ゴールデンボンバー「エアーツアー」で全国縦断、ご当地ネタ満載の3日間

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ゴールデンボンバーの無観客配信ライブ「ゴールデンボンバー全国縦断無観客ライブ『エアーツアー』3days」が、10月16日より3日間にわたって行われた。

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、「女々しくて」を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、「女々しくて」を披露するゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

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このライブはバンド側の「長距離移動が何かと難儀なこのご時世に、せめて配信上だけでもツアー先でのライブの雰囲気をお届けできないものか」という意図により、初日を「気持ちは北海道」、2日目を「気持ちは大阪」、3日目を「気持ちは沖縄」と銘打って開催。各地の名物やご当地ネタを取り入れたパフォーマンスで全国のファンを楽しませた。

10月16日:気持ちは北海道

ライブのオープニング映像では「ツアーをしたい」という思いから全国縦断ツアー開催を決意したメンバーの姿が描かれた。東京を出ようとする彼らを“自粛警察”が阻むが、4人は振り切って羽田空港へ。飛行機に乗った4人が北海道らしき土地にたどり着き、著名観光ガイド誌を手に各地を回る様子が映し出された。その後ステージに4人が登場し、札幌の時計台をバックに「やんややんやNight ~踊ろよ北海道~」をパフォーマンス。メンバーはそれぞれ「ひさしぶりの遠征、テンション上がるね!」「長旅はいいなー!」と乾いた声で叫ぶ。鬼龍院翔(Vo)はステージ後方のビジョンに映り込む時計台を振り返り「会場の壁が薄くて、景色が透けちゃってますね」と説明した。

「『エアーツアー』〜気持ちは北海道〜」より、鬼龍院翔(Vo)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)

「『エアーツアー』〜気持ちは北海道〜」より、鬼龍院翔(Vo)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)[拡大]

メンバー紹介では過去の生配信ライブ同様、ファンの声援代わりの音声が“生き霊”として響き渡る。喜矢武豊(G)は「僕の大好きなスープカレーはこういう気温だからこそおいしい!」と好物について語り、樽美酒研二(Dr)は自然豊かな北海道に「野生の動物に会いたいんですよ」と思いを馳せる。歌広場淳(B)は視聴者に「スマホで観ている方、見逃してはいけない瞬間が多々ございます! 着信に邪魔されないためにも機内モードにするのがおすすめです」と実用的なアドバイスを送った。続く「抱きしめてシュヴァルツ」の間奏では喜矢武が大ジョッキに注がれたスープカレーを一気飲みし、歌広場の力を借りて“流しスープカレー”を楽しむ。樽美酒は尻に顔を描き耳を付けて“キタケツネ”に扮し、かわいらしい鳴き声を響かせた。

「『エアーツアー』〜気持ちは北海道〜」より、スノーボードを満喫した喜矢武豊(右 / G)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)

「『エアーツアー』〜気持ちは北海道〜」より、スノーボードを満喫した喜矢武豊(右 / G)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)[拡大]

MCで喜矢武は大好きなスノーボードを今年はなかなか楽しめていないと話し「北海道に来るとやりたくなっちゃうね」と話す。続く楽曲「ガガガガガガガ」のギターソロでは喜矢武がステージ前からスノーボードで滑り降り、そのままゲレンデで滑走を楽しむ姿が映し出される。ステージに戻ってきた喜矢武は雪まみれでボードを担ぎ、満面の笑顔を見せた。後半で4人はバラードナンバー「もうバンドマンに恋なんてしない」をしっとりと届けるが、ステージ後方では乳牛がいななき、ステージ上にはカニが乱入して曲の世界を破壊する。ラストは「トラウマキャバ嬢」「暴れ曲」とアッパーチューンを連発し、最後は「女々しくて」で締めくくった。

「『エアーツアー』〜気持ちは北海道〜」より、乾杯するゴールデンボンバー。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)

「『エアーツアー』〜気持ちは北海道〜」より、乾杯するゴールデンボンバー。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)[拡大]

後半のトークパートでは4人が北海道の名物グルメを味わいながらライブを振り返った。先ほどステージを横切ったカニと本物のカニの脚が置かれたテーブルに向かい、4人はサッポロビールとソフトカツゲンで乾杯。メンバーはそれぞれ自分が好きなメニュー、食べてみたいメニューをふるまう。歌広場はラーメンサラダ、鬼龍院はトド肉と鹿肉の缶詰、喜矢武はやきそば弁当、樽美酒は「札幌カタラーナスペシャルいちご」をレコメンドし、それぞれの幅広い味わいに大いに盛り上がっていた。

10月17日:気持ちは大阪

「エアーツアー」2日目でメンバーが訪れたのは大阪。初日同様、4人は“自粛警察”を振り切って大阪入りを果たし、壁が薄くて背景の透けるステージで道頓堀をバックに「やんややんやNight ~踊ろよ大阪~」をパフォーマンスした。MCで喜矢武は大阪を訪れた際には必ず“粉もん”を食べると明かし、この日も「たっぷり粉もんを食べて、次の沖縄に挑みたい」と意気込む。歌広場は「動画の撮影はNGですが、スクショはOKなので写真はどんどん撮ってください!」とアピール。樽美酒は「大阪と言えばUSJ! このライブのために素敵な仲間を呼んでいます」とファンの期待を煽るが、鬼龍院は「すでにコメント欄で次の曲でやるネタの推理合戦が始まっています」と、生配信のコメントを眺めながら冷静にこのあとの展開を予想していた。

「『エアーツアー』〜気持ちは大阪〜」より、樽美酒研二(Dr)扮するシリオンズ(中央)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)

「『エアーツアー』〜気持ちは大阪〜」より、樽美酒研二(Dr)扮するシリオンズ(中央)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)[拡大]

続く「抱きしめてシュヴァルツ」の間奏ではフロアに降りた喜矢武がホットプレートに向かってお好み焼きを焼くかと見せかけ、ボウルの中身の粉をそのままかき込む。一方ステージの下手からは某人気キャラクターにそっくりなぬいぐるみが顔を出すが、続けてTバック姿の樽美酒の尻に顔を描いた“シリオンズ”が登場。樽美酒は「やあ! シリオンズだよ!」と声を出すが、鬼龍院から「本物のキャラクターはしゃべらないでしょ?」とツッコまれていた。

「『エアーツアー』〜気持ちは大阪〜」より、ゴールデンボンバー。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)

「『エアーツアー』〜気持ちは大阪〜」より、ゴールデンボンバー。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)[拡大]

「欲望の歌」では、直前に「実は阪神タイガースファン」と明かした喜矢武が虎柄の全身タイツで登場するが、背面は布地がなくパンツ1枚という出で立ち。“半身タイガース”姿の喜矢武はほかのメンバーと共に、満面の笑顔で振りを披露した。その後のトークではメンバーが背後の道頓堀の風景を眺め、樽美酒は「スーパー玉出」のネオンを見つけて「大好きなスーパーです!」と語る。一方鬼龍院はよく道頓堀や渋谷の定点カメラの映像を自宅で見ていると明かし、喜矢武を「ちょっと恐怖を感じるんですけど……」と引かせるひと幕も。続く「咲いて咲いて切り裂いて」では樽美酒が謎のキャラクター・スーパー玉出くんに扮して登場し、メンバーに激安のお惣菜を配り歩く。「Please!×3」では“大阪の人気キャラクター”として喜矢武が大坂なおみ選手に扮して現れ、メンバーに対して容赦なくサーブを打ち込んだ。ライブ終盤では「イヤホン」が披露され、チャット欄にはファンのコメントによる大合唱が連なった。

「『エアーツアー』〜気持ちは大阪〜」より、歌広場淳(B)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)

「『エアーツアー』〜気持ちは大阪〜」より、歌広場淳(B)。(写真提供:ユークリッド・マネージメント)[拡大]

トークパートでは4人が大阪名物であるガリが入ったチューハイ“ガリチュー”と“みっくちゅじゅーちゅ”で乾杯し、それぞれが持ち寄った大阪の名物グルメに舌鼓を打った。この日は歌広場がかすうどん、喜矢武が串カツ、鬼龍院が大阪王将の餃子、樽美酒は大阪・京セラドームから野球中継に映り込む広告で知ったという「マダムブリュレ」を紹介。鬼龍院は歌広場が紹介したかすうどんに乗ったとろろこんぶを見て「俺これ嫌いなんだよねー」と言い放ち、歌広場を「紹介した人の気持ちを折るねえ!」と驚かせていた。

10月18日:気持ちは沖縄

この日のオープニングではメンバー4人が沖縄らしい町並みを歩く映像が流れるが、よく見るとそのロケ地は東京・杉並区にある「沖縄タウン」。さらに4人はエアーバンドにもかかわらず、三線の演奏を楽しんでいた。ステージに現れると青い海やシーサーをバックに「やんややんやNight ~踊ろよ沖縄~」、そして「SHINE」をパフォーマンス。鬼龍院は「こんなに大移動した3日間はなかなかない!」「沖縄なのに上着着て出てきちゃったから暑い!」と笑顔で大はしゃぎ。喜矢武から「テンション高いな……」とツッコまれ「付いてこいよ!」と逆ギレしていた。

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、生のゴーヤを丸かじりする喜矢武豊(G)。(撮影:菅沼剛弘)

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、生のゴーヤを丸かじりする喜矢武豊(G)。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

喜矢武が「せっかく沖縄に来たのでゴーヤや紅芋が食べたいですね」、樽美酒が「本場のシークヮーサーサワーの作り方を学んできました。最高の一杯で皆さんをおもてなししたい」と話したあとの「抱きしめてシュヴァルツ」の間奏では、喜矢武が紅芋や生のゴーヤを丸かじり。樽美酒はTバックの尻でシークヮーサーを挟んでジョッキに絞り、さわやかに一気飲みしてみせた。鬼龍院は樽美酒のパフォーマンスに「まっすぐに汚い……」と呆れ、樽美酒からジョッキを勧められた歌広場は「いらないよ!」と断固拒絶。また鬼龍院は3日間のライブを経てファンが演出に慣れてしまったと語り、「今日のオープニング動画も『沖縄に来た』って言ってるのに、『杉並! 杉並!』ってコメントばっかりで……」と嘆いていた。

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、「海山川川」のギターソロでダイビングする喜矢武豊(G)。(撮影:菅沼剛弘)

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、「海山川川」のギターソロでダイビングする喜矢武豊(G)。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

「じれったい」の間奏ではHYの「AM11:00」のイントロが流れ、HYが登場するかと思いきやイニシャルがHYである羽生結弦選手に扮した喜矢武がフロアに登場。インラインスケートで華麗な滑走を披露した。「海山川川」のギターソロではダイビング好きの喜矢武が透明な浴槽に潜って現れ、シュノーケルやフィンを付けたまま水中で振り付けを繰り広げた。「GLORY LOVE」では途中で声が出なくなってしまった鬼龍院に代わり、ファンの生き霊が大合唱する感動的な場面も。最後は「女々しくて」でライブの幕が下ろされた。

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、打ち上げトークを楽しむゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)

「『エアーツアー』〜気持ちは沖縄〜」より、打ち上げトークを楽しむゴールデンボンバー。(撮影:菅沼剛弘)[拡大]

この日のトークパートでは4人がオリオンビールとシークヮーサージュースで乾杯。喜矢武はジーマーミ豆腐、歌広場はもずくの天ぷら、鬼龍院はヤギ刺し、樽美酒は「泡盛BONBONショコラ」を紹介した。喜矢武は体を張り続けた3日間にわたってファンから寄せられたコメントを「だんだん『喜矢武さんがんばって』とか『ご苦労さま』とかばっかりになってきて……(笑)」と振り返る。最後に鬼龍院は12月24日に、恒例のクリスマスライブを無観客配信ライブとして行うことを発表し、ファンを大喜びさせた。

エンディング映像では8月の配信ライブでも使用された新曲「夜明けの待ち人」がBGMとして流れる。すべての映像が終わると鬼龍院による沖縄方言の終演アナウンスが流れ、最後までファンを楽しませていた。

このライブの映像は初日公演が11月15日まで、2日目が11月16日まで、3日目が11月17日までタイムシフト視聴が可能。チケットは視聴最終日前日まで販売されている。

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ゴールデンボンバー全国縦断無観客ライブ「エアーツアー」3days セットリスト

10月16日:気持ちは北海道

01. やんややんやNight ~踊ろよ北海道~
02. レッツゴーKY
03. 抱きしめてシュヴァルツ
04. 君といつまでも
05. ガガガガガガガ
06. やさしくしてね
07. もうバンドマンに恋なんてしない
08. トラウマキャバ嬢
09. 暴れ曲
10. 女々しくて

10月17日:気持ちは大阪

01. やんややんやNight ~踊ろよ大阪~
02. 綺麗になりたくて
03. 抱きしめてシュヴァルツ
04. 欲望の歌
05. 咲いて咲いて切り裂いて
06. Please!×3
07. ごめんね、愛してる
08. 愛してると言ってくれ
09. イヤホン
10. 女々しくて

10月18日:気持ちは沖縄

01. やんややんやNight ~踊ろよ沖縄~
02. SHINE
03. 抱きしめてシュヴァルツ
04. じれったい
05. 海山川川
06. 君のスカートが短くて
07. 忙しくてよかった
08. †ザ・V系っぽい曲†
09. GLORY LOVE
10. 女々しくて

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