岩田剛典があのドッキリの裏話明かす「マッケンは普段から鍛えてるから…」

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岩田剛典EXILE三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が主演を務める映画「名も無き世界のエンドロール」の公開記念舞台挨拶イベントが、本日1月30日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催された。

岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)

岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)

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左から佐藤祐市、山田杏奈、岩田剛典、新田真剣佑、中村アン。

左から佐藤祐市、山田杏奈、岩田剛典、新田真剣佑、中村アン。[拡大]

「名も無き世界のエンドロール」は、行成薫の同名小説を実写化したサスペンス作品。何よりも強い絆で結ばれた幼なじみのキダとマコトが10年もの歳月をかけて表と裏それぞれの社会でのし上がり、住む世界の違うある女性に近付いてプロポーズをしようとするさまが描かれる。岩田は穏やかで優しい性格でありながら裏社会に身を置き、いくつもの危ない橋を淡々と渡っていく交渉屋・キダを演じた。舞台挨拶には岩田のほか、キダの力を借りながら会社経営者となり、頭脳と情熱で表社会をのし上がっていくマコトを演じた新田真剣佑、キダとマコトと同じ境遇の転校生で、20歳のときに突然いなくなってしまうヨッチを演じた山田杏奈、政治家令嬢でトップモデルのリサを演じた中村アン、監督を務めた佐藤祐市が登壇した。

岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)

岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)[拡大]

「名も無き世界のエンドロール」のイベントが有観客で行われるのは今回が初めて。その模様は全国314館に中継され、5人は全国各地で本作を楽しんだファンにネタバレありでトークを届けた。できあがった作品を観た感想をMCから問われた岩田は「脚本をいただいて2年近く経ちますが、そのときから面白いと思っていて、初号で映像化された作品を観てやっぱり面白いという感想ですね」率直な思いを語る。加えて「この作品の本質は切ないヒューマンドラマ。ご覧いただく皆さんは1人ひとり違う人生を歩まれていると思います。でも自分が大切に思っている方や大切にしている感情は環境が変わっても変わらないはず。(この作品には)人生をいろいろ見つめ返すような1つのきっかけにもメッセージも含まれていると個人的に感じました。ラストも腑に落ちましたし、自分の人生にもしこういうことが起きてしまったらどうするんだろうと考えてしまいましたね」とこの作品で伝えたいメッセージを述べた。

ドッキリの話題で盛り上がる岩田剛典と新田真剣佑。

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舞台挨拶は、MCの説明に監督が「なるほど!ザ・ワールド」とボケると、岩田が「え、なんですか?」とすかさずツッコみ、新田もそれに茶々を入れるなど和気あいあいとした雰囲気で進行していく。試写会で本作を鑑賞した人から寄せられた質問に登壇者たちが答えるコーナーでは先日岩田と新田が出演したTBS系のバラエティ番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」での企画内容が話題に上がり、新田が発泡スチロールでできたダンベルを岩田に突然投げるというドッキリの裏話が明かされた。ドッキリを仕掛けられた岩田は「入りがめちゃ自然だったんですよ。マッケンは普段から鍛えてるからバッグからダンベルが出てくることもあるのかなと思って……」と撮影を振り返った。岩田が「僕は比較的ドッキリに引っかかりやすいほうなんです」と言うと、監督は「というか、誰かを引っ掛けてやろうという発想がないよね? そんな感じがする」と岩田のピュアな性格を考察。「ないですね」と言う岩田の隣にいる新田には「マッケンはいたずら好きだもんね」と言い、新田も「どんな現場でも楽しみたいと思ってます!」とまんざらでもない様子で語った。

岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)

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撮影に苦労したお気に入りのシーンはどこかと聞かれた岩田は学生時代のキダ、マコト、ヨッチの3人が海辺で話しているシーンを挙げる。「日が落ちるのが早い時期でマジックアワーのきれいな夕焼けの中で撮影をしなくてはいけなかったので時間がなくて。あのシーンは鮮明に覚えていますね。ヨッチがこの作品の本質を語るシーンでもあって、あのシーンはすごくお気に入りです」と述べた。

ムービーカメラを探す岩田剛典と新田真剣佑。

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また監督はキダがマコトの部屋を訪れ、2人で言い争うシーンの撮影について言及。「がんちゃんもマッケンもすごい集中力だったんです。あのシーンは段取りを決めるだけで1時間以上かかりました。何回やっても2人の演技のクオリティは下がらず、もっといいものができるんじゃないかと相談してテイクを重ねて。普通に観ていたら気付かないと思いますが、実はいくつかのテイクを混ぜているんですよ。あのシーンの撮影はすごく印象に残っていますし、2人のすごい集中力に感激しましたし、本当に感謝しています」と撮影を振り返った。

ムービーカメラに高速で手を振りアピールする新田真剣佑(右)。

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舞台挨拶の最後で岩田は「マッケンも2回観たと言ってくれましたが、いろいろなトリックや仕掛けがたくさんあるので2回目ではまた違う印象があります。そしてまだご覧になってない方には『ラスト20分の真実』という宣伝文句はいったん忘れて観ていただきたいです。この作品をカテゴライズするならば、どんでん返しもののサスペンスではなく、切ないラブストーリー、ヒューマンドラマだと僕は思っていて。そのつもりで映画館に観に来ていただきたい」と本作をアピール。また本作と同じく昨日1月29日に公開された映画「花束みたいな恋をした」「ヤクザと家族」を挙げ、「3本の邦画をぜひセットでご覧いただけたら。感染対策をバッチリすれば劇場は絶対に安全だと思います。映画を観る時間が皆さんの安らぎになれば。言いづらいですけれども、お時間作って劇場まで観に来てください」と映画好きらしい挨拶で締めくくった。

「名も無き世界のエンドロール」は全国の映画館で公開中。

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