加藤シゲアキ(
原作となるのは、2015年に出版された加藤の短編小説集「傘をもたない蟻たちは」に収録されている「染色」。美大生の日常と葛藤を描いたこの小説を、加藤は知人から美大に関する情報収集をしながら執筆したため、現実の美大生がリアルに描かれていると話題になった。舞台の演出は、加藤の主演舞台「グリーンマイル」に参加した演出家・
正門が演じるのは、周りに才能を認められ何不自由なく過ごしながらも、そんな毎日を退屈に感じながら日々を送る美大生の市村。彼はある日、壁にグラフィティアートを落書きする謎の女性・美優と出会い、彼女の不思議な魅力に魅せられて一緒に行動するようになる。
加藤シゲアキ コメント
「加藤さんの作品をどれか舞台化しませんか?」スタッフからそう相談されたのが始まりでした。
そのとき僕の頭に浮かんだのは、『傘をもたない蟻たちは』という短編集の冒頭に収められた『染色』という作品でした。
自分自身が今作を舞台で観たいと思ったのです。
「でしたら加藤さん、戯曲を書きませんか」スタッフから次にそう言われました。
仕事がいくつか重なっている時期だったのでお断りしようと思ったのですが、ふと脳内に戯曲化された『染色』が広がりました。そしてその内容は原作とは少し違ったストーリーでした。
妖艶な気配はそのままに、美大生たちが織りなす群像劇。これは自分にしかできないのではないか。
原作者だからこそ、大胆に変更することが可能なのではないか。そう思い直し、この話をお受けすることにしました。
とはいえ原作とは異なる内容に、同名のタイトルを付けていいのか。試行錯誤した揚げ句、『染、色』という形で、読点を加えることにしました。
『染色』であり『染色』ではない。そんな不思議な戯曲をお届けできたらと思い、目下
正門良規 コメント
主演舞台をこんなにも早く、そして、加藤シゲアキくんの作品で務められるという事がとても光栄です。
役者としての経験も少なく、お芝居もまだまだ未熟で不安もありますが、主演として役と向き合えることに心から喜びを感じています。市村と美優の出会いが物語にどういう影響を与え、どのような変化をもたらしていくのか、原作ファンの方はもちろん、はじめて物語に触れられる方にも、舞台『染、色』の世界を楽しんで頂けるように精一杯頑張ります。
染、色
2020年6月4日(木)~21日(日)東京都 東京グローブ座
2020年6月25日(木)~28日(日)大阪府 エブノ泉の森ホール
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まさかどめも。 @masakado66
加藤シゲアキが初めて舞台脚本に挑戦、主演はAぇ! group正門良規 - 音楽ナタリー
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