なっちゅりーに興奮！麻生夏子フランスワンマン大盛況

麻生夏子が、フランス・パリのライブハウス「La Maroquinerie（ラ・マロキヌリ）」にて、現地時間の12月12日にワンマンライブ「ART'n POP」を開催した。

2009年5月のデビュー以来、アニメソングシンガーとしてシングル5枚、アルバム1枚を発表し、来年には2月・3月とニューシングルの連続リリースが控えている麻生夏子。今年の4月からはフランスの情報番組「Japan in motion」でメインパーソナリティを務めており、現地では「なちゃーん」の愛称で親しまれている。

麻生がフランスを訪れたのは、今年7月の「Japan EXPO」出演以来。「Japan in motion」での人気もあり、まだ2度目の渡仏ながら開演2時間前から熱狂的なファンが押しかけるほどの盛り上がり。集まった現地のファン、通称“なっちゅりーに”は、麻生のキャラクター「nachuty」をあしらったライブTシャツで彼女を出迎えた。

オープニングテーマが流れ出すと、会場は麻生のイメージカラーであるオレンジ色のサイリウムで染まり、ボルテージはいきなり最高潮。1曲目の「Movement of magic」から日本語による大合唱が巻き起こった。ステージは「ART'n POP」というタイトルからうかがえるように、フランスの「芸術」と日本の「ポップカルチャー」を融合させた構成。フランス人のイラストレーターKness（ネス）が楽曲に合わせたイラストを描き、ステージに華を添えた。

真っ赤なワンピースとトレードマークのニーハイソックス、大きなヘッドアクセサリー姿でステージに登場した麻生が「Bonsoir a tous. Je m'appelle Natsuko Aso. Appelez-moi Na-chan!（みなさんこんばんわ、麻生夏子です。なちゃーんとよんでね！）」と、この日のために練習したフランス語で挨拶すると、なっちゅりーには大よろこび。麻生は大きな歓声に包まれながら、フランスでも人気の「Perfect-area complete!」「Everyday sunshine line!」「More-more LOVERS!!」、日本に先駆けての初お披露目となった新曲「恋愛向上committee」など全12曲を熱唱した。

日本でもまだ1度しか行っていないワンマンライブをフランスで大成功させた麻生は「フランスのなっちゅりーにが、曲を日本語で覚えて歌って踊ってくれたことにすごく感動しました。みんなの顔がとても楽しそうで、私もパワーをもらいました。またフランスに戻ってきます！」と興奮気味にコメント。麻生にとってもなっちゅりーにたちにとっても忘れられない1日となった。

日本でのライブも期待される彼女だが、次のワンマンライブは4月2日、渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて開催されることが決定。2月9日には6thシングル「ダイヤモンドスター☆」、3月9日には7thシングル「恋愛向上committee」が発売される。2011年はますますの活躍が期待できそうだ。

シボ紗江（「ART'n POP」主催/SOUNDLICIOUS CEO）コメント

麻生夏子は非常に明るくて前向きで頭が良くていい子だと思いました。とても自然にファンとコミュニケーションがとれるのが魅力だと思います。今回はこの「ART'n POP」というイベントも初めてでしたし、アニソンシンガーを呼ぶのも初めてだったのですが、ファンの盛り上がりが予想以上に良くてビックリしました。それは、麻生夏子さんのパーソナリティ（個性）のおかげだと思います。