テスラは泣かない。再会を胸に思いぶつけた活動休止前最後の対バンライブ

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テスラは泣かない。が昨日7月3日に東京・shibuya eggmanで活動休止前ラストツアー「MOON release tour "MOOOOOON 2021"」のセミファイナルにあたる追加公演を開催した。

テスラは泣かない。(撮影:山川哲矢)

テスラは泣かない。(撮影:山川哲矢)

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テスラは泣かない。は本日7月4日にeggmanで行うワンマンライブをもって活動を休止。セミファイナルとなった前日の追加公演には親交の深いthe quiet roomSAKANAMONがゲスト出演し、3組による対バンライブが展開された。

the quiet room(撮影:山川哲矢)

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1番手のthe quiet roomは「Fressy」を1曲目に演奏し、続けて「Instant Girl」「平成ナイトコウル」と人気曲を並べて観客を盛り上げる。菊池遼(Vo, G)はテスラの活動休止について「前向きな活休とは聞いているけど、こうやって対バンがしばらくできなくなるのは寂しいです。テスラは先輩というか兄弟。たくさんお世話になりました」と感慨深げにコメント。また思い出を語る中で、テスラの村上学(Vo, G)からツアー中にもらったギターストラップを今も使い続けていることを明かした。その後、彼らは8月4日にリリースする1stアルバム「花束のかわり」の収録曲「キャロラインの花束を」「グレイトエスケイプ」を披露したほか、コロナ禍の世の中を生きる人々に向けて「You」を捧げた。

SAKANAMON(撮影:山川哲矢)

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続いてのバンドは、2021年に入ってこの日が3回目のライブとなったSAKANAMON。彼らは「FINE MAN ART」で勢いよくライブをスタートさせ、「マジックアワー」の演奏中、藤森元生(Vo, G)は「愛してるよ テスラ!」と歌詞の一部を替えて叫んだ。またMCでは、テスラの吉牟田直和(B)が2016年から2017年にかけて活動休止した際に、SAKANAMONの森野光晴(B)と、the quiet roomの前田翔平(B)がテスラのライブをどのアーティストよりも多くサポートしたことや、プライベートでの親交に触れつつ、レーベルメイトとしてテスラがいてくれたことに感謝の言葉を述べた。その後バンドは「CORE」「アリカナシカ」「TSUMANNE」など言葉遊びを織り交ぜた歌詞がSAKANAMONらしい楽曲群を連投。さらに活休するテスラへの惜別の思いを込めて「テヲフル」を歌い、最後に自らのバンド人生への思いが詰まった楽曲「ロックバンド」を披露してステージをあとにした。

村上学(Vo, G / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)

村上学(Vo, G / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)[拡大]

左から藤森元生(SAKANAMON)、村上学(テスラは泣かない。)。(撮影:山川哲矢)

左から藤森元生(SAKANAMON)、村上学(テスラは泣かない。)。(撮影:山川哲矢)[拡大]

飯野桃子(Piano, Cho / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)

飯野桃子(Piano, Cho / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)[拡大]

テスラは泣かない。は一斉に音を出し、村上が「一緒に大噴火しましょう、よろしくどうぞ!」と叫んで気合い十分に「サラバ」でライブの口火を切った。曲中には村上が「いきなり『サラバ』なんて意地悪だと思ったかもしれませんが、別れを言いに来たんじゃありません。新しい始まりと、再会への決意を表すためにここに来ました」と宣言し、喝采を浴びた。テスラはラップありの「new era」で強烈なグルーヴを生み出し、ピアノリフが小気味よく響く「Lie to myself」ではサビで爆発力のあるアンサンブルを奏で、場内の熱気を上げていく。「my world is not yours」では緩急の効いたアレンジで観客の気持ちをステージに引き寄せていった。「都会」では、SAKANAMONの藤森がゲスト参加し、村上と並んで熱唱した。

吉牟田直和(B / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)

吉牟田直和(B / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)[拡大]

實吉祐一(Dr / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)

實吉祐一(Dr / テスラは泣かない。)(撮影:山川哲矢)[拡大]

テスラは続いて、電話の着信音をサンプリング使用した実験的な楽曲「CALL」や、クラシックロックを彷彿とさせるギター、ベース、キーボード、ドラムのアンサンブルがスリリングな「STOMP」など最新アルバム「MOON」の収録曲を次々にパフォーマンス。村上はさまざまな思いが込み上げてきたのか暴走気味のトークを展開し、メンバーや観客が若干困った様子を見せる。しかし彼は話を続け、「ライブは、ステージとフロアのフィーチャリングですわ」と言い放ち、「呶々々」(どどど)を投下。間髪入れずに「アテネ」「アンダーソン」とキラーチューンを畳みかけ、ステージを去った。

アンコールの拍手に応えて再びステージに上がったテスラ。村上は活動休止について「必ず戻ってきますとは言ったので、必ず戻ってくるんですが、それまで待っててくださいと言えるほど甘くないと思ってます。それまで元気に生きていていただければ……。バンドのことを忘れる人がいてもけっこうなので」と話しつつも、「カッコいい曲を作って、生まれ変わってまたステージに戻ってきたら、忘れてた人の記憶をフラッシュバックさせる。必ず戻ってくる。今日は本当にありがとうございました」と再会をファンに約束した。テスラは最新アルバムの最後を飾る「朝陽」、そしてドラマチックな「Like a swallow」を演奏し、活休前最後の対バンライブを熱く締めくくった。

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「MOON release tour "MOOOOOON 2021"」2021年7月3日 shibuya eggman セットリスト

the quiet room

01. Fressy
02. Instant Girl
03. 平成ナイトコウル
04. キャロラインの花束を
05. グレイトエスケイプ
06. Landscape
07. You
08. パレードは終わりさ

SAKANAMON

01. FINE MAN ART
02. マジックアワー
03. 空想イマイマシー
04. CORE
05. アリカナシカ
06. クダラナインサイド
07. TSUMANNE
08. テヲフル
09. ロックバンド

テスラは泣かない。

01. サラバ
02. new era
03. Lie to myself
04. my world is not yours
05. 都会
06. CALL
07. STOMP
08. コインランドリー
09. 呶々々
10. アテネ
11. アンダーソン
<アンコール>
12. 朝陽
13. Like a swallow

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