ライブナタリーによる無観客配信ライブの第1回「ライブナタリー “
ライブには眉村ちあきとトリプルファイヤーが出演。視聴者は2組のステージを楽しみながら、チャットやTwitterにその感想を書き込み盛り上がった。
トリプルファイヤーがライブを行うのは2月の自主企画イベント「アルティメットパーティー7-3」以来5カ月ぶり。彼らはシマダボーイ(Per)と沼澤成毅(Key / ODOLA、夜はいま)を迎えた6人編成でパフォーマンスを展開した。ライブ中継が始まると、画面には持ち場につくメンバーと笑顔でたたずむ吉田靖直(Vo)の姿が。「2020年のコロナ禍、それぞれ思うことがあると思うけど、行くっきゃないっしょ! 行くっきゃない!」と吉田が景気付けに声を張り上げ、トリプルファイヤーはライブ定番曲「カモン」でライブを始めた。メンバーが淡々と鳴らすサウンドに合わせて吉田は「こんなもんじゃねえだろ!行けるっしょ」「カモン!」など視聴者を執拗に煽り続けた。その後も彼らはライブでたびたび披露してきた「ちゃんとしないと死ぬ」「Jimi Hendrix Experience」をパフォーマンス。「サクセス」「諦めない人」では躍動感のあるセッションを繰り広げ、心地のいいグルーヴを生み出した。
吉田が「眉村ちあきさんとの対バン。サプライズ的なコラボとかそういうことはきっとありません。でも対バンって普通はそういうものじゃないですか」と視聴者に語ったあと、メンバーは哀愁漂う「シルバースタッフ」「ここではないどこか」を演奏。吉田は音程とリズムを確かめるように体を揺らしながらこの2曲を歌唱した。トリプルファイヤーは「バー」で息の合ったプレイを見せたあと、アップテンポな「お酒を飲むと楽しいね」「相席屋に行きたい」を畳みかけ、ラストをディスコ調の「ギフテッド」で飾って眉村へとバトンを渡した。
ステージの転換が終わると、おもちゃの小型ベンツにまたがった眉村がフロアに登場。実体験をつづった「教習所」を床に寝転がったり髪を振り乱したりしながら熱演した。ベンツを降りてステージに上がった彼女は、トリプルファイヤーの「銀行に行った日」に共感したエピソードを織り交ぜつつ「Teeth of Peace」を歌い、画面の向こうにいるマユムラー(眉村ファンの呼称)にシンガロングを求めるなど、無観客ライブながらもファンを意識したパフォーマンスを見せた。
その後、「よーし。力がみなぎるぞ!」と目を見開いた眉村は、ギターをかき鳴らしながら「顔面ファラウェイ」「あたかもガガ」をパワフルに歌唱。「私についてこいよ」では小型ベンツを自力で運んだ苦労についてアドリブで歌い、自身を鼓舞するように「大丈夫」をアコースティックギターで弾き語った。「緑のハイヒール」で軽快なサウンドを聴かせたあと、眉村は過去に新宿LOFTでのライブで大泣きした出来事を振り返り、「ステージに出てきていきなり泣くやつって恐いじゃん? でもみんなが『大丈夫だよ。がんばれ』って言ってくれて。きっと今も言ってくれてるのかな?」とマユムラーに思いを馳せた。さらに彼女はライブのスタッフやファンに感謝を述べたあと、愛犬への思いを込めて「スーパードッグ・レオン」を笑顔いっぱいで届け、最後の「手を取り合うからね」へ。ファンから募集したコーラスが盛り込まれたこの曲をはつらつと歌い上げ、Y字バランスを披露してステージを締めくくった。なお2組のライブの模様は本日7月15日23:59までアーカイブ公開中。
7月29日(水)20:00からはライブナタリーによる無観客配信ライブの第2回として、peridotsが新宿LOFTでワンマンライブを開催する。
「ライブナタリー “眉村ちあき×トリプルファイヤー” at SHINJUKU LOFT」2020年7月14日 セットリスト
トリプルファイヤー
01. カモン
02. ちゃんとしないと死ぬ
03. Jimi Hendrix Experience
04. サクセス
05. 諦めない人
06. シルバースタッフ
07. ここではないどこか
08. バー
09. お酒を飲むと楽しいね
10. 相席屋に行きたい
11. ギフテッド
眉村ちあき
01. 教習所
02. Teeth of Peace
03. 顔面ファラウェイ
04. あたかもガガ
05. 私についてこいよ
06. 大丈夫
07. 緑のハイヒール
08. スーパードッグ・レオン
09. 手を取り合うからね
ライブナタリー “peridots” at SHINJUKU LOFT
配信日時:2020年7月29日(水)20:00~21:15(予定)
チケット販売URL:https://ticket-live.natalie.mu/
<出演者>
peridots
市ノ瀬茂樹 @s1gek11nose
https://t.co/7OMBL15kdE