KID FRESINOがZepp Tokyoでレコ発ライブ、バンドと多数ゲスト迎え新旧約30曲畳みかける

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KID FRESINOが1月7日に東京・Zepp Tokyoでワンマンライブ「KID FRESINO “20,Stop it.” Release Live」を開催し、スペースシャワーTVがプロデュースするライブ配信サービス・LIVEWIREにて生配信を行った。

KID FRESINO(撮影:Ray Otabe)

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「KID FRESINO “20,Stop it.” Release Live」の様子。(撮影:Ray Otabe)

「KID FRESINO “20,Stop it.” Release Live」の様子。(撮影:Ray Otabe)[拡大]

本公演は1月6日に配信、1月9日にCDでリリースされたニューアルバム「20,Stop it.」のレコ発ライブとして開催されたもの。当初は有観客と配信での実施を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大をめぐる政府の決定を受けて、観客は動員せず、配信のみを行うことが直前に決まった。バンドメンバーとして三浦淳悟 (B)、佐藤優介(Key, Cho)、斎藤拓郎(G, Key)、石若駿(Dr)、柏倉隆史(Dr)、小林うてな(Steelpan, Traktor, Key, Cho)、CH.0 (DJ)が参加し、ゲストとしてCampanella、JAGGLA、JJJ、佐瀬悠輔(Tr)、西田修大(G)も登場。このライブでKID FRESINOはニューアルバムの収録曲のみならず、過去作や自身が客演で参加した楽曲、リリースされていない楽曲まで約30曲を一気に披露してみせた。

KID FRESINO(撮影:Ray Otabe)

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配信が始まると、画面には赤い光が旋回し、警報のようにビートが鳴り響くステージが映し出される。流れる楽曲はイギリス・ロンドン在住のプロデューサーobject blueが手がけたニューアルバムのオープニングナンバー「Shit, V12」で、冒頭にはKID FRESINOのパートナーであるフィッシュ・チャンの中国語のスピーチが盛り込まれている。そこへ現れたPIKOのTシャツ姿のKID FRESINOは、準備運動のような動きを見せたあと、「Aye!」とかけ声を入れて勢いよくパフォーマンスを開始。彼の背後には石若、柏倉、小林も控えており、力強いドラムの演奏が始まると、ほかのバンドメンバーもステージに現れた。全員が定位置に着いたところで2曲目の「Coincidence」へ。巧みなバンドの演奏に乗せてKID FRESINOは、ここからノンストップでライブを展開していく。

Campanella(撮影:Ray Otabe)

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ゲストの佐瀬が吹くトランペットの音が妖しく響いた「Winston」では出演していない鎮座DOPENESSのヴァースまでをKID FRESINOがラップし、続く「Keys open door」ではステージに現れたCampanellaとコラボ。NIKEのプロジェクトで制作されたSeihoプロデュース曲「720」に続いては、ニューアルバムからOtagiriによる個性的なラップが印象的な「Lungs」や長谷川白紙を客演に迎えた「youth」が披露された。Otagiriと長谷川はステージに登場しなかったが、「youth」では長谷川の代わりに小林と佐藤が歌唱。演奏が終わると同時にKID FRESINOは「すごくいいよ!」と声を上げて笑った。

JAGGLA(撮影:Ray Otabe)

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ここでDJのCH.0を除くバンドメンバーは一旦退場。三菱地所のテレビCMに提供したオリジナル曲が流れたあと、KID FRESINOはニューアルバムからSeihoプロデュースの新曲「lea seydoux」をパフォーマンスし、レーザーが交差するステージでアグレシッブにラップする。続いて披露されたニューアルバム収録曲「incident」では大阪のラッパー・JAGGLAが登場し、KID FRESINOとは対照的に太く低い声を聴かせる。スタイルの違う2人のコラボはかなり意外性の高いものだったが、JAGGLA退場後、KID FRESINOは「今初めてお会いしました」と笑って視聴者を驚かせた。

西田修大(G)(撮影:Ray Otabe)

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「Special Radio」や「Cherry pie for ai qing」に続いてシームレスに「Arcades」が始まると「はい、完璧!」と笑い、ご機嫌な様子のKID FRESINO。「モニタの前のギャルズの皆さん、NENEさんと一緒に歌ってください」と視聴者に呼びかけつつ、流れるNENEのラップに自身も声を重ねた。新曲「Girl got a cute face」ではCampanellaと再びコラボ。トライバルなビートの上でKID FRESINOとCampanellaはスキルフルなラップを楽しげにぶつけ合う。続けて客演で参加したDaichi Yamamotoの楽曲「Let It Be」をパフォーマンスしたKID FRESINOは、ゲストの西田を迎え入れると新曲「dejavu」を披露。メロウなビートが流れる中、西田はノイジーにギターを響かせ、伊達メガネをかけたKID FRESINOは「BIM観てるー?」と呼びかけてBIMのヴァースを気怠げにラップしてみせた。

アオイヤマダ(撮影:Ray Otabe)

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「Salve」パフォーマンス中の様子。(撮影:Ray Otabe)

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ミニマルなビートのアルバム収録曲「come get me」ではステージに戻ったバンドメンバーが楽曲の後半で激しいセッションを展開。ドラムカウントから新曲「No Sun」が始まると、カメラはフロアに寝そべる女性の姿を映し出す。この曲のミュージックビデオで振り付けを担当したダンサーのアオイヤマダだ。彼女はフロアで自由奔放なダンスを見せた末、ステージに上がるといたずらっぽくKID FRESINOの頭に指を這わせて去った。KID FRESINOが盟友・JJJと爽快感あふれるかけ合いを見せた「Salve」、小林のスティールパンやコーラスが印象的に響いた「not nightmare」に続いては、石若のプロジェクト・Answer to Rememberの楽曲「Run」へ。バンドが奏でる変拍子の複雑なサウンドに乗せて、KID FRESINOは畳みかけるようにラップし、視聴者を熱狂させた。

KID FRESINO(撮影:Ray Otabe)

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「CNW」「Let me in (hair cut)」に続けて披露されたのは、KID FRESINOがカネコアヤノとのコラボで制作した「Cats & Dogs」。出演者としてクレジットされていないカネコのパートはどうなるのか視聴者が身構えていると、なんとKID FRESINOがそのまま歌い始める。やや調子外れながらも味のある歌声を聴かせたKID FRESINOはバンドメンバーと一緒に大笑い。視聴者もそんなKID FRESINOの貴重なパフォーマンスを楽しんだ。バンドメンバー退場後、セルフプロデュースの新曲「Rondo」を歌い上げたKID FRESINOは、佐瀬を再び迎え入れて「Retarded」を披露し、客演を務めたSPARTAの楽曲「ALIEN」をアカペラでラップする。さらに「Easy Breezy」でFla$hBackS脱退後の思いを力強くスピットして退場するが、ライブチャットにアンコールを求める声が流れる中、バンドメンバーとともに再びステージへ。「ダンケシェーン」と感謝の言葉を口にしたKID FRESINOは、最後に「LOVE」を披露。温かい空気があふれる中、笑顔でライブに幕を下ろした。

LIVEWIREのオフィシャルWebサイトでは本公演のチケットが1月17日21:00まで販売されており、購入者は同日23:59まで見逃し配信を視聴できる。

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KID FRESINO “20,Stop it.” Release Live」

2021年1月7日 Zepp Tokyo セットリスト

01. Shit, V12
02. Coincidence
03. Winston
04. Keys open door ft. Campanella
05. 720
06. Lungs
07. youth
08. 三菱地所TVCM
09. lea seydoux
10. incident ft. JAGGLA
11. Special Radio
12. Cherry pie for ai qing
13. Arcades
14. Girl got a cute face ft. Campanella
15. Let It Be
16. dejavu
17. come get me
18. No Sun
19. Salve ft. JJJ
20. not nightmare
21. Run
22. CNW
23. Let me in (hair cut)
24. Cats & Dogs
25. Rondo
26. Retarded
27. ALIEN
28. Easy Breezy
<アンコール>
29. LOVE

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