原始神母、“1970年のピンクフロイド”がコンセプトのツアー開催

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木暮“shake”武彦率いる原始神母が11月に東名阪ツアー「50th Anniversary~幻の名曲 Embryoと1970年のピンクフロイド~ & All Time Best !!」を開催する。

原始神母

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原始神母はPink Floydが1970年に発表したアルバム「原子心母」のリリース50周年を記念して、ブラスセクションを迎えてアルバムの全曲再現を計画していたが、コロナ禍の影響で予定を変更。「原子心母」のB面楽曲や、幻の名曲とも言われる「Embryo」(胎児)を含む、Pink Floydが当時ライブで演奏していた楽曲を中心にした「1970年のピンクフロイド」をコンセプトにした公演を予定している。またツアーファイナルとなる11月13日の東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE公演は、有観客ライブに加えて原始神母初の有料配信が実施される。

なおツアー開催発表に合わせて、2019年11月に行われたライブツアー「原始神母 ~ PINK FLOYD TRIPS ~ TOUR2019」の東京・EX THEATER ROPPONGI公演で撮影されたライブ映像「GENSHI SHINBO / Ummagumma -1」がYouTubeで公開された。

木暮“shake”武彦 コメント

今年の原始神母は「原子心母」のアルバム50周年として、ブラスセクションを入れてアルバム全曲再現を考えていたが、このコロナの状況下でそれは断念。少し予定を変更して、当時ライヴでやっていた曲、そして「原子心母」のアルバムのB面曲など、新しいレパートリーを入れて「1970年のピンクフロイド」というコンセプトでやります。

その中でも幻の名曲と言われる、「Embryo」(胎児)はこの時期のライヴでは欠かさずやっていた曲。
スローでフリーキーな演奏は狂気以前の、70年代初期のフロイドのイメージそのもの。
69年のアルバム、ウマグマのアルバム用に作られたという話もあるが、多分、最初はここまでの形ではなかったと思う。

演奏から受ける感じは、「Atom Heart Mother」で初めて登場したギルモアの空間的なブルースギターをさらに確信を持って弾いていて、なおかつ後半、「Echoes」に入っている「カモメの鳴き声」も使っている。
多分、フロイドはこの時点で「Embryo」に新しい方向性を見つけていたのだと感じる。

本当なら次のアルバムのメインの曲になるはずだったのが、やがて、もっと大胆な「Echoes」のコンセプトが出てきて「カモメの鳴き声」は「Echoes」の重要な部分になり、音の傾向の近い「Embryo」はボツになったと考えられる。
しかし、この曲は「Atom Heart Mother」から「Echoes」に移行する中間地点とはいえ、効果音的な要素は少なく、終始メンバー4人ががっぷりとロック的な演奏していて、そのどちらにもない魅力がある。

他にも今回初トライの「Summer 68'」を含めた「Atom Heart Mother」B面の主要曲をやる予定です。
大阪万博のあった年、箱根アフロディーテでの初来日の前年、「1970年のピンクフロイド」をみなさんと一緒に感じたいと思います。

この記事の画像・動画(全5件)

原始神母「50th Anniversary~幻の名曲 Embryoと1970年のピンクフロイド~ & All Time Best !!」

2020年11月4日(水)名古屋 ElectricLadyLand
2020年11月7日(土)大阪府 soma
2020年11月13日(金)東京都 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

原始神母 配信ライブ

配信日時:2020年11月13日(金)19:15~
配信チケット販売URL:https://twitcasting.tv/meow82469875/shopcart/31009

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