JAM Projectが結成20周年を記念して、縁のあるアーティストをゲストに迎えて行った一夜限りのこのイベント。
その後ステージにはFLOWが残り、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」のオープニングテーマ「COLORS」をパフォーマンス。KEIGOはメンバーを代表して「JAM Project20周年おめでとうございます! 本当は会場で(有観客の)ライブをやれたら最高ですけど、オンラインでは日本中、そして世界中がつながることができるので。今日は、FLOWなりに祝い散らかしたいと思っています!」と祝福を述べた。最後にはJAM Projectの影山と奥井を招き、スモークが吹き上がる舞台で代表曲「GO!!」をにぎやかに歌唱。チャット欄にウェーブやシンガロングを沸き起こし、画面越しにすさまじい一体感を生み出した。
angelaは最新シングル曲「乙女のルートはひとつじゃない!」でライブを開始。目まぐるしく展開していくこの曲の中でatsukoは声色を使い分け、ファンタジックな世界観を生み出した。atsukoは「改めまして、ALI PROJECTです! 反応はないけど、チャット欄には『www』という文字があふれていることでしょう!」と恒例の“名乗り芸”をかまして視聴者を笑わせたあと、ステージにゲストとしてJAM Projectの福山を呼び込む。福山がステージ袖から舞台に現れるも、atsukoは「『どうも影山ヒロノブです!』って言って登場してくれるって言ったじゃないですか!」と名乗り芸をリクエスト。福山が「どうも、ジョン・レノンです!」と再登場するという仲睦まじいやり取りが見られた。angelaと福山は「Shangri-La」でコラボレーション。atsukoの伸びやかな歌声に福山のハモりが美しく重なった。その後JAM Projectのメンバー全員がステージに登場し、「HERE WE GO!」をパワフルに披露。チャット欄には拳を振り上げるごとく「ふぁいふぁい!」の文字がすさまじいスピードで流れていった。
転換中のMCでは影山が「せっかくの20周年だけど、とんでもない年になってしまいましたね」と予定していたアニバーサリーツアーが中止になってしまったことに残念そうな顔を見せながらも、「今世界中がなんとか1日でも早くまた元に戻るようにとめっちゃがんばってると思うんだよね。日本は今年オリンピックだったじゃないですか。なのでJAM Projectの20周年のコンサートツアーも来年仕切り直しでやろうよ」と提案。視聴者はコメントでその思いを応援し、来年に思いを馳せた。3組目のゲストのALI PROJECTは、JAM Projectとのコラボレーションによる「卑弥呼外伝」でライブをスタート。宝野と奥井を中心とした貫禄のある歌声で荘厳な空気を生み出した。圧巻のハーモニーに拍手があふれる中、宝野は「今日はこのようなフェスに呼んでいただけて光栄です」とコメント。そしてスモークの中で妖艶に踊るダンサーをバックに「暗黒天国」を披露した。最後には赤い花びらが舞うスクリーンを背景に「阿修羅姫」を歌唱。深い余韻を残し、視聴者に惜しまれながらステージを去って行った。
GRANRODEOはライブ序盤から惜しみなくキラーチューン「Can Do」を披露。「Once & Forever」ではJAM Projectの遠藤ときただにをステージに呼び込み、ハイテンションなパフォーマンスを繰り広げた。その後JAM Projectの影山、奥井、福山も舞台に登場し、舞台上にはGRANRODEOとJAM Projectが勢ぞろい。KISHOWはJAM Projectとの思い出を語り、「JAM Projectが駆け上がってくれて、その背中を見ることができてすごく幸せ」と顔をほころばせた。そして2組はGRANRODEOがJAM Projectに提供した楽曲「ROCK五銃士」でコラボレート。熱い歌声が交わり合うこの日ならではのスペシャルバージョンで楽曲を届けて視聴者を喜ばせた。JAM Projectがステージを去ったあと、KISHOWは改めて「こういうご時世でこういう形で実現できてうれしいです。本当に20周年おめでとうございます!」と祝福。最後に9月9日にリリースしたばかりのシングル曲「情熱は覚えている」を披露し、白熱のアクトを終えた。その後JAM Projectと、彼らに合わせて黒とゴールドの衣装を身にまとった宝野がステージに登場。2組はALI PROJECTがJAM Projectに提供した楽曲「龍驤-Ryujou」でコラボし、6人による渾然一体のハーモニーで視聴者を魅了した。
フェスは終盤を迎え、いよいよJAM Projectのステージがスタート。ドラゴンが空を飛んでいく迫力のある映像をバックに、5人は最新アルバムの表題曲「The Age of Dragon Knights」で勇ましくライブの幕を開けた。その後JAM Projectは「スーパーロボット大戦T」の主題歌「Tread on the Tiger's Tail」を熱演。さらにFLOWよりKOHSHI、KEIGO、TAKE(G)をゲストに迎えて、彼らがJAM Projectに提供した「ジャイアントスイング」をタオルを振り回しながら楽しげにコラボレーションした。続く「静寂のアポストル」では作曲を担当したブラジルの歌手ヒカルド・クルーズが映像で参加。リモートでの参加にはなったが、国を超えたコラボにチャット欄には歓喜のコメントが流れる。「THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~」ではステージ上に次々と炎が吹き上がると共に、燃えたぎるような5人の歌声が響きわたった。そしてこの日の出演者がステージに集合し、フェスはクライマックスへ。JAM Projectと仲間たちは「V」の文字が輝くスクリーンをバックに「VICTORY」を高らかに歌唱した。ラストナンバーは「SKILL」。出演者は飛び跳ねたり、会場を走り回ったりと笑顔で大騒ぎ。チャット欄にはこの曲ではおなじみの「MOTTO! MOTTO!!」の文字が弾幕のように並び、大盛り上がりの中特別な一夜はフィナーレを迎えた。
このイベントの模様は9月27日までアーカイブ配信されている。
JAM Project「JAM Project 20th Anniversary Special JAM FES.〈JAPAN ANISONG MEETING FESTIVAL〉」2020年9月19日 セットリスト
01.
(迷宮のプリズナー~VICTORY~Rocks~Crest of "Z's"~Wings of the legend) / JAM Project
02. GONG / JAM Project&ALL Vocalist collaboration
03. COLORS /
04. 風ノ唄 / FLOW
05. GO!! / FLOW×影山ヒロノブ×奥井雅美
06. 乙女のルートはひとつじゃない! /
07. Shangri-La / angela×福山芳樹
08. HERE WE GO! / angela×JAM Project
09. シドニア / angela
10. HERO / JAM Project
11. 卑弥呼外伝 /
12. 暗黒天国 / ALI PROJECT
13. 阿修羅姫 / ALI PROJECT
14. Can Do /
15. Once & Forever / GRANRODEO×遠藤正明×きただにひろし
16. ROCK五銃士 / GRANRODEO×JAM Project
17. 情熱は覚えている / GRANRODEO
18. 龍驤-Ryujou / JAM Project×宝野アリカ(ALI PROJECT)
19. The Age of Dragon Knights / JAM Project
20. Tread on the Tiger's Tail / JAM Project
21. ジャイアントスイング / JAM Project×KOHSHI&KEIGO&TAKE(from FLOW)
22. 静寂のアポストル / JAM Project(with ヒカルド・クルーズ)
23. THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~ / JAM Project
24. VICTORY / JAM Project&ALL Vocalist collaboration
25. SKILL / ALL LINEUP
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