超特急「君と僕なら間違いない」“最強の8号車”と8周年祝った初の生配信ライブ

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超特急が昨日6月10日に、有料配信ライブ「8th Anniversary Special Studio Live『超特急とStand up!!!!!!!!』」を実施した。

超特急(撮影:米山三郎)

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超特急(撮影:米山三郎)

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本来6月10日にはアリーナツアー「ARENA TOUR 2020 SPRING WELCOME TO THE BULLET TRAIN DINER」の神奈川・ぴあアリーナMM公演を行うはずだった超特急。新型コロナウイルス感染拡大防止のためツアー全4公演が中止となってしまったが、8周年のCDデビュー記念日、さらにはニューシングル「Stand up」のリリース日であるこの日に自身初の配信ライブを行い、8号車(超特急ファンの呼称)と同じ時間を共有した。

タカシ(撮影:米山三郎)

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ライブスタート前には、配信ライブならではのアクシデントが。視聴者のアクセスが集中した影響でアプリが正常に作動せず、開演時間が大幅に遅れることになってしまった。するとメンバーは急遽、調整中の配信画面に音声のみで登場。「Stand upラジオ」なる即席のラジオ番組を始め、ライブスタートを待つ8号車を軽快なトークで盛り上げる。SNSに投稿されるメッセージを通してファンとコミュニケーションを取った約20分間の“ラジオ”の中では、この日の朝に8号車がTwitterで「#超特急8周年おめでとう」というハッシュタグをトレンド入りさせたことも語られ、タカシは「みんなの力は最強。8号車、最強やね」と声を弾ませていた。

超特急(撮影:米山三郎)

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2月に行われたファンクラブツアー以来約4カ月ぶりの超特急のライブは、3月に5人の新体制となってから初めてのライブでもあった。彼らが“一歩目”の曲に選んだのは、2018年の春にリリースされた「a kind of love」。イントロが鳴りだしたと同時にカメラが楽屋にいるユーキの姿を捉えると、ユーキはほかのメンバーを探しに楽屋を飛び出す。タクヤが合流したのち、カイ、リョウガもカメラの前へ。ユーキの手には「TRAIN」のバラ、タクヤの手には「Shake body」のダンベル、カイは「POLICEMEN」の警棒、リョウガは「Bloody Night」のマントと、4人が身に着けているアイテムはそれぞれの初センター曲を連想させるものだ。初センター曲のリリース順にメンバーが合流し歩みを進めるスタジオの廊下や階段にも、活動初期の衣装や過去のツアーTシャツが飾られ、メンバーはグループの8年間の歩みを感じられるような演出で冒頭から視聴者を楽しませる。最後に姿を見せたタカシは、デビュー当初、上京前でライブに出られなかった際に超特急のステージに置かれていた自身の等身大パネルの後ろから登場。配信スタジオにたどり着いた5人は、弾けるような笑顔をカメラに向けながらライブをスタートさせた。

企画コーナーの様子。(撮影:米山三郎)

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タクヤの「観ている皆さんも一緒に踊ってください!」という呼びかけから、続く「My Buddy」へ。メンバーは口々に掛け声を飛ばして、普段のライブと同じように8号車をパフォーマンスに巻き込んでいく。ラストサビでは円になった5人をステージ中央に入ったカメラが捉え、視聴者がメンバーに囲まれたような気分を味わえる配信ライブならではのカメラワークも。2曲を終えるとメンバーは順に自己紹介を行い、ユーキは「ひさびさにライブできてますから! 皆さんも(会場に)来た気持ちで、一緒に楽しんでください!」と8号車に語りかけた。

企画コーナーの様子。(撮影:米山三郎)

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このあとに用意されたのは、ユーキ持ち込みによるゲーム企画。5人は超特急の楽曲当てクイズなど3つのゲームでポイントを争い、罰ゲームを免れるべく火花を散らした。風船が爆発するまで魚の名前を順に挙げ続ける最終戦の「風船爆発ゲーム」では、逆転を狙い獲得ポイントアップを提案したユーキが「イクラ!」「シメサバ!」「イカ!」と、なかなか魚の名前を答えられずに“自爆”。「悔しいです!」と唇を噛みつつ「でも、皆さんと楽しめたことがとてもよかったと思います」と企画コーナーをまとめていた。

カイ(撮影:米山三郎)

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カイが「ここからまた切り替えて、最高の時間にしましょう!」と言うと、「Booster」でライブ再開。ダンサー陣がスピーディにつなぐラップの勢いに呼応するようにタカシの歌声にも一層の熱が入り、ユーキはダイナミックでキレ味鋭いアクロバット技でパフォーマンスを盛り上げる。続く「Kiss Me Baby」では8号車を挑発するような5人の表情をカメラがアップで捉え、タカシは吠えるようなシャウトでワイルドに曲を歌い上げた。

ユーキ(撮影:米山三郎)

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ここでリーダーのリョウガは超特急がこの日CDデビュー8周年を迎えたことに触れ「いろいろなことがあったけど超特急の夢は変わりません。東京ドームに向かって全速前進走っていきたいので、これからも仲間として、メンバーとして、同じ景色を見られたらと思います」と8号車に語りかけた。こののちに届けられたのは、初パフォーマンスの新曲「Stand up」。ダンサーの4人は軽快にリズムを刻みながらラップを披露し、タカシはさわやかにメロパートを歌い上げる。ユーキが振り付けを担当したダンスには、歌詞に登場する超特急の楽曲のフレーズに合わせ、それぞれの曲の象徴的なポーズや振り付けが。グループの歩みを歌とダンスで描き出すこの曲を、5人は力強い笑みを浮かべながらカメラの向こうの8号車へと届けた。

タクヤ(撮影:米山三郎)

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ラストには、いつも8号車のエネルギッシュなコールが超特急のパフォーマンスを彩る「Drawイッパツ!」が披露された。最後まで視聴者と双方向で盛り上がることを意識したパフォーマンスを終え、5人はファンへメッセージを送ることに。カイが「デビュー日に8号車の皆さんとつながることができて、幸せな時間でした」と言うと、タクヤは「今にしかできない素敵なライブができたんじゃないかなと思います」と手応えを語った。

リョウガ(撮影:米山三郎)

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ユーキは「みんなの前でこうして踊ることができて……コロナがあったから、これまで当たり前にできていたことの大切さを感じられました」と思いを噛み締め、タカシは「超特急はまだまだ未完成なグループ。もっとがんばって、皆さんに笑顔を届けます」と誓う。そして最後にリョウガは「10周年、15周年……88周年まで! 皆さんと一緒にやっていけたらなと思っております……ここツッコむところだよ?(笑)」と、楽しげに未来へ向けた思いを口にしていた。

超特急(撮影:米山三郎)

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6曲を終えてメンバーはカメラの前から姿を消したが、タカシの「アンコールが聞こえる!」という声でライブはアンコールに突入。5人は「Burn!」で完全燃焼するような勢いのパフォーマンスを見せ、カイは「画面の向こうでも声出して!」と8号車に訴えかけた。メンバー全員による大サビの大合唱で曲を終え、リョウガは「“君と僕なら間違いない”と思うことができたと思います」と、「Stand up」の歌詞を引用して8号車に思いを伝える。そして彼は「以上、僕達は!」といつものように呼びかけ。メンバーと8号車による、いつもの「超特急でした!」で、配信ライブは幕を閉じた。

超特急「8th Anniversary Special Studio Live『超特急とStand up!!!!!!!!』」2020年6月10日 セットリスト

01. a kind of love
02. My Buddy
03. Booster
04. Kiss Me Baby
05. Stand up
06. Drawイッパツ!
<アンコール>
07. Burn!

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