OKI DUB AINU BAND、初のデジタルシングルは9分超えの力作

OKI DUB AINU BANDが7月25日にバンド初のデジタルシングル「EAST OF KUNASHIRI」をリリースする。

この楽曲は、すでに廃盤となっている2006年リリースのアルバム「OKI DUB AINU BAND」収録の「イースト・オブ・国後」を現体制で新たにスタジオレコーディングしたもの。9分を超える力作で、後半に向かうにつれ高揚感が増すダブミュージックに仕上がっている。ミックスは内田直之が手がけた。

Bandcampでは現在楽曲の先行配信を実施中。またYouTubeではプロモーション動画が公開されている。

OKI コメント

2002年夏、サハリンの南の港コルサコフを夕方出港、夜明け前、船はクナシリとエトロフ間の水路を静かに進む。誰の眠りも妨げない静かな海の向こうに燠火のように真っ赤な朝焼けを背にエトロフ島が姿を表す。右舷方向にはまだ夜に黒々と横たわるクナシリ島二重カルデラのチャチャ岳。北海道はすぐそこだというのに何千キロも遠く離れたところに来たような錯覚を覚える。船の上でおれは過ぎ去った長い時間を見ていた。
やがて前方の一点から霧が湧き上がり、チャチャ岳はゆっくりとしかし素早くその姿を消した。まだ見ぬクナシリの東に連なる島々 EAST OF KUNASHIRI
9分12秒の旅をお楽しみください。