンバーの動きに合わせて患いたちも拳を突き上げた「ロマンスセクト」、メンバー同士で体を寄せ合いながら歌声を響かせた「せきららららいおっと」を経て、ラストナンバー「唯君論.」の演奏へ。メンバーの生い立ちや心情が自己紹介のように歌われる「唯君論」は、7人体制になることで「唯君論.」にアップデートされており、1人ひとりが自身の矜持を歌に乗せて患いたちに届けた。MCなしで計19曲を畳みかけるように披露し続けた7人は「ありがとうございました!」と患いたちに一礼し、ステージをあとにした。

ぜんぶ君のせいだ。「re:voke tour for 47」最終公演の様子。

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ぜんぶ君のせいだ。「re:voke tour for 47」最終公演の様子。

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本編が終わっても会場内の熱気は冷めやらず、ライブはアンコールに突入。アンコールでは各メンバーがツアーを振り返るトークを展開した。甘福氏はツアー初日のお披露目ライブを振り返りながら「楽しいことも悔しいこともいっぱいあった」と回想。さらに彼女は「患いさんや皆さんがいるからこうして7人でファイナルに立てました」と感謝の言葉を述べた。ふふは「ツアーは終わってしまうけど、雫ふふとしての物語は始まったばかりなのでこれからもよろしくお願いします」と挨拶。もとちか襲は目に涙を浮かべながら「自分の人生の中でぜん君。に入ってみんなでがんばってきたことが一番の自慢だし、一番の誇りです」と語った。ツアー途中から合流した个喆は「ぜん君。の一員になって初めて闘争心が芽生えて成長することができた」と、同じく加入してまだ2カ月半のメイユイメイは「メンバーのことをこんなに早く好きになれると思っていなかった。これはツアーファイナルだけど私たちの始まりです」とコメント。十五時は「ぜん君。が好きで、患いさんが好きで、十五時は十五時でいたくてここにいることを選びました。これからも十五時とぜん君。と一緒に夢を追いかけてください」と呼びかけた。リーダーの如月は「みんながいなかったら本当にここには立てていなかった。今こうやってライブができることが幸せです」と、ステージに立てる喜びを噛みしめながら患いたちに感謝を述べた。さらにこの日のライブでは5月から再び47都道府県ツアーが開催されることがアナウンスされ、如月は「私たちはみんなが会いに来てくれるなら何度でも遊びに行きます」と宣言。お祭り騒ぎのような盛り上がりの中、ぜん君。の面々は「When you 2 WANT」でライブを再開。最後にグループの代表曲「無題合唱」を歌い終えると、如月はひと言「ありがとう」とつぶやき、全国各地を回った「re:voke tour for 47」をフィナーレに導いた。

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ぜんぶ君のせいだ。「re:voke tour for 47」2021年3月27日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 堕堕
02. メスゲノムフェノメノン
03. 痛カルマバ◯ス
04. オルタナティブメランコリー
05. みすふぃっとらう"ぁーず
06. インソムニア
07. 革鳴前夜
08. WORLD END CRISIS
09. 君想ゐ花散りぬ
10. AntiIyours
11. Cult Scream
12. Sophomore Sick Sacrifice
13. わがまま新生Hominina
14. キミ君シンドロームX
15. やみかわぐんぐんか
16. 僕喰賜君ノ全ヲ
17. ロマンスセクト
18. せきららららいおっと
19. 唯君論.
<アンコール>
20. When you 2 WANT
21. ぜんぶ僕のせいだ。
22. 独唱無題
23. 無題合唱

※甘福氏暗の「氏」は氏の下に一、「暗」は口へんに音が正式表記。

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