BALLISTIK BOYZ、挑戦詰まったステージで7人の絆深める「ターニングポイントになるかもしれない」

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEが本日12月23日にオンラインライブ「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER "BALLISTIK BOYZ"」を開催した。

LDHとABEMAのタッグで12月22日から29日にかけて行われる配信ライブ「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER」。2日目に行われたBALLISTIK BOYZのライブは、LDH所属の女優・平川結月扮するBALLISTIK BOYZファンの女の子の夢の中という設定で行われた。オープニングでは女の子がBALLISTIK BOYZのグッズで埋め尽くされた部屋で「BBZに会えますように」という願いを書いた紙を小さなツリーに吊るし、うたた寝をしてしまう。夢の世界の中で女の子が後ろを振り返ると、そこには海の映像をバックに微笑むBALLISTIK BOYZの姿が。7人はこの夏のヒットソング「SUMMER HYPE」でライブをスタートさせた。

続いて披露されたのはデビュー曲「テンハネ -1000%-」。毎回ライブのハイライトを飾るこの曲を7人はのっけからパフォーマンスし、ファンの期待感をあおる。スケール感のある「Blast Off」を経て、夢の舞台はジャングルへ。床面にカヌーやサーフボードが現れると、7人はそれを乗りこなすように動き、まるでジャングルを冒険しているかのようなステージを展開した。ここで女の子は幸せな夢から目覚めたかと思いきや、雷鳴が轟く中、再び夢の中へ。場面が切り替わると、ドラムセットの中に座った深堀未来とギターを持った砂田将宏の姿が。レザーアイテムでロックに決めた2人が演奏しているところに奥田力也もラップで合流し、アーティスト育成プロジェクト「PROJECT TARO」出身の3人によるステージを披露した。

「Front Burner」からは「44RAIDERS」「Most Wanted」とドープなナンバーが続く。「Most Wanted」では暗視カメラを用いた演出が視聴者の目を引いた。奥田、海沼流星、松井利樹のラップ担当メンバーによる「HIGHWAY」では、画面に歌詞が映し出されるという未音源化楽曲だからこそうれしい演出も。その後、松井はグランドピアノを弾きながらラップを披露するという、ピアノを弾けるメンバーも多いEXILE TRIBEの中でも異色のパフォーマンスで視聴者を驚かせた。松井は椅子から立ち上がるとラップのみならず歌声も披露し、ボーカル組のステージへとつなげる。そしてボーカルメンバーの日高竜太、加納嘉将、深堀、砂田は「Strangers」を熱唱した。

女の子がスマートフォンで音楽を聴いているシーンを経て始まった「Crazy for your love」は、日高のピアノ伴奏で加納が歌うという1996年生まれの同い年コンビのパフォーマンスでスタート。その後、2人は深堀、砂田と合流し、4人で美しいハーモニーを紡いだ。ここにラップメンバーが加わり、7人はアコースティックアレンジの「NU WORLD」をお披露目。この日のために曲を用意してきたという海沼は後輩グループ・PSYCHIC FEVERのメンバーを従えてパフォーマンスした。

終盤、7人は「Make U a Believer」でボルテージを上げていき、間髪いれずにライブアンセム「PASION」を熱演。彼らのパフォーマンスを盛り上げようと、配信画面のコメント欄には炎の絵文字が燃え盛った。その後のストーリーパートでは、女の子がLDHが運営するダンススクール・EXPG STUDIOに迷い込み、サンタ帽をかぶったBALLISTIK BOYZがプレゼントを梱包しているところに遭遇。7人が書いたメッセージに女の子が触れると、場面がライブステージに切り替わる。BALLISTIK BOYZに導かれ席についた女の子には、EXILE「I Believe」のカバーが贈られた。最後のドラマシーンでは女の子のスマートフォンにBALLISTIK BOYZからのメッセージが届き、プレゼントも届いているというハッピーなエンディングを迎えた。

告知動画の上映を経て行われたアンコールパートは、EXILE「THE NEXT DOOR」のカバーで幕開け。ようやく訪れたMCタイムでは砂田がライブのコンセプトを説明し、その後メンバー全員で今日のライブを振り返っていく。その中で深堀と松井は練習した楽器をお披露目できたことを喜び、日高は新たな挑戦が詰まった今回のライブについて「挑戦はしたけれど、これは自分たちの中ではまだ完成ではなくて、今後につながればと思ってライブを作りました。新たな自分たちの可能性をライブを通じて感じてもらえたらうれしい」とコメント。そして彼らの兄貴分的存在であるDOBERMAN INFINITYの楽曲をカバーすることを宣言した。PSYCHIC FEVERもステージに招き入れ、7人は「SAY YEAH!!」「DO PARTY」の2曲を披露。LDHの“踊らない”グループであるDOBERMAN INFINITYの楽曲にオリジナルのダンスを付けてダイナミックなパフォーマンスを展開した。

D.Iの楽曲のパートが終わり、奥田は「1人ひとりがいろんなことに挑戦して、不安な気持ちになったり、自信をなくすこともありました。でもそれが絆になって、BALLISTIK BOYZの7人ならできるという自信にもなって。今日からまたいいスタートを切れるように全力でがんばっていきたい」と語る。日高は「今日ここでいろいろ挑戦させていただけたことがありがたいですし、挑戦することに意味があったと思います。2020年に始めたことが自分たちの新たな武器になっていくんじゃないかなと。すごく感慨深いなと思います」と挑戦づくしだった今回の「LIVE×ONLINE」について話し、砂田も「今日のライブがもしかしたら今後、僕らのターニングポイントになるかもしれない。そういうライブになったと思う」と充実した表情で述べた。

そして最後にBALLISTIK BOYZは新型コロナウイルス感染拡大防止のため3公演を行ったところで中止となってしまった、初の全国ホールツアー「BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2020 "BBZ"」のキックオフシングルとして1月に発表した「ANTI-HERO’S」をパフォーマンス。全18曲のパフォーマンスを終えたBALLISTIK BOYZはアクリルパネルにサインをして、ライブの幕を閉じた。

このライブの模様は12月26日（土）23:59までABEMA PPV ONLINE LIVEで配信中。明日12月24日（木）20:00からは三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEによる単独公演「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER “三代目 J SOUL BROTHERS” Christmas Party」が配信される。