銀杏BOYZ、スマホ通じて届けた初の配信ライブ「誰もいないなんて思えない」

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銀杏BOYZが昨日8月12日に東京・渋谷La.mamaで無観客ライブ「銀杏BOYZ スマホライブ2020」を行い、スペースシャワーネットワークのライブ配信サービス・LIVEWIREを通じて有料配信した。

「銀杏BOYZ スマホライブ2020」の様子。(撮影:村井香)

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「銀杏BOYZ スマホライブ2020」の様子。(撮影:村井香)

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6月から開催予定だったツアー「2020年銀杏BOYZの旅」の神奈川・横浜アリーナ公演を中止、それ以外の公演を2021年に延期した銀杏BOYZ。8月11日には6年9カ月ぶりのニューアルバム「ねえみんな大好きだよ」を10月21日にリリースすることを発表しファンから注目を集める中で、初の生配信オンラインライブを開催した。本ライブはスマートフォンでの視聴が推奨されており、複数台のスマートフォンの動画撮影画面をそのまま配信。まるでライブ会場でスマホをステージに向けて掲げ、その画面を観ているかのような臨場感あふれる映像が視聴者に届けられた。

東京・渋谷La.mamaに到着した峯田和伸。(撮影:村井香)

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開演時間になると夜の街を歩く峯田和伸の姿が配信画面に映し出される。渋谷La.mamaに到着した峯田は手指の消毒と検温を行い階段を下っていき、マスクを装着したバンドメンバーが待つステージに合流。「2020年8月12日、銀杏BOYZ、歌います」と宣言し、峯田の声とバンドの荒々しい演奏がぶつかり合う「大人全滅」でライブをスタートさせた。峯田がリッケンバッカーを抱えてノイジーなギターを鳴らし始まったのは「NO FUTURE NO CRY」。会場で観客の合唱はなくともメンバーと共に全力で声を重ね、それぞれの場所で視聴するファンに熱量の高いパフォーマンスを届けた。

「銀杏BOYZ スマホライブ2020」の様子。(撮影:村井香)

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「エンジェルベイビー」では「hello my friend そこにいるんだろ」と画面の向こうのファンに呼びかけ、「YOU & I」では額をマイクに打ち付けながら熱唱した峯田。4曲を歌ったところで一旦換気のためバンドメンバーと共に会場をあとにし、夜風を浴びながら階段へと移動した。峯田はタバコを吸いながらメンバーと他愛のない会話を繰り広げ、「じゃあ行くか」と再びステージへと戻る。ニューアルバムのリリースが決定した旨をファンに報告し、「普段の渋谷La.mamaだと俺の30cm前にはお客さんの顔があって。1人ひとり照明に照らされてグシャグシャで笑ってる顔、泣きじゃくってる顔、歌詞とまったく関係ないことを叫んでいる男……いろんな人がいる。でも今日は目の前に誰もいません。ただそちら側には画面を覗き込んでいる人たちがたくさんいるらしくて。今日ライブが始まってから今まで、誰もいないなんて思えなくて、“やっぱりいるな”と思いながらやっています」と初めてのオンラインライブの感想を述べた。

銀杏BOYZ(撮影:村井香)

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峯田は今はもうここにはいない、プロレスラーの木村花や敬愛していたイノマー、遠藤ミチロウ、祖母、友人の名前を挙げ「俺は今日、渋谷La.mamaで歌っています。みんなに届いてくれればいいなと思います」と語り、「夜王子と月の姫」でライブを再開。ミラーボールの光が会場中を照らす中「世界の終わり来ても僕等は離ればなれじゃない 世界の終わり来てもきっと君を迎えにゆくよ」と画面の向こうにいるファンに語りかけるように歌った。真っ赤な照明に照らされた峯田はアコースティックギターを抱えて「光」を祈るように絶唱。アグレッシブに演奏を繰り広げる5人の姿が躍動感あふれるカメラワークで視聴者に届けられた。

銀杏BOYZ(撮影:村井香)

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その後、銀杏BOYZはバンドの真骨頂である、ポップさと切なさを持ったメロディと甘酸っぱいギターフレーズが印象的なラブソング「アーメン・ザーメン・メリーチェイン」を披露。まだ音源化されていないこの曲を峯田は盤石なビートに乗せて気持ちよさそうに歌い上げた。代表曲「BABY BABY」を熱唱した峯田は「銀杏BOYZの配信ライブを楽しみにしてくれている人がいて、その気持ちに救われました。1人ひとりにお礼を言ったらキリがないので気持ちを込めていつも通り歌いました。また会えたらうれしいです」とファンにメッセージを伝え、サポートを務めるバンドメンバーの山本幹宗(G)、藤原寛(B, Cho / AL)、岡山健二(Dr / classicus)、加藤綾太(G / 2)を紹介。そして「(このバンドで)あと何回できっかな。ずっとやりてえな。メンバーにもどうもありがとう。アルバムのレコーディング終わったけどまた新曲ができてしまったので持ってきます」とバンドメンバーにも感謝の気持ちを伝えた。

「銀杏BOYZ スマホライブ2020」の様子。(撮影:村井香)

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峯田が「いつか会えますようにという気持ちを込めて」と思いを込めて歌い始めたラストナンバーは「ぽあだむ」。カメラに向かって投げキッスをしたりレンズをなめたりとやりたい放題で歌い、にぎやかな雰囲気の中でパフォーマンスを終えた。峯田は最後に「世界中の皆様、銀杏BOYZでした。また会いましょう」とカメラ目線で語り、レンズを指で覆って配信を終了させた。

本ライブの見逃し配信は8月18日(火)23:59までLIVEWIREで実施中。視聴チケットは同日21:00まで販売されている。

「銀杏BOYZ スマホライブ2020」2020年8月12日 セットリスト

01. 大人全滅
02. NO FUTURE NO CRY
03. エンジェルベイビー
04. YOU & I
05. 夜王子と月の姫
06. 光
07. アーメン・ザーメン・メリーチェイン
08. BABY BABY
09. ぽあだむ

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