「呶々々」は重厚なバンドサウンドとキャッチーなリフ、切迫感のある村上学(Vo, G)の歌声と歌詞が印象的な楽曲。村上はこの曲について「白でも黒でもない、善でも悪でもない、右でも左でもない……かといってそれはそこに存在しないわけではない。あらゆる正論は、時として人を八方塞がりにして、身動きを取れなくさせますが、私はこの矛盾を、立ちはだかる壁ではなく、次のステージに進む扉だと思って、面白がっていたい。『呶々々』はそんな扉を蹴り破らんとする一曲であり、聴いてくださった方の心情が加わって『呶々々々』に変化したら……なんて想像をしています」とコメントしている。
YouTubeではテスラのライブ撮影を行ってきたフォトグラファー・酒井ダイスケが監督を務めたミュージックビデオも公開された。
村上学(テスラは泣かない。)コメント
“くどくどと言う様子”を意味する「呶々(どど)」にさらに「々」を加えたタイトル「呶々々(どどど)」は、いかにも歌詞の文字量が多い楽曲になりました。
あらゆる立場からあらゆる発言が交差する時代の仕組みは、多様性を肯定し、多くの選択肢を生み出す社会を成し得るはずでした。
しかし、実際はその逆で、世間は、白でも黒でもないことが存在することに、以前に増して居心地の悪さを感じるようにもなったのかもしれません。
サビで繰り返す「Never say never」、意訳は「“絶対にない”は絶対にない」です。
とても矛盾のある台詞です。そして、この“矛盾”こそが、この世の中の面白いところであり、そもそもの大前提だと私は思っています。
白でも黒でもない、善でも悪でもない、右でも左でもない……かといってそれはそこに存在しないわけではない。
あらゆる正論は、時として人を八方塞がりにして、身動きを取れなくさせますが、私はこの矛盾を、立ちはだかる壁ではなく、次のステージに進む扉だと思って、面白がっていたい。
「呶々々」はそんな扉を蹴り破らんとする一曲であり、聴いてくださった方の心情が加わって「呶々々々」に変化したら……なんて想像をしています。
以上、僭越ながら楽曲解説でした。なんとも呶々として語ってしまいました。悪しからず。
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