野本慶によるソロプロジェクト・
“夢の中で孤独と向き合う”というコンセプトを掲げた2ndフルアルバム「TO THE YOU (ME) I MET BEFORE」をリリースしたばかりのMeg Bonus。アルバムタイトルを冠した本公演は、Meg Bonusにとって初のホールワンマンであった。
野本による影アナに続き、異世界へ誘われるようなノイズに耳を傾けていると、暗くなったステージに野本と榎本響(Key)の2人が登場。客席に背中を向けて腰かけた野本は、単音のピアノに乗せて、ノスタルジックな旋律の「まばたき」を歌い始めた。徐々に増えていくピアノの音に触発されるように、野本の歌声にも熱が入る。高橋佳輝(B)も交えた3曲目「春になれ」ではうねるベースと軽やかなピアノ、ハイトーンのフェイクが渾然一体となった。
小金丸慧(G)と向啓介(Manipulator)も合流し、4曲目「OVERLAP」からは最新アルバム「TO THE YOU (ME) I MET BEFORE」の楽曲が収録順に披露され、その世界観が立体的に表現された。ステージ後方のスクリーンにはノイジーなビジュアルが延々と映し出され、ライブへの没入感を補強。それはサウンドと呼応するようにうごめき、やがて秩序を失っていく。そんな映像演出も相まって、アルバムのコンセプトとマッチした夢幻的なムードが会場を包み込んだ。
ライブ前半はアルバムと同じくドラムレスで進行し、独特の浮遊感が会場を支配。ライブ後半、「HICCUP」の演奏中に窪田大志(Dr)が静寂を破って端正なビートを刻み始めると、スクリーンが上昇して照明演出に切り替わったことも手伝い、会場の空気がガラリと一変した。そして揺らぐリズムとエフェクティブなボーカルがインパクトを残す「STRESS」、視界が開けるような壮大なサウンドの「TO THE YOU (ME) I MET BEFORE」が聴衆にカタルシスをもたらしたのち、真っ赤な照明の下で、野本が17歳のときに制作した楽曲「LOVE」が丁寧に奏でられた。
「YOU」は、アルバムの中で“夢からの目覚め”という役割を担う短尺のナンバー。しかし、ライブではアンビエントな入りから徐々に凶暴さを帯びていき、10分超えの破壊的なインプロビゼーションが展開された。公演中、ほとんど座っていた野本が“覚醒”したかのように立ち上がり、すさまじいシャウトを発して観客に衝撃を与える。轟音渦巻くステージ後方ではパーティションが上昇し、窓の外に広がる東京の夜景があらわになった。嵐が過ぎ去った空間にドラムが鳴り響き、ラストナンバー「MERMAID」の演奏へ。幸福感に満ちたムードの中でライブはフィナーレを迎えた。
なお終演後には新たな公演「Meg Bonus LIVE TOUR 2026」の開催が発表された。11月3日に大阪・Shangri-La、5日に東京・WWWでライブが行われる。Meg Bonusの単独ライブが大阪で実施されるのはこれが初。イープラスではチケット最速抽選予約を5月10日まで受け付けている。
セットリスト
「Meg Bonus "TO THE YOU (ME) I MET BEFORE"」2026年4月29日 大手町三井ホール
01. まばたき
02. ⾜跡
03. 春になれ
04. OVERLAP
05. WATERWALTS
06. HORIZON
07. OVER
08. HICCUP
09. STRESS
10. TO THE YOU (ME) I MET BEFORE
11. LOVE
12. YOU
13. MERMAID
公演情報
Meg Bonus LIVE TOUR 2026
2026年11月3日(火・祝)大阪府 Shangri-La
2026年11月5日(木)東京都 WWW
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